恋三昧

【18禁】 BL小説取り扱い中。苦手なかた、「BL」という言葉に聞き覚えのないかた、18歳未満のかたはご遠慮ください。

2013年12月

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柔らかい夜に魔法はいらない (6)


「…んだよ」
「えーーー、何でそんな怒ってんの!?」

 俺がいない間に何があったの!? と、亮はひどく慌てる。
 大体からして、亮が席を外していたのは、睦月のために、バイトの休みを取ろうとしたからなのに、そんなに怒らなくなって。

「むっちゃん、お姉ちゃんに電話繋がんなかったから」
「お姉ちゃん?」

 事情を飲み込めない亮は、睦月の隣に座りながら、和衣の足りない説明に首を傾げる。
 しかし睦月はこういうとき、先ほどまでのお姉ちゃんの話を、ここにいるみんなが分かっている気になっていて、亮がその話を知らないとは思っていないから、亮のために説明などしてはやらないだろう。

「つか、バイト休めたよ!」
「あっそ」
「えぇーーー、冷たっ!」

 睦月のために(半分は自分のためかもしれないが)亮は連休中のバイトの休みを獲得したというのに、睦月の態度は、あまりにも素っ気なさすぎる。
 いじける亮に、祐介が何となく同情的な視線を向けるが、翔真はヘタレな亮がおもしろくて仕方ないのか、ニヤニヤしているだけだ(ちなみに和衣はどちらかというと睦月の味方なので、睦月をあやすことに専念している)。

「でも、今から言って、よく休めたよな。…もしかしてお前、そんなに必要とされてないんじゃ…」
「ちょおっ!」

 ただでさえ、睦月の態度にしょんぼりしているのに、それに追い打ちを掛けるように、翔真がそんなことを言うものだから、亮は焦ってテーブルを叩いた。
 亮がどのくらい店の売り上げに貢献しているかは分からないが、少なくとも、辞めてもらいたいと思われるほど、迷惑がられてはいないはずだ。

「じゃあさ、むっちゃん、亮のこと言うのにお母さんに電話して、お姉ちゃんが言ってたそのお菓子、聞いてみたら?」
「んー…、お母さんで分かるかなぁ…」
「でも、亮のことは言わなきゃなんだし、ついでに聞いてみればいいじゃん」
「そっかぁ」

 お姉ちゃんに電話が繋がらなくて、ちょっとふてていた睦月に、和衣がそう提案してみる。
 これでお母さんにも電話が繋がらなかったり、繋がっても、お菓子のことは分からない、とか言われたりしたら、ますます機嫌を損ねそうだけれど……まぁ、そうなったら和衣はこっそり手を引こう。

「………………あ、もしもし、お母さん?」

 お姉ちゃんのときと違って、今度はちゃんと電話が繋がったらしい。
 みんな、何となくホッとする。

「あのさぁ、今度の連休、実家に帰るじゃん。そんときね、亮も一緒に行く。でね、姉ちゃんが買って来い、て言ってたお菓子、何ていうヤツ?」



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柔らかい夜に魔法はいらない (7)


 ……………………。

 何というか……睦月の中では、亮も一緒に行くことが決定事項だから、これでもいいのかもしれないけれど、お母さんにしたら初耳のことなんだから、もうちょっと尋ねるような言い方のほうがいいのでは…?
 これでもし、都合が悪いとか言われたら、どうするつもりなんだろう。

「え? え? そうだってば! で、姉ちゃんが言ってた…………ちょっ、何で俺が帰るって言ったときより喜んでんだよ! ねぇだから、姉ちゃんが言ってたヤツ、ちょっ……………………切れた…」

 どうやら『亮も一緒に行く』だけで、お母さんに話は通じたらしいが、お姉ちゃんが買って来てほしがっているスイーツについては、答えてもらえなかったようだ。
 睦月は呆然と、通話の切れたスマホを見つめている。

「…お母さん、スイーツ分かんない、て?」

 恐らくは『分からない』とも言われてはおらず、その質問については、ほぼ無視された状態だったことは、睦月の電話していた様子から想像が付くのだが、それをはっきり言うことは、いくら空気の読めない和衣にも出来なくて。
 恐る恐る尋ねてみれば、睦月はむぅと唇を突き出して、スマホを置いた。

「お母さん、亮も一緒に行くっつったら、めっちゃ喜んじゃって、全然俺の話聞いてくんないんだけどっ! 結局俺、姉ちゃんに何買ってけばいいんだよぉ!」

 にゃぁ~~~~! と、睦月は頭を掻きむしりながら、テーブルに突っ伏した。
 日ごろ睦月と一緒にいて、亮とか祐介とか和衣がこんなふうになっているのなら何度も見たことがあるが、睦月自身がこんな状態なのは珍しいことだ、と翔真は思った。
 それほど、お母さんもお姉ちゃんも、睦月にとっては手ごわい相手なのだろう。

「つか、むっちゃんのお母さん、何で亮のこと知ってんの?」

 亮が一緒に行くと言って喜ぶということは、睦月のお母さんと亮は、何らかの面識があるはずだが…………亮が今までに、睦月のお母さんと会ったことがあるだなんて、聞いたことがない。

「…こないだ、亮が浴衣着たの、写真、お母さんに送った」
「ふぅん? それで亮、むっちゃんのお母さんと、お友だちなの?」
「さぁ。亮、ウチのお母さんと友だちになったの?」

 自分の恋人と母親のことなのに、とんちんかんなことを答えている睦月に、睦月以外の3人の視線が、亮に向く(睦月は相変わらず、テーブルに突っ伏したまま、うにゃうにゃしている)。

「友だちになるどころか、1度だって話したこともなければ、メールのやり取りもしたことないけど…」
「でも、むっちゃんのお母さん、亮が来るの、すっごい喜んでる、て。亮、知り合いなんじゃないの?」

 そんなに不思議そうな顔をされても、亮と睦月のお母さんの間には何の面識もなく、唯一の繋がりは、先日、睦月が着付けをしてくれた浴衣姿の写真を、睦月のお母さんに送ったことくらいだが…。
 そういえばあのときも、亮の写真、とても喜ばれていた気がする。
 あの、浴衣で気を付けの写真で、亮のことをそんなに気に入ってくれたのなら、それはそれでいいんだけれど、そんなに過剰に期待されても…。



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柔らかい夜に魔法はいらない (8)


「ねぇ亮、お母さんに電話して」
「え、何で?」
「電話して、お姉ちゃんの言ってたヤツが何なのか聞いて」
「えっ、お母さんて、むっちゃんのお母さん?」

 どうして急に母親に電話などしなければならないのかと思ったら、亮のではなく、睦月のお母さんのことだったらしい。ますます以って意味が分からない。

「うん。で、お母さんから、お姉ちゃんの言ってたお菓子が何なのか、聞き出して」
「いやいやいや、それ何かおかしいから。つか、聞いたところでお母さん、お姉ちゃんが買って来てほしがってるヤツ、何だか知ってんの?」
「さぁ。でも多分、姉ちゃんが欲しているものは、お母さんも欲しがっているに違いない」
「ホント?」
「分かんない」

 適当なことを言って、睦月は、お姉ちゃんの欲しているスイーツが何なのかを聞き出す役目を亮に押し付けようとするものの、当たり前だが、うまくはいかない。
 ならば、お姉ちゃんに電話して、と言おうと思ったが、それのほうが意味不明だし、大体誰が電話しようと、今は繋がらないのだから、意味がない。

「あー……もう何か面倒くさくなってきた…」
「まだ何もしてないじゃん」
「そうだけどー…、実家帰るのって、こんなに大変だっけ? やっぱ帰んないにしようかな」
「でもお母さん、亮が来るの、楽しみにしてるんでしょ? 今さら帰んないとか言ったら、怒られるんじゃない?」
「う…」

 そもそもの部分から面倒くさくなり始めている睦月に、和衣が尤もなことを言って説得している。
 母親なんだから、息子が帰って来ることだってもちろん楽しみだろうけど、先ほどの電話の様子からして、亮が来るのをとても楽しみにしているようだったから、今さら行かないなんてことになったら…。

「じゃあ、亮は行って? 俺、怒られたくない」
「え、俺1人でむっちゃんち行くの? ネタとしてはおもしろいかもしんないけど、おかしいでしょ、それ」
「でも亮、俺んち行くために、連休、休み取ったんでしょ! 行ってよ!」
「いやいや、むっちゃんだってバイト休みでしょうが」
「むぅー…」

 本気なのか冗談なのか…………睦月の場合、真顔で冗談を言うこともあるし、シレッとどうしようもない嘘をつくこともあるが、笑顔で嘘のような本当のことを言うこともあるから、今がどれに当てはまるのか、何とも言い難い。
 もしかしたら、冗談のつもりで言ったものの、お母さんに怒られたくないために、亮だけ実家に行かせようと、心のどこかで少しは思っていたかもしれない。

「普通に帰りなよ、むっちゃん。亮と一緒にさ」
「はぁーい…」

 これを言ったのが祐介だったら、文句タラタラに言い返していたところだっただろうが、相手が翔真だったので、睦月は渋々ながら返事をした。



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柔らかい夜に魔法はいらない (9)


*****

「つか亮、よくバイト休めたな」

 和衣と睦月がまだバイトから帰って来ない夜。
 風呂から上がった翔真は、なぜか自分の部屋ではなく亮と睦月の部屋にやって来て、亮のベッドの上で勝手にマンガ本を読んでいたのだが、唐突にそんなことを言い出した。

「え、連休の話?」
「他に何があんだよ」

 マンガは読み終えたのか、枕元に放り投げると、翔真はベッドの上をゴロゴロし出す。
 たまに睦月がこういうことをしていて、かわいいな、と亮は思うけれど、昔からの友人が同じことをしてもそうは思えないのは、やはり恋人の欲目があるからだろうか。

「普段、あんま休み取りたいとか言わないからじゃね?」
「そんだけで~? だってもうシフト組んであんじゃねぇの? お前が休むてことは、他の誰かが代わりに出るてことだろ? もう休みだって言われてんのに」
「店長が出るって」
「マジで!?」

 亮の思い掛けない言葉に、翔真は、バネの壊れた人形のように、ピョーンと起き上がった。

「何で!? 何で店長がわざわざ代わってくれんの!? お前ごときのために!」
「お前な」

 翔真も、亮がバイトしている店の店長なら知っている。年が近いせいか、亮とは友だちのように付き合っていて、そのおかげで翔真も仲良くさせてもらっているのだ。
 しかしそうだとしても、今さら亮が連休に休みたいと言ったのを、あんなにあっさりと代わってくれるものだろうか。

「だってそうじゃん! お前、何したんだよ!」
「どういう意味だよ、何もしてねぇよ。連休に恋人の実家に行くから休みたい、て言っただけで」
「それじゃん!」
「イテッ」

 翔真は亮に枕を投げ付けると、再びベッドにバタンと倒れ込んだ。

 確かに亮は連休、睦月の実家に行く。そして睦月は亮の恋人だ。
 うん。亮が店長に言ったことは、何も間違いではない。

 しかし店長は、亮の恋人が睦月であることを知らないのだから、恋人は女の子と考えるわけで…………その恋人の実家に行くとなれば、それ相応のことがあると思うに違いない。
 だからこそ店長は、急な休みの要求も、すんなりと飲んでくれたのだ。

「お前バカ! 亮! バカ! お前、むっちゃんの実家行ったら、ちゃんと挨拶しろよ!?」
「は?」
「『睦月さんを僕にください!』て」
「そういう挨拶かよ!」

 むくりと起き上がった翔真が、わざわざ正座までしてバカなことを言い出すから、亮は頭を抱えて溜め息をついた。
 先ほどまではそんな素振りもなかったが、もしかしたら酔っているんだろうか。



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柔らかい夜に魔法はいらない (10)


「あのな…」
「当たり前だろ! 休み代わってくれた店長のためにも、ちゃんとして来いっ!」

 亮も、店長に電話をしながら、そういう勘違いをされるかもしれないとは思ったが、それに気が付いたのは、休みが欲しい理由を店長に話した後だったのだ。
 しかし、恋人がどんな子なのか聞かれたわけでもないのに、いきなり恋人が男であることを打ち明けるのも何だか不自然だし、恋人の実家に行くことは嘘ではないのだから…と、結局亮はそれ以上のことを言わなかったのだ。

「つか亮、お前、俺にも感謝しろよ?」
「は? 何で。何に」
「俺が連休、バイト休みじゃなかったことに」
「…………」

 冗談だろうけど、シレッとそんなことを言う翔真に、亮は一瞬、突っ込みを忘れる。
 でもよく考えたら、あのとき睦月は、完全に亮のことを忘れて翔真に声を掛けていたわけで……もし翔真のバイトが休みだったら、睦月はそのまま翔真のことを誘っていたのだろうか。

「―――……いやいやいやいや、バカ、お前がバイト休みだったとしても、行かせねぇよ、誰が行かせるかよ」

 万が一の可能性を頭の中で想像した亮だったが、もしそうなったとしたら、全力で阻止するに決まっている。
 睦月が、実家に帰るのに誰かを誘ったのは、1人で帰ってもつまらないから、というだけの理由であり、それ以上の意味がないのは分かっているが、それでもやっぱり、翔真なんかに行かせたくはない。

「でも俺のが先に誘われたし」
「ぐっ…」
「亮、忘れられてたし」
「うぅっ…」

 そこは睦月のド天然が炸裂しただけのことだろうけど、でも、でもっ…! と、亮が1人で打ちひしがれていたら、ドアの向こうから、和衣とバイバイする睦月の声が聞こえてきた。

「ただいまー、お帰りー。あ、ショウちゃんがいるー!」

 相変わらず、自分で『ただいま』と『お帰り』を両方言って、睦月が部屋に飛び込んできた。
 亮は慣れているから何も反応しないが、さすがに翔真は苦笑いしている。

「ショウちゃーん!」
「え? うわっ!」

 しかし、そんな微笑ましい姿も束の間、ポイッと鞄を放り投げた睦月は、何を思ったのか、亮のベッドに向かって……いや、そこに寝転がっていた翔真めがけて、思い切りダイブした。 

「ショウちゃん、ただいまぁー!」
「お…お帰り…、イテ…」

 とっさの判断で、翔真がうまい具合によけたから、睦月に押し潰されることはなかったけれど、睦月の左腕がお腹を直撃した。



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柔らかい夜に魔法はいらない (11)


「何…、どうしたの、むっちゃん」

 翔真のお腹に左腕を乗せたまま、うつ伏せで動かなくなってしまった睦月に、翔真は恐る恐る尋ねる。
 もしかして睦月は、バイトから帰ってくると、いつもこんな調子で亮に飛び付いているんだろうか。まさか今、亮と間違えた? でも『ショウちゃん』て呼んでたし…。

「…むっちゃん?」
「えへへ、お疲れ~」
「え? …………え?」

 翔真の疑問は何も解決されないまま、しかし睦月がそのまま静かになったので、寝てしまったのかと思って翔真が声を掛けたら、睦月はちゃんと起きていたようで、枕に突っ伏したままだったが、声を上げた。
 それにしても、『お疲れ』て? 翔真も亮も今日はバイトがなかったから、たった今バイトから帰ってきたばかりの睦月に労ってもらうのは、なんだか逆の気がするのだが。

「えっとー…、何がお疲れさま?」
「俺」
「あぁ…、自分で自分に言ったの? お疲れ~て」
「ぐへへ」

 首を捻って翔真のほうを向いた睦月は、変な笑い声とは裏腹の、ふにゃっとしたかわいい笑顔を翔真に向けた。
 ただいまとお帰りの1人2役をやってしまう睦月だ。お疲れの挨拶を自分に向けて言ったって、不思議ではない。

「つかショウ! いつまでやってんだよっ!」
「うぇ!?」

 やっぱりむっちゃんておもしろいなぁ、なんて翔真がのんきにしていたら、亮が声を大きくして割り込んできた。
 どうやら亮には、睦月と翔真の様子が、イチャイチャしているように映ったらしい。
 もちろん翔真には、そんなつもりなかったし、そんなことを言い出すのは和衣ぐらいだと思っていたから、亮に言われて、ちょっと驚いた。

「むっちゃん、亮が怒ってるから、この手、退かしてもいい?」

 とりあえず、睦月の腕がお腹の上に乗ったままなのは、ちょっと重たいし、睦月に抱き付かれているように見えなくもないから、やめさせようと思ったんだけれど。

「ダメ」
「えっ、何で!?」
「…眠いから」
「えっ!?」

 腕を退かしていいかと聞いたのは、念のための確認で、当然睦月は『いいよ』と言ってくれる……というか、何も言わずに退かしてくれるものだと思ったのに。
 ダメだと言われた上に、その理由て…。

「眠いから、ダメなの…?」

 もしかしたら、翔真の聞き間違いかもしれない。
 確かに睦月は、大学生男子としては、とっても夜に弱くて、すぐに眠くなってしまうタチではあるけれど、いくら何でも、寝るにはまだ早すぎるし、ほんの数分前のテンションは何だったのかと言いたくなる。



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柔らかい夜に魔法はいらない (12)


「むっちゃん、ダーメ!」
「うぬぅ~…」

 本当にこのまま寝てしまうのかと、翔真が焦っていたら、とうとう痺れを切らしたのか、亮がひょいと睦月を担ぎ上げた。

「ヤダー亮~」
「むっちゃん、何ショウに抱き付いてんの!」
「そこにショウちゃんがいるから」

 いやいやいや、そうじゃなくて、『抱き付いた』という部分を否定してよ。
 抱き付いたわけじゃないでしょ? ただ単に、大の字でベッドに飛び乗ったら、翔真のお腹に腕が乗っかっちゃっただけでしょ?

「ショウに抱き付くの、禁止です」
「禁止でっす!」

 亮に抱えられたまま、睦月は抵抗することもなく、キャッキャしている。
 眠かったんじゃないの? つか、亮が怒るまでもなく、胸焼けするくらい2人はラブラブじゃないか…。

「…俺、部屋戻るわ」

 別に、2人の世界から除け者になったのが寂しかったわけではないけれど、何となく居たたまれない気持ちになって、翔真はベッドから降りた。
 何だろう…。
 みんなでいるときの睦月て、とっても亮に冷たい感じのときがあって、友だちとしてはともかく、恋人として、それってどうなの? と思うことがあるんだけれど、裏ではこんなだったとは。
 こんなツンデレスキルを発動されたら、嫌いになるどころか、より好きになるに決まっている。

「じゃあな……おっと」
「むっちゃーん、お風呂行かないのぉ~? あれ、ショウちゃん」

 翔真が部屋を出ようとノブに手を掛けようとしたところで、反対側からの力でドアが開いて、和衣が顔を覗かせた。
 バイトが終わって帰ってきたら、一緒にお風呂に行くのに睦月が和衣の部屋に顔を出すのが常なのに、今日はなかなか来ないものだから、和衣のほうがやって来たらしい。

「行く行く~。亮、お風呂~」
「行ってらっしゃい」
「このまま運んでってよ~」

 お風呂に行くのに、亮が抱えていた睦月を下ろそうとしたら、睦月が足をバタバタさせながら抵抗する。
 これで、『このまま運んでってよ~』のセリフを言ったのが睦月でなかったら、何をバカなことを…と、1発くらいド突いてやりたくなるところだが、不思議と彼だと、そんな気にならない。

「バカなこと言ってないで、お風呂行ってきなよ」
「あぁん、もぉ~」

 亮に優しく床に下され、睦月は唇を尖らせながらも、素直に自分の足で立ち上がった。
 というか、亮も和衣も何も言わないから翔真も黙っているけれど、今の睦月の甘い声、あんな甘ったるい声、初めて聞いたんですけど…!



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柔らかい夜に魔法はいらない (13)


「むっちゃん、パンツパンツ」

 睦月は、行ったり来たりに荷物が少なくていいように、部屋でパジャマに着替えてから風呂場に向かうのだが、着替え終わったら、おふろセットだけ持って部屋を出ようとするから、和衣が指摘してあげた。
 さっさと部屋に戻るつもりだった翔真は、睦月がおもしろすぎたので、うっかり帰るタイミングを逃してしまい、ドアのところで、ずっと睦月の行動を眺めている。

「おパンツおパンツ」

 部屋に備え付けの、極小のクロゼットに頭を突っ込んでパンツを探し出した睦月は、右手にパンツを掴んで、もう片方の手にお風呂セットを持って、和衣と一緒に部屋を出て行った。



*****

「むっちゃん、いいなぁ。亮と一緒に実家帰るの」
「何で? カズちゃんだって、お盆に実家帰ったとき、亮とショウちゃんと一緒に帰ったじゃない」

 和衣に無理やり湯船に浸からされて、睦月は頬を赤くしながら、和衣の話に答えていた。
 頬が赤いのは、別に照れているからでも何でもなく、ただ単に、ちょっと逆上せ掛けているだけのことだ。

「そうじゃなくて! だって亮はむっちゃんの……」

 恋人でしょ、と声を潜めて和衣は言う。
 お盆に和衣が亮や翔真と一緒に帰ったのは地元が同じだからなだけで、今、和衣が睦月のことを羨ましがったのは、『亮と一緒に帰ること』ではなくて、『恋人と一緒に帰ること』だ。
 たとえお父さんやお母さんには、男の友だちが泊まりに来たとしか思われなくたって、自分の気持ち的には、全然違う。

「じゃあカズちゃんも、今度実家に帰るとき、ゆっちのこと連れてったら?」
「そんなん出来るわけないしっ…!」

 飽くまでも睦月は、連休に実家に帰るのに、1人じゃつまらないから誰かを連れて行こう、それがたまたま亮になりました、としか思っていないからそんなことが言えるけれど、そんな簡単なことではないのだ。

「じゃあ、ゆっちが帰るとき、カズちゃんが付いてくとか」
「ダメだってば!」
「もぉ~、カズちゃんが『いいな』て言うから提案したのにー。じゃ、俺んち来る?」
「…別にむっちゃんちには行きたくない」
「何だとぉ!」

 せっかく誘ってあげたのに! と睦月は怒った振りをしてみせるが、それと同時に、湯船に浸かっているのも限界に来たので、ちょうどよかったとばかりに風呂から上がった。

「ねぇねぇ、それでむっちゃん、お姉ちゃんと連絡付いたの?」

 睦月の後をトコトコと追って来た和衣が、バスタオルで頭も体も一気に拭いている睦月に声を掛けた。



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柔らかい夜に魔法はいらない (14)


「おねーちゃん?」

 ぷはっ、とバスタオルから顔を出した睦月が、不思議そうに首を傾げる。
 今日の昼、買って帰るべきスイーツが何なのか忘れて、お姉ちゃんに電話をしたものの繋がらなかった……というあの一連の出来事を、もう忘れてしまったというのか。

「あっ、お菓子!」
「そうそう」
「忘れてた。電話しなきゃだった」

 バイトから帰って来て、いつものように和衣の部屋にお風呂をなかなか誘いに来なかったのは、お姉ちゃんに電話をしていたからなのかと思っていたのだが、どうやらそうではなかったらしい。
 和衣は、睦月のお姉ちゃんのことは全然知らないけれど、昼間の話では、何だかすごく怖そうな感じだったのに、それでも、そんな肝心なこと、忘れちゃうんだ…。

「もうさ、そんなに食いたいんだったら、自分で買えばいいと思わない!?」

 ガシガシと乱暴に頭を拭きながら、睦月は息巻く。
 確かにそれは一理あるけれど、それを和衣に向かって怒られても困る。

「でも、地元じゃ売ってないヤツなのかもよ?」
「ネットとかで買えんじゃん」
「じゃあむっちゃん、電話したとき、そう言ったら?」
「………………言えない……」

 睦月が尤もなことを言うから、和衣も尤もなことを返したのに、睦月はガックリと項垂れた。
 奔放な睦月がここまでになるなんて、睦月のお姉ちゃんはきっと、余程の人なのだろう。

 和衣と亮は男兄弟しかいないし、翔真は妹がいるけれど、わりと大人しめの性格なので、和衣は女兄弟の怖さとは無縁の生活を送ってきていて、睦月の気持ちは、実はよく分からない。
 そういえば祐介も、妹は気が強いと言っていたから、女の子てそういうものなのだろうか。
 でも、祐介の妹に実際に会った印象としては、活発そうではあったものの、怖いという感じではなかったし……睦月の言い方が大袈裟なだけのような気もする。
 真相は、後から亮に聞いてみることにしよう。

「とにかく! 早く姉ちゃんに電話しなきゃ!」
「あ、むっちゃん!」

 睦月は和衣を待つこともせずに、さっさと自分の部屋へと向かった。

「電話電話電話電話電話電話電話電話」
「え、何」
「電話電話電話電話」
「え? え?」

 睦月が部屋に戻ると、先ほど自室に帰ろうとしていた翔真が、まだそこにはいた。
 亮と睦月のラブラブっぷりに嫌気が差して、1度は帰ろうとしていたのだが、睦月が風呂に行き、部屋にはまた亮だけになったので、結局そこに留まっていたのだ。

「? むっちゃん?」
「電話電話電話ねーちゃんに電話」
「あぁ…」



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柔らかい夜に魔法はいらない (15)


 部屋に入って来た睦月は、不思議そうな顔をしている亮と翔真に目もくれず、一直線に自分のスマホへと向かっていき、電話を掛け始めた。
 どうやら、お姉ちゃんに電話を掛けることを忘れないように、風呂場からずっと『電話電話…』と繰り返しながら、ここまでやって来たようだ。

「あ、もしもし? あのさ、今度帰るとき、姉ちゃん、何ていうヤツ買ってくればいいの? 分かんなくなっちゃった。え? え? もっかい言って? パティ? パショウ? 分かんない、もっとゆっくり言ってよ!」

 椅子の上に正座して、机に向かって、片手にスマホ、もう片手にペンを持った睦月は、何やら先ほどから大苦戦を強いられているようだ。
 昼間の話からして、お姉ちゃんに電話をして、帰省の際に買って来てほしいというスイーツの名前と売っている店の名前を聞き出したいのだろうが、全然聞き取れていない…。

「で、そのパピヨン? パビオン? どこに売ってんの? 店の名前…………え、今のが店の名前!? え? え? ちょっ待っ………………」
「むっちゃん?」

 分からないのを一生懸命に聞いていたはずの睦月が、突然、ピタリと動きを止めた。
 電話口で怒られているのだろうか。それとも、丁寧に説明されて、今度こそちゃんと聞き取ろうと、耳を傾けているのだろうか。

「…………………………亮、タッチ!」
「うぇっ!?」

 クルリと椅子を回転させて亮たちのほうを向いた睦月は、そう言って椅子から飛び降りると、持っていたスマホを亮に押し付けて、ダダダーッと亮のベッドに潜り込んでしまった。

「「………………」」

 わけが分からないのは、亮と翔真である。
 まぁ最悪、何の役目も押し付けられなかった翔真はいいとして、亮はそういうわけにはいかない。彼が受け取ったスマホの通話口からは、『睦月ー!!』という女性の声が聞こえているのだ。

「…亮、出たほうがいいんじゃない…?」
「………………もしもし? ッッッ、、、」

 促す翔真に亮が観念して電話に出れば、ちょうど彼女が『睦月ーーーー!!!』と声を荒げたタイミングと重なって、亮の鼓膜を直撃した。

「あ、あの…」
『睦月、聞こえてんの!? 睦月っ!!』
「あの、すいません、」
『すいませんじゃなーいっ! ちゃんと覚えたの? もう2度と言わないかんね!?』
「いや、ちょっ…」

 どうにか、今電話に出ているのが睦月でないことを伝えたいのだが、睦月のお姉ちゃんに捲し立てられて、口を挟む隙がない。
 先ほどまでの睦月のダメダメっぷりのせいで、ただいまご立腹中なのか、もともとの性格がこうなのかは知らないが、これなら睦月が怖がるのも無理はない。



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更新休止のお知らせ + もう1個お知らせ


※本日分のお話の更新は、1つ前の記事です。


 突然のお知らせで申し訳ありません。
 実は私、如月久美子は12月13日に手術を受ける関係で、12日から入院をします。
 それに伴い、本日分のお話を以って、ブログの更新を一時休止します。

 …て書くと、ものすごい深刻な感じがしますが、手術自体はそんなに大きなものではなく、入院も1週間程度なので、おそらく休止期間は10日くらい? 無理ならクリスマスまでくらい? 遅くても年内には再開したいなぁ…と思っています。

 ただ私、入院の経験もなければ、手術の経験もないので、術後の体調がどんなものか、まったく分からず言っており、もしかしたら予定より遅れるかもしれません。

 ブログには予約投稿の機能もありますし、携帯電話でコメントの確認も出来るので、休止は避けようかとも思ったのですが、コメントのお返事を完璧にこなせる自信もないので、休止という形を取らせていただきます。

 お話の途中で(しかも、里帰り編とか言っておきながら、むっちゃん、まだお家に帰ってない…)、大変申し訳なく思いますが、どうかご理解ください。



 あと、こんなタイミングで何ですが、全然違うことを、もう1個お知らせしていいですか?


 実は私、夏からお題配布サイトを運営しています!!

  お題配布サイト「明日」 http://kotobato.web.fc2.com/


 …すいません。こんなこと一緒の記事の中に書くな、て感じですよね。
 でもこの際だから、全部言っちゃおうと思って。

 本当は、登録申請しているお題配布サイトのリンクに登録されたら言おうと思ってたんですよ。
 なのに全然登録される気配がないから…。

 てか、自分でお話書くとき人様のお題を借りてるくせに、何が『お題配布サイトを運営しています!!』だよ! ていうね。
 でも、みなさんお気付きのとおり、私、どうしようもないほどの根暗なので、考えるタイトルも大体そんななんですよ。
 だから、自分で書いてるお話に合うようなタイトルが全然なくて。

 それでも、せっかくだから、誰かに使ってもらいたいなぁ…と。
 で、出来れば、それを使って、お話とか書いてもらいたいなぁ…と。
 そんで、あわよくば、その作品を見せてもらいたいなぁ…と。

 そんな壮大な夢を抱いています!

 興味を持たれたかたがおりましたら、足を運んでみてくださいまし。


 では。



 お題配布サイトも含め、コメント、拍手へのお返事は遅くなると思いますが、頂いたものは拝見しますし、お返事もしますので、お気軽にコメントくださいね。










 で、何が言いたいかっていうと、ガン検診はちゃんと受けたほうがいいよ! てこと。
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カテゴリー:notes

明日から更新再開します!


 おはようございます。
 お久しぶりです、如月久美子です。
 12/10よりお休みをいただいておりましたが、明日から復活したいと思いまして、そのご報告です。
 ただ、復活と言っても、例年どおり年末年始スペシャルということで、通常更新は年明けからということにしようと思っておりますので、また足を運んでいただければと存じます。

 また、休止中も拍手およびコメントをくださいまして、ありがとうございました。
 返信が遅れておりまして、申し訳ありません。
 なるべく早いうちに返信しますので、お待ちください。


 ちなみに入院および手術ですが、13日に手術をして、18日には退院という感じで、こんなに早くていいの? て感じですよ。
 手術の翌日には、少しずつ歩いてみましょう、みたいな感じで。
 手術自体は、切腹じゃなくて、腹腔鏡手術だったんで、そういうことなのかもしれません。

 病名としては、卵巣嚢腫のうち、成熟嚢胞性奇形腫(嚢胞の中に、脂肪の塊とか髪の毛とか歯が入ってるヤツ)というのでした。
 通常、卵巣は直径2~3㎝のところ、私は14㎝くらいになってて(調べたら、成熟嚢胞性奇形腫でも、普通は腫瘍の大きさは10㎝以下みたいです。)、当初2~3時間と言われていた手術時間も、最終的に5時間くらい掛かりまして。
 全身麻酔だったんで、私は15分くらい寝た感じしかしなかったんですけど、待ってた家族は相当ヤキモキしていたかと(笑)
 病状については、生検までして良性とのことだったので、ひとまずのところ、もう心配なさそうです。

 退院後、自宅療養をしていて、27日に仕事復帰したんですが、その日が仕事納めだったんで、またお正月休みです。
 とりあえず体を休めたいと思います。


 お話の更新ですが、最初に書いたとおり、年末年始スペシャルの後、通常更新をしたいと思いますが、POMERAで書いてたお話、テキストファイルが壊れちゃって、書いたのの3分の1くらいが消滅してしまいました…。
 そんなわけで、ちょっと遅れることがあっても、許してください。

 というか、本当はクリスマスのお話をアップするはずだったんですよ!
 でも全然間に合わなくて(まだ書き終わってない)。
 来年のクリスマスにアップしますね。


 ということで、みなさまもお体には十分お気を付けくださいね(*^_^*)
 ガン検診が大事だと、つくづく実感しました。
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童話配役バトン


 年末年始企画第1弾は童話配役バトン!
 「君といる~」のメンバーを、童話のキャラに配役しまっす!



☆次の登場人物の配役を決めるなら誰にする?☆知人、キャラ、著名人なんでも可

【シンデレラ】
シンデレラ→ カズちゃん
王子様→ ゆっちさん
ままはは→ 亮タン
姉→ ショウちゃん
魔法使い→ むっちゃん
ネズミ→ 真大タン

和「亮とショウちゃん、お城に行っちゃった…。俺も祐介と舞踏会したい…」
睦「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!」
和「(びくぅっ!)なっ…むっちゃん…!?」
睦「魔法使い様、て呼ばないと、カボチャの馬車、出してやんないぞぉっ!」
和「ま…魔法使い様…」
睦「よしよし。つか、シンデレラにネズミなんか登場したっけ?? カズちゃん、一緒に踊るの?」
真「………………」


【白雪姫】
白雪姫→ むっちゃん
ままはは→ 亮タン
小人→ カズちゃん
王子様→ ショウちゃん

和「わーん、むっちゃんがぁ~! こうなったら王子様のキスで……」
亮「ちょっ待った! 何でショウがむっちゃんにキスすんだよ! ダメダメダメ!」
和「大体、亮がむっちゃんにリンゴ上げるから悪いんじゃんっ!」
亮「だってむっちゃんがお腹空いたって言うから!」
翔「いや…、むっちゃん、寝てるだけだけど…」
睦「zzz…」
翔「(つか、キスくらいじゃ、起きないだろうなぁ…)」
睦「むにゃむにゃ…」


【赤ずきんちゃん】
赤ずきんちゃん→ 真大タン
お母さん→ カズちゃん
狼→ 亮タン
おばあさん→ ショウちゃん
狩人→ むっちゃん

真「おばあちゃーん、翔真くんおばあちゃーん…………て、亮くん、何してんの?」
亮「いきなり見破んなよ!」
真「いや、そりゃ気付くでしょ。人と狼だもん」
亮「だよなぁ。俺も無理があるとは思ったんだけど」
真「つか、翔真くんは? ホントに食べたわけじゃないんでしょ?」
亮「食うかよ! ホラー映画か!」
睦「でも食ってよ! 俺の出番がなくなるじゃん!」
亮「うわっ、むっちゃん! 急に出て来ないでよ、ビックリしたー」
翔「つか、むっちゃん、それ、水鉄砲…」
亮「うわっぷ、ちょっ掛けないでよ! ちょおっ!」
睦「キャハハハハー!」


【不思議の国のアリス】
アリス→ カズちゃん
アリスの姉→ 蒼ちゃん
白ウサギ→ ゆっちさん
チェシャ猫→ ショウちゃん
三月ウサギ→ 亮タン
帽子屋→ むっちゃん
ハートの女王様→ 真大タン

睦「こないだもやったよね、アリス。亮、お茶」
亮「はいはい」
祐「またウサ耳…」
翔「つか祐介、女王様のトコに急いでる設定じゃないの?」
和「でも、真大がここにいるから、別にいいんじゃない?」
真「だって1人で待ってるの、つまんないんだもん。亮くん、俺もお茶」
亮「俺を使うな!」
蒼「ねぇねぇ俺にもお茶ちょうだいよぉ」
翔「蒼、お前はアリスのお姉さんだから、不思議の国には来ねぇの。一緒にお茶できねぇの」
蒼「そんなぁ~…」


【桃太郎】
桃太郎→ 亮タン
おじいさん→ ゆっちさん
おばあさん→ カズちゃん
犬→ むっちゃん
猿→ 蒼ちゃん
雉→ ショウちゃん
鬼→ 真大タン

睦「わーい、ワンコだワンコ~、俺、ワンコ~!」
翔「何か『ワンコ』て言うと、途端に弱そうな感じするね。これから鬼退治行くのに、大丈夫?」
亮「つか、そもそも何で俺、鬼退治になんか行かないといけないわけ?」
睦「そこに鬼がいるから」
蒼「いや、鬼が島にいるんだよ」
翔「そういうことじゃねぇよ。鬼は何か悪いことをしたから、退治しないといけねぇの」
睦「何したの? 俺、会ったことない」
亮「俺も」
蒼「俺も」
翔「俺もないけど…」
亮「誰か、何かされたヤツとか、いるわけ?」
蒼「聞いたことない」
睦「じゃあ、やめにしようよぉ、面倒くさい」

そのころの鬼が島
真「みんな、遅いっ!」

そのころのおじいさんとおばあさん
和「(祐介と夫婦なんて、嬉しいな…!)」
祐「(桃から人が生まれて、それを喜んで育てようとか、よく考えたらシュールだよな…)」


【西遊記】
三蔵→ ショウちゃん
吾空→ むっちゃん
吾浄→ カズちゃん
八戒→ 亮タン
お釈迦様→ ゆっちさん

睦「いいな、ショウちゃんだけ馬に乗れて」
和「だってショウちゃん、三蔵様だもん」
翔「むっちゃん、乗りたいの? 乗る?」
睦「乗るー!」
亮「つか、俺ら、どこまで行けばいいわけ?」
睦「てんじゅく」
和「天竺だよ」
翔「何か経典? 取りに行かないといけないんだよね」
亮「それって天竺まで行かないとないわけ? 祐介とか、持ってねぇのかよ」
睦「俺、こないだゆっちの手に落書きしたら、めっちゃ怒られたから、しばらく会いたくないっ!」
和「それはむっちゃんが悪いよ」


【鶴の恩返し】
鶴→ ゆっちさん
おじいさん→ カズちゃん
おばあさん→ むっちゃん

睦「何で覗いちゃダメなの? ここは俺んちなのに!」
和「そうだけど、ダメだ、て言うんだから、言うこと聞こうよ」
睦「ヤダー! 覗いてやる!」
祐「少しは我慢しろー!」



★追加したい童話があったらどうぞ→
★次に回す人→


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3人仲良し? バトン


 年末年始企画第2弾!
 亮タン・カズちゃん・ショウちゃんの3人仲良しバトンです!


~3人で仲良くしてみる? バトン~

仲良しでも仲が悪くても他人でも全く絡むことのない者同士でも、楽しく3人でワイワイするバトンです。
(オリキャラ、版権キャラ等)

キャラ名を入れてください。
(1)→ 亮
(2)→ 和衣
(3)→ 翔真



睦「3人で仲良くしてみる? バトン、です。(1)が亮、(2)がカズちゃん、(3)がショウちゃん、でいきます」
亮「むっちゃんが進行するの? 大丈夫?」
和「むっちゃん、がんばー!」
翔「(むっちゃん、棒読み…)」

●まずは自己紹介?(3 / 翔真)は(2 / 和衣)の性格や容姿など細かいとこまで詳しく、(2 / 和衣)は(1 / 亮)を食べ物に例えて簡単に、(1 / 亮)は(3 / 翔真)になりきって(3 / 翔真)を紹介してください。
和「え、食べ物に…?」
亮「ちょっ待ってよ、ショウになりきってとか、何?」
睦「だから、『まずは自己紹介?(3 / 翔真)は(2 / 和衣)の……』」
翔「いや、質問の意味は分かってっから、もう1回言わなくても大丈夫だよ、むっちゃん」
睦「はい、どうぞー!」

翔「カズは、嫉妬深くてネガティブで細かいことを気にしすぎで優柔不断で鈍感」
和「ちょっ…何かもうちょっといいこと言ってよ!」
翔「でも、人の気持ちによく気が付いてくれる。外見は見てのとおり」
亮「省略すんなよ」

睦「次、カズちゃん! 亮を食べ物に例えて?」
和「そんなの、めっちゃ難しい」
睦「じゃあ、亮をカレーに例えて」
和「余計にハードル上がってるし! えー……っと……」
睦「はい、時間切れー」
和「そんな!」

亮「次、俺?」
翔「なりきって、てことは、ものまね? 亮が俺のものまねすんの?」
和「亮のものまね!」
亮「えっと……えー…『山口翔真です』」
睦「似てない」
亮「早い!」
翔「似てねぇよ」

●(1 / 亮)の趣味について他二人はどう思いますか?
和「そもそも亮の趣味て何?」
睦「ゲームしたり、ケータイ弄ったりしてる」
翔「それって趣味か?」
和「でも、他に趣味らしい趣味とかあんの?」
翔「つまんねぇ男だな」
亮「お前らだって、同じようなもんだろ!」


●(2 / 和衣)の作る料理について他二人はどう思いますか?
亮「普通にうまいと思う」
翔「この中じゃ一番うまい」
睦「でもカズちゃんのご飯は、お前たちに食べさせるためのものじゃないっ! ゆっちに食べさせるためのものなのだぁ~っ!」
翔「急にどうした」
亮「そりゃそうかもしれないけど」


●(3 / 翔真)の容姿について他二人はどう思いますか?
和「イケメン!」
亮「うん」
和「こんな顔に生まれたかった!」
亮「うんうん」
翔「亮、お前、考える気ねぇだろ」
亮「んなこと言ったって、男の……しかもお前の顔について、何をどう思えばいいんだよ」


●(1 / 亮)と(2 / 和衣)のどちらがモテますか?(3 / 翔真)が答えてください。
翔「どっちがモテるか? 亮とカズで? んー…亮かなぁ、やっぱ」
和「ぐぅ…」
睦「いいじゃん、カズちゃん。いろんな人にモテなくたって、カズちゃんにはゆっちがいる…………それで十分じゃない…!」
亮「むっちゃん、それ、どういうキャラ?」


●(2 / 和衣)と(3 / 翔真)のどちらが怖がりですか?(1 / 亮)が答えてください。
亮「やっぱカズじゃね?」
和「亮に言われたくないんだけど!」
翔「この中だったら、亮が一番怖がりだよな」
亮「カズとショウのどっちが、だろ!? 俺を混ぜんな!」
睦「ゆっちと比べても、亮のが怖がりだよね」
亮「だからー、俺を混ぜないで、てばっ!!」


●(1 / 亮)と(3 / 翔真)のどちらが子供っぽいですか?(2 / 和衣)が答えてください。
和「えっと…………亮?」
翔「うんうん、尤もだ」
亮「(悔しいけど、何も言えない…)」
睦「こんな分かり切ったこと聞くなんて、つまんねぇ質問だな」
和「むっちゃん…」


●3人を動物に例えると…? 話し合ってみてください。
(動物キャラは何か別のもので例えてください)

翔「動物かぁ…、こういう質問、苦手なんだよな」
和「ショウちゃんは…………オオカミ?」
翔「何で?」
和「何となく…」
亮「俺は?」
和「…………犬?」
睦「負け犬」
亮「ちょっ、ヒドッ!」


●3人の中で一番強そうなのは誰ですか? 試し…話し合ってください。
翔「今むっちゃん、『試して』て言おうとした? 試させようとした?」
睦「えへへ」
和「強い、て……腕力とかそういうこと? 亮? ショウちゃん?」
亮「いや、腕力ならお前だろ。何気にお前、力強すぎ」
睦「やっぱ試したほうがよくない? 殴り合ったら?」
和「ヤダよ!」


●3人仲良くお祭りへ行きました。何をして楽しみますか? 迷子にならないよう3人一緒に行動してくださいね。
亮「何でこの3人で行かなきゃなんねぇんだよ! どうせ行くなら、むっちゃんとがいい!」
和「昔、3人で行ったじゃん。お父さんとお母さんと」
翔「カズは今年、祐介と花火大会行ったんだろ?」
和「行ったー。超よかったよ! 超よかったよ!」
亮「何で2回言ったんだよ」
翔「カズ、迷子にならなかったか?」
和「なってないよ!」


睦「ゆっち、交代して? 読むの面倒くさくなった」
祐「お前な」

●3人がおみくじを引きました。(3 / 翔真)が(2 / 和衣)の運勢を見て一言感想を、(2 / 和衣)が(1 / 亮)の運勢を見て心の中で感想を、(1 / 亮)は(3 / 翔真)の運勢を見て何かしてあげてください。
翔「感想て……引いた運勢にもよると思うけど。そうだなぁ…、カズ、大凶だからって気にすんなよ。凶って入ってる数少ないから、かえって運がいいとか言うし」
和「ちょっ! 何で大凶引いたことになってんの!? しかも全然一言じゃないしっ!」
翔「じゃあ…、カズ、大吉引いたからって、浮かれすぎて転ぶなよ?」
和「もういい…。つか、俺は心の中で言うの? 感想? (もし大凶だったら……でもマジでそうだったら、何て言って慰めたらいいんだろ…。ショウちゃんみたいに、数が少ないから、かえって運がいいとか言えばいいのかな? でも、それも何か気休めな気もするし…)」
亮「カズ、別にホントにおみくじ引いたわけじゃねぇんだから、そんなに悩むなよ…」
翔「つか亮は、何してくれんの?」
亮「は?」
翔「俺の運勢見て、何かしてくれんだろ? 何してくれんの?」
亮「何か、て……何で俺だけ、感想言うだけじゃなくて、何かしなきゃなんねぇんだよっ!!」


●(1 / 亮)の新しいあだ名を(2 / 和衣)がいくつか考えて、(3 / 翔真)が決めたあだ名で呼んであげてください。
和「あだ名…。亮のこと、亮としか呼んだことないのに…」
睦「すっごいおもしろいの、考えてね」
祐「無駄にハードルを上げるなよ。つか、おもしろいの、じゃねぇだろ」
和「え、えっと……亮…ちゃん? とか?」
亮「普通だな」
翔「てか、いくつか考えろ、て言われてんぞ。もっと考えろよ」
和「無理だよぉっ!」
祐「ちなみに『あだ名メーカー』に掛けたところ、亮のあだ名は『豊満マーマレード』でした」
亮「何それ!」
翔「じゃあ、俺、これからお前のこと、豊満マーマレードて呼ぶわ」
亮「ちょおっ!」


●(2 / 和衣)の好きな食べ物を(3 / 翔真)が作って、それを(1 / 亮)が食べてみてください。
和「え、俺が好きな食べ物なのに、亮が食べちゃうの!?」
翔「つか、今作んの? 面倒くせぇ」
睦「でもそろそろお腹も空いてきたし」
亮「いや、むっちゃんが食べるんじゃなくて、俺が食べるんだよ」


●(3 / 翔真)が似合いそうな衣装(コスプレ)を(1 / 亮)が考えて、その衣装を(2 / 和衣)が着てください。
翔「はぁ~?」
亮「はぁ~?」
和「はあぁ~~~~~~!!??」
睦「結果、カズちゃんがコスプレする、ていうね」
和「むっちゃん、他人事だと思って、笑ってないで!」
祐「つか、亮がどんな衣装を考えるのか、それによって、これからの付き合い方も変わるよな」
亮「おいっ」
睦「分かった。じゃあ、この中から選ぶことにしよう。セーラー服とナースと裸エプロン。どれがいい?」
翔「その選択肢…」
睦「よし、裸エプロンにしよう」
和「変態じゃんっ!」
亮「むっちゃんが決めちゃった」
睦「じゃあ、ゆっちが決めて? だって、最終的にカズちゃんが着るわけだし」
祐「バッ…バカかお前っ!」
翔「消去法だとナースだよな。だってカズ、女子高生の格好ならしたことあるし、裸エプロンはさすがに…。だろ?」
和「あうぅ…」


●では(1 / 亮)と(3 / 翔真)は今着ている服を交換しましょう。(2 / 和衣)は前の質問の衣装のままで。
亮「服の交換?」
翔「何でそんなこと…」
和「てか、何で俺、このままでいなきゃなんないのぉ!?」
睦「お注射しまっす!」
亮「ちょっ、むっちゃん、何てことを…!」
翔「うん、他意がない分、余計に…」
祐「つか亮、パンツ一丁で出てくんな! ちゃんと着替えてから来いっ!」


●もしも3人が兄弟(姉妹)という設定になったら、誰が兄で誰が弟か話し合ってください。
和「はいはいはいーい、俺が長男とか、どうですか!?」
翔「頼り甲斐ないこと、この上ないな」
亮「弟だよ、弟。一番下。それも、うんと年の離れた弟」
和「ぶぅ…」
睦「亮とショウちゃんは?」
祐「意外性を求めて、亮」
亮「意外て何だよ、意外て!」


●もしも3人が魔王とさらわれた姫と勇者という設定になったら、誰がどの役になりますか?
睦「やっぱカズちゃんが姫じゃないの? ナース服着てることだし」
祐「いや、ナース関係ねぇよ」
和「ねぇ…いい加減、着替えさせてよ…」
亮「でも、カズが姫てことは、俺とショウのどっちかが、魔王と勇者か?」
睦「どっちかがカズちゃんをさらって、どっちかが命懸けでカズちゃんを救う…! ゆっち、それでいいの!?」
祐「そう言われても…」


●もしも3人が現代(またはファンタジー)のキャラになったら、どのような設定になるでしょうか?
和「ファンタジーて、どんなの?」
翔「魔法的な?」
亮「ドラゴン的な?」
睦「ハ○ー・ポッ○ー的な?」
祐「何で全体的に疑問形?」


●では(1 / 亮)は(2 / 和衣)とハイタッチ。その後(2 / 和衣)は(3 / 翔真)にハグ。最後に(3 / 翔真)は(1 / 亮)を好きなようにしちゃってください。
和「???」
亮「ハイタッチ?」
翔「何か、方向性がよく分かんない」
祐「ものすごい楽しそうな雰囲気になりそうなことだけは想像できるけど…」
睦「でもゆっち、いいの? カズちゃんとショウちゃんがハグしちゃっても」
祐「…………」
亮「つか、最後のも意味分かんねぇぞ! 好きなようにするとか何だよ!」
翔「そりゃいろいろするに決まってんだろ? とりあえずハイタッチしろよ、お前ら」

和「…………」
亮「…………」
睦「こんな元気の出ないハイタッチ、初めて見た」
和「次、ショウちゃんにハグするの? 俺?」
翔「いや、やめとこうぜ…(祐介の視線が、何気に怖い…)」

亮「おい、それやめるんだったら、最後のだってやめようぜ!」
睦「ダメ」
亮「何でむっちゃんが決めるの!?」
睦「次の質問に続かない。ショウちゃん、好きにやっちゃって」
和「むっちゃん、容赦ない…」

翔「何しちゃおっかなぁ~」
亮「おい、ちょっ…、何だそのペン!」
翔「亮くん、顔貸して」
亮「ギャ~~~!」

睦「ショウちゃんの次、俺の番ね!」
祐「お前、助ける気ゼロか」
和「祐介も、助ける気ないよね?」


●(3 / 翔真)に何かされている(1 / 亮)を見ながら、(2 / 和衣)がその感想と次へバトンを渡す方を指名してください。
和「亮…、顔にめっちゃ落書きされてる…」
祐「何で睦月まで一緒になってやってんだ」
和「感想、て言われても…。何か、哀れとしか…」
亮「そう思ってんなら、助けろー!!」
和「あ、次にバトンを回す人を指名しなきゃ!」
祐「(何気に和衣もひどい…)」
睦「キャハハハ、亮、すごい顔っ!」
翔「むっちゃんのほうがいっぱい書いてんじゃん!」
亮「誰か~!」
和「誰か、やりたい人は、貰ってください!」
祐「何かうまく繋げたな」


…ありがとうございました。



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 1年の最後の最後まで、アホなこと書いててスミマセン。
 みなさま、よいお年を!
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