拓海×悠也
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- 2008.01.02(水)
- 拓海×悠也 INDEX
- 2008.01.02(水)
- 01. 朝起きれば見慣れぬ天井
- 2008.01.03(木)
- 02. もしもし寝る場所間違えてますよ
- 2008.01.04(金)
- 03. あなたは一体誰ですか
- 2008.01.05(土)
- 04. 目玉焼きと憂鬱な朝
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拓海×悠也 INDEX
2008.01.02 Wed
これまで、違うカテゴリのインデックスが表示されておりました。
「拓海×悠也 INDEX」は、改めて構築させていただきますので、ご不便をおかけしますが、しばらくお待ちくださいますよう、お願い申し上げます。
平成26年4月12日 如月久美子
それにしても、いつの間にそういうことになってたんだろ…。
「拓海×悠也 INDEX」は、改めて構築させていただきますので、ご不便をおかけしますが、しばらくお待ちくださいますよう、お願い申し上げます。
平成26年4月12日 如月久美子
それにしても、いつの間にそういうことになってたんだろ…。
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カテゴリー:拓海×悠也
01. 朝起きれば見慣れぬ天井
2008.01.02 Wed
…………えーっと…。
確か昨日、八尾とメシ食いに行ったよなー……。
俺、お酒飲んじゃったのかなー。
何か頭痛い。これが二日酔いってヤツ? あー…もう、こんなになる前に止めてくれればいいのに、八尾のバカー。
頭痛い。ダルイ。何か喉渇いた。バイト行きたくない。あ、今日休みだ、ラッキー。
それにしても、喉渇いたなー。水飲みたい。水ー。
…………でも起きるの面倒臭い。
でも水飲みたい。
でも起きるのめんどいし。
でも飲みたい、水。
でも動きたくない、起きたくない。
でも水……。
……………………。
あ、ヤベ、またウトウトしちゃった。もう一眠りしようかなー。どうせ今日、何の予定も入ってないし。うん、そうしよ。決めた。
あー…それにしても、俺の部屋の天井って、あんなだったっけかなー……。
確か昨日、八尾とメシ食いに行ったよなー……。
俺、お酒飲んじゃったのかなー。
何か頭痛い。これが二日酔いってヤツ? あー…もう、こんなになる前に止めてくれればいいのに、八尾のバカー。
頭痛い。ダルイ。何か喉渇いた。バイト行きたくない。あ、今日休みだ、ラッキー。
それにしても、喉渇いたなー。水飲みたい。水ー。
…………でも起きるの面倒臭い。
でも水飲みたい。
でも起きるのめんどいし。
でも飲みたい、水。
でも動きたくない、起きたくない。
でも水……。
……………………。
あ、ヤベ、またウトウトしちゃった。もう一眠りしようかなー。どうせ今日、何の予定も入ってないし。うん、そうしよ。決めた。
あー…それにしても、俺の部屋の天井って、あんなだったっけかなー……。
「見知らぬあなたとの10のお題」
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02. もしもし寝る場所間違えてますよ
2008.01.03 Thu
今、何時かなー…………ケータイ、ケータイ。
…………あれ? こんな目覚まし、俺、持ってたっけ? あ、8時40分。朝のだよね? 外明るいし。って、あれ? カーテンの色が、何か違う……。
…………え?
え?
は? はぁっ!?
どこ!? ここ、どこ!? 何これ!!
半分以上眠っていた脳細胞が一気に覚醒して、俺はガバッと飛び起き―――
「……っつー…」
アタタ…頭が……。
ってか!!
「ここ、俺んちじゃないじゃん……」
………………。
あ、そっか、八尾んちかー。
昨日、俺が潰れちゃったから、自分ちに連れてきてくれたんだー。
さすが八尾。いいとこあるよねー。
で、八尾、どうしちゃったんだろ。もう起きたのかな?
何か喉も渇いてるし、俺も起きようかな。
「……って! 床で寝てんじゃん!!」
何やってんだよ、八尾! 何床に落ちてんだよ! って、もしかして俺が落としたとか? ヤベェ。
「もしもーし、八尾くーん。寝る場所間違えてますよー」
それにしても八尾、何かいつもよりガタイがいい気がすんだけど…………服脱いでるせい? ってか、何で裸?
「八尾? ねぇ、や…」
「……ん…」
ゴロン。
床の八尾が寝返りを打って、俺のほうを向いた―――その姿は八尾なんかじゃなくて。
…………あれ? こんな目覚まし、俺、持ってたっけ? あ、8時40分。朝のだよね? 外明るいし。って、あれ? カーテンの色が、何か違う……。
…………え?
え?
は? はぁっ!?
どこ!? ここ、どこ!? 何これ!!
半分以上眠っていた脳細胞が一気に覚醒して、俺はガバッと飛び起き―――
「……っつー…」
アタタ…頭が……。
ってか!!
「ここ、俺んちじゃないじゃん……」
………………。
あ、そっか、八尾んちかー。
昨日、俺が潰れちゃったから、自分ちに連れてきてくれたんだー。
さすが八尾。いいとこあるよねー。
で、八尾、どうしちゃったんだろ。もう起きたのかな?
何か喉も渇いてるし、俺も起きようかな。
「……って! 床で寝てんじゃん!!」
何やってんだよ、八尾! 何床に落ちてんだよ! って、もしかして俺が落としたとか? ヤベェ。
「もしもーし、八尾くーん。寝る場所間違えてますよー」
それにしても八尾、何かいつもよりガタイがいい気がすんだけど…………服脱いでるせい? ってか、何で裸?
「八尾? ねぇ、や…」
「……ん…」
ゴロン。
床の八尾が寝返りを打って、俺のほうを向いた―――その姿は八尾なんかじゃなくて。
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カテゴリー:拓海×悠也
03. あなたは一体誰ですか
2008.01.04 Fri
…………えっとー……。
えーっと……。
えー…………。
「…………誰?」
床で寝ているのは、八尾なんかじゃなくて、見知らぬ男。同じ年くらいかなー。俺より上かな?
ってか、よく見たら、ここ、八尾んちじゃないし。ってことは、この人の家か。
で。
だから、誰なんだって、この人。
もしかして、八尾の友達かな?
俺が潰れちゃったから、八尾と一緒にこの人んちに泊めてもらったのかも。ありがとうございます。
じゃあ、八尾はもう起きてんのか。俺も起きようかなー………………って、何で俺も裸?
えーっと、うーんと。
確か俺、昨日、Yシャツっぽいの着てたから、シワにならないように脱がせてくれたのかな。色々ご面倒をお掛けしまして。
でもそれにしたって、何で全裸なの? パンツは?
いくら何でも、人の家を全裸でウロウロするのはヤダな。でも何か俺のパンツ、見当たらないっぽいし。
…………この人、起こしちゃっていいかな。
まぁいっか、起こしちゃお。
「あのー……」
「……ぅん…」
……何か、寝起き悪そうな感じ…。俺も人のこと言えないけど。
「あのーもしもし…」
「んー……、……え…?」
「あの……おはようございます」
「……おはよう……あ、起きた?」
もそもそと、その人は頭を掻きながら、目をこじ開けて俺を見た。
「はぁ……、あの、すみません…」
「ううん、いいって、いいって」
まだ眠いのかな、ちょっとだけ寝惚けたような顔で起き上がったその人は、自分が寝ているのが床だって気が付いたみたいで、俺の顔とベッドと、自分の包まってたブランケットに順番に目をやって苦笑した。
「あ、すいません。もしかして、俺が落としちゃったとか?」
「かもね。俺も寝るときはベッドの上にいたはずだから。よく眠れた?」
「はぁ……おかげさまで」
ってか、この人、結構鍛えてるね。腕の筋肉とか。八尾に見習わせてやりたい。あ、そういえば、
「八尾は?」
「は?」
俺の言葉に、この人、すっげぇキョトンとした顔になった。
何で? 俺別に変なこと聞いてないよね? 八尾は? って言っただけだよね?
なのにこの人、ますます不思議そうに
「八尾って?」
なんて言ってくる。
「え? 友達……じゃないの?」
「俺の? 俺の友達にそういう名前の人、いないけど?」
「は?」
だってあんたが八尾の友達だから、昨日潰れちゃった俺も一緒にここに連れてきてくれたんじゃないの?
ねぇ!
心臓が、バクバクすごい速さになってきてる。
だって。
だって、ねぇ……
「じゃあ、一体あなたは誰ですか?」
えーっと……。
えー…………。
「…………誰?」
床で寝ているのは、八尾なんかじゃなくて、見知らぬ男。同じ年くらいかなー。俺より上かな?
ってか、よく見たら、ここ、八尾んちじゃないし。ってことは、この人の家か。
で。
だから、誰なんだって、この人。
もしかして、八尾の友達かな?
俺が潰れちゃったから、八尾と一緒にこの人んちに泊めてもらったのかも。ありがとうございます。
じゃあ、八尾はもう起きてんのか。俺も起きようかなー………………って、何で俺も裸?
えーっと、うーんと。
確か俺、昨日、Yシャツっぽいの着てたから、シワにならないように脱がせてくれたのかな。色々ご面倒をお掛けしまして。
でもそれにしたって、何で全裸なの? パンツは?
いくら何でも、人の家を全裸でウロウロするのはヤダな。でも何か俺のパンツ、見当たらないっぽいし。
…………この人、起こしちゃっていいかな。
まぁいっか、起こしちゃお。
「あのー……」
「……ぅん…」
……何か、寝起き悪そうな感じ…。俺も人のこと言えないけど。
「あのーもしもし…」
「んー……、……え…?」
「あの……おはようございます」
「……おはよう……あ、起きた?」
もそもそと、その人は頭を掻きながら、目をこじ開けて俺を見た。
「はぁ……、あの、すみません…」
「ううん、いいって、いいって」
まだ眠いのかな、ちょっとだけ寝惚けたような顔で起き上がったその人は、自分が寝ているのが床だって気が付いたみたいで、俺の顔とベッドと、自分の包まってたブランケットに順番に目をやって苦笑した。
「あ、すいません。もしかして、俺が落としちゃったとか?」
「かもね。俺も寝るときはベッドの上にいたはずだから。よく眠れた?」
「はぁ……おかげさまで」
ってか、この人、結構鍛えてるね。腕の筋肉とか。八尾に見習わせてやりたい。あ、そういえば、
「八尾は?」
「は?」
俺の言葉に、この人、すっげぇキョトンとした顔になった。
何で? 俺別に変なこと聞いてないよね? 八尾は? って言っただけだよね?
なのにこの人、ますます不思議そうに
「八尾って?」
なんて言ってくる。
「え? 友達……じゃないの?」
「俺の? 俺の友達にそういう名前の人、いないけど?」
「は?」
だってあんたが八尾の友達だから、昨日潰れちゃった俺も一緒にここに連れてきてくれたんじゃないの?
ねぇ!
心臓が、バクバクすごい速さになってきてる。
だって。
だって、ねぇ……
「じゃあ、一体あなたは誰ですか?」
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カテゴリー:拓海×悠也
04. 目玉焼きと憂鬱な朝
2008.01.05 Sat
すのはら、たくみ。
それが、この人の名前、らしい。
俺が「しのはら?」て聞き返したら、すかさず「すのはら!」て訂正された。よく間違われるらしい。
で、「春原」って書いて「すのはら」って読むんだとか。
あと、"かいたく"の「たく」に、「海」で、たくみ。
「"かいたく"の『たく』って、どんな字?」
「…手偏にね、『石』って書くヤツ」
「………………。あぁ! なるほど」
春原拓海。
目の前にいる、この男。
「……で、えっと……俺、」
「橘悠也くんでしょ?」
「あれ? 知ってる?」
「昨日、自己紹介されちゃったし」
そっかー。俺、酔っ払ってたから、全然覚えてないやー。
「ねぇねぇ、春原さん」
「何?」
「俺ね、喉渇いてるんだけど。お水ちょうだい」
「―――プッ!」
正直にそう言ったら、春原さんがなぜか噴き出しちゃった。何で?
「おもしろい! 悠ちゃん、おもしろい!!」
そう?
ってか、悠ちゃんて。
「水もそうだけどさ。お腹空いてない? ご飯作るよ?」
「食べる!」
あぁ、何て優しい人なんだろう。
見ず知らずの酔っ払いを家まで連れて帰って介抱してくれて、おまけに朝ご飯まで作ってくれるなんて。
「あ、それと……俺の服は? 何か見当たらない……」
「ん? あ、俺の貸してやるよ。今出すからちょっと待って」
あぁ、一体どこまでいい人なんだろう。
ちょっとだけサイズの大きい春原さんの服を着て(パンツは新品をくれた。感動…)、俺は言われたとおりにキッチンに向かった。
1人暮らしにしては、ちょっと大きいかなって感じの部屋。もしかして、彼女と一緒に住んでるのかな? 見た目、ちょっと遊んでそうな感じだしね。
「目玉焼きとかでいい?」
「うん。何でもいいよ。俺、ししゃも以外なら食べれるし」
「ブハッ! いくら何でも、朝っぱらからししゃもなんか出さねぇよ! はい、水」
冷蔵庫の中のミネラルウォーター、小さいサイズのペットボトルを1本渡される。
「ありがとう。ねぇねぇ、春原さん」
「ん?」
「色々聞いてもいい?」
「どうぞ。あ、ねぇ、俺のこと、拓海って呼んでよ」
「え? 呼び捨て?」
「いいじゃん、悠ちゃんのほうが年上なんだし」
「そうなの!?」
「昨日言ってたじゃん。俺のほうが1つ下だし。ってか、『悠ちゃん』って、昨日呼んでいいって言ったから、そう呼んでたんだけど、ヤだった?」
「いや……別にいいけど…。あ、それでね、」
「うん」
「ここ、すのは……っと、拓海、の……家?」
「そう」
「1人暮らし?」
「うん」
「いいなぁ。でさ、ホントに八尾って、知り合いじゃないの?」
「じゃないって。聞いたことない、そんな名前」
「じゃあさ、何で俺はここにいるの?」
「はぁ? 何その問い。あ、ゴメン、ちょっとお皿出して」
「うん。これでいい?」
「サンキュ。あ、さっきの質問の答えだけど、悠ちゃんが俺んちに行きたいって言ったから、連れてきたんだよ?」
「ふぇ? 俺が?」
「うん。お家帰ろうって言ったんだけど、俺んちじゃなきゃヤダって言うから」
「マジで!? 俺が?」
「うん。ま、俺としても、悠ちゃんみたいな子だったら、まぁいっかなーとか思って」
「まぁいっかって?」
「ぅん? あれ? マジで全然覚えてない? じゃあ、言わないほうがいいのかな?」
「え? 言えないようなことしたの?」
「んー……その八尾って人、悠ちゃんの恋人か何か?」
「八尾が? 何で? 八尾って男だよ?」
「あ、そう? 違うの? あ、ご飯できたから、そこ座って?」
「うん。で、何? 何があったの、夕べ」
「え? 何って……やっちゃったじゃん」
「え? やっちゃったって……」
「ん? セックス」
「セッ……」
それが、この人の名前、らしい。
俺が「しのはら?」て聞き返したら、すかさず「すのはら!」て訂正された。よく間違われるらしい。
で、「春原」って書いて「すのはら」って読むんだとか。
あと、"かいたく"の「たく」に、「海」で、たくみ。
「"かいたく"の『たく』って、どんな字?」
「…手偏にね、『石』って書くヤツ」
「………………。あぁ! なるほど」
春原拓海。
目の前にいる、この男。
「……で、えっと……俺、」
「橘悠也くんでしょ?」
「あれ? 知ってる?」
「昨日、自己紹介されちゃったし」
そっかー。俺、酔っ払ってたから、全然覚えてないやー。
「ねぇねぇ、春原さん」
「何?」
「俺ね、喉渇いてるんだけど。お水ちょうだい」
「―――プッ!」
正直にそう言ったら、春原さんがなぜか噴き出しちゃった。何で?
「おもしろい! 悠ちゃん、おもしろい!!」
そう?
ってか、悠ちゃんて。
「水もそうだけどさ。お腹空いてない? ご飯作るよ?」
「食べる!」
あぁ、何て優しい人なんだろう。
見ず知らずの酔っ払いを家まで連れて帰って介抱してくれて、おまけに朝ご飯まで作ってくれるなんて。
「あ、それと……俺の服は? 何か見当たらない……」
「ん? あ、俺の貸してやるよ。今出すからちょっと待って」
あぁ、一体どこまでいい人なんだろう。
ちょっとだけサイズの大きい春原さんの服を着て(パンツは新品をくれた。感動…)、俺は言われたとおりにキッチンに向かった。
1人暮らしにしては、ちょっと大きいかなって感じの部屋。もしかして、彼女と一緒に住んでるのかな? 見た目、ちょっと遊んでそうな感じだしね。
「目玉焼きとかでいい?」
「うん。何でもいいよ。俺、ししゃも以外なら食べれるし」
「ブハッ! いくら何でも、朝っぱらからししゃもなんか出さねぇよ! はい、水」
冷蔵庫の中のミネラルウォーター、小さいサイズのペットボトルを1本渡される。
「ありがとう。ねぇねぇ、春原さん」
「ん?」
「色々聞いてもいい?」
「どうぞ。あ、ねぇ、俺のこと、拓海って呼んでよ」
「え? 呼び捨て?」
「いいじゃん、悠ちゃんのほうが年上なんだし」
「そうなの!?」
「昨日言ってたじゃん。俺のほうが1つ下だし。ってか、『悠ちゃん』って、昨日呼んでいいって言ったから、そう呼んでたんだけど、ヤだった?」
「いや……別にいいけど…。あ、それでね、」
「うん」
「ここ、すのは……っと、拓海、の……家?」
「そう」
「1人暮らし?」
「うん」
「いいなぁ。でさ、ホントに八尾って、知り合いじゃないの?」
「じゃないって。聞いたことない、そんな名前」
「じゃあさ、何で俺はここにいるの?」
「はぁ? 何その問い。あ、ゴメン、ちょっとお皿出して」
「うん。これでいい?」
「サンキュ。あ、さっきの質問の答えだけど、悠ちゃんが俺んちに行きたいって言ったから、連れてきたんだよ?」
「ふぇ? 俺が?」
「うん。お家帰ろうって言ったんだけど、俺んちじゃなきゃヤダって言うから」
「マジで!? 俺が?」
「うん。ま、俺としても、悠ちゃんみたいな子だったら、まぁいっかなーとか思って」
「まぁいっかって?」
「ぅん? あれ? マジで全然覚えてない? じゃあ、言わないほうがいいのかな?」
「え? 言えないようなことしたの?」
「んー……その八尾って人、悠ちゃんの恋人か何か?」
「八尾が? 何で? 八尾って男だよ?」
「あ、そう? 違うの? あ、ご飯できたから、そこ座って?」
「うん。で、何? 何があったの、夕べ」
「え? 何って……やっちゃったじゃん」
「え? やっちゃったって……」
「ん? セックス」
「セッ……」
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