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ボクたち男の子! (前編)
2010.11.06 Sat
*R15です。性的な表現は含まれていませんが、最初から最後まで通して、ずっと下ネタな感じなので、15歳未満のかた、そういった表現の苦手なかたはご遠慮ください。
*このお話は、「君といる~」3rdシーズン番外編「ボクらの青春に明日はない」の、その後のお話です。そちらを読んでいなくても分かるとは思いますが、よろしければ読んでみてくださいね。
蒼一郎が出掛けた後、翔真だけになった部屋に亮が来て、それから和衣が来たので、結局室内には当初の定員以上の3人がいた。
部屋の真ん中には、主にご飯を食べる用に使っているローテーブルがあって、3人してそれを囲んで顔を突き合わせているけれど、翔真は携帯電話を弄り、亮はマンガを、和衣は恋愛特集の女性誌を読んでいるので、3人してバラバラなことをしているのだが。
「――――あ、そうだ。亮、お前さぁ、真大に変なモン渡すなよなー」
「ぅん?」
メールの送信を終えた翔真が、思い出したように顔を上げると、亮もマンガから顔を上げた。
雑誌に集中していた和衣も、何のこと? と、何となくそちらに意識を傾け掛ける。
「あのコンドーム! イチゴの匂いするヤツ!」
「イテッ」
そう言って翔真が足先で亮のお腹を蹴飛ばせば、亮は大げさに後ろに仰け反ったが、何もされていないはずの和衣まで、「ッッッΣ( ̄□ ̄;)!!??」みたいな顔で固まった。
ちなみに翔真の言う『イチゴの匂いのするコンドーム』とは、この間ついヤッてしまった制服エッチの際、真大が出して来た代物で、聞けば亮から貰ったと言う。
あんな最中に思い出したくない顔を思い出してしまって、思わず萎えそうになったのも事実だ。
「えー、よくなかった? おもしろかっただろ?」
「おもしれぇけど、おかしいだろ、俺と真大でイチゴの匂い漂わせてんの!」
「うひゃひゃ、想像すると笑えんだけど」
ムッとしている翔真を(そして口をアングリさせたままでいる和衣のことも)お構いなしに、亮はさもおもしろそうに笑っている。
素直に貰い受けて、使ってしまう真大も真大だが、やはり諸悪の根源は亮に違いないのに。
「、、、あのー…」
「ん?」
「どした?」
しばらくポカンとしていた和衣は、ようやく気を取り戻したのか、突き合ったり蹴り合ったりしている亮と翔真のほうに身を乗り出した。
「…それってどういうこと? イチゴ?」
「カズ聞いてよー。こいつアホだからさ、匂い付きのゴム、真大に渡してんだぜ? しかもイチゴ! もうホンットにアホだろ!?」
「そ…そんなのがあんの? 匂い付き??」
翔真は、全然堪えていない亮への不満を和衣にぶつけるが、和衣といえば、『匂い付きのコンドーム』という存在自体が初耳で、それってちょっとマニアックな感じ…? と若干引き気味だ。
「てかショウちゃん、それ使ったの…?」
「使ったよ。だって袋開けて、使う寸前に匂い付きだって分かったんだもん、しょうがない」
口元を引き攣らせつつ和衣が尋ねれば、翔真は事もなげにそう答える。
使ったどころか、いきなり匂いを嗅がされたのだ。
「カズも欲しけりゃやるけど? まだ余ってっから」
「いるわけないじゃん、バカッ!!」
ニヤニヤしながら口を挟んで来た亮に、和衣は即行で突っ込む。
そんなもの、絶対にいるわけがない。
「何で? お前イチゴとかそういうの好きじゃん。……、え、まさかお前ら生でやってんの?」
「ウッソー。カズ、意外とチャレンジャー」
「ちっ違う、違うしっ!! 何で!? 使ってるに決まってんじゃんっ!!」
匂い付きのものがいらないと答えただけなのに、なぜかコンドーム自体、使用していない風に取られてしまって、冗談だと分かっていながら翔真もそれに乗っかるから、和衣は真っ赤になって全否定した。
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ちなみに、イチゴの匂い付きコンドームのお話はこちらです→「僕らの青春に明日はない (44)」
*このお話は、「君といる~」3rdシーズン番外編「ボクらの青春に明日はない」の、その後のお話です。そちらを読んでいなくても分かるとは思いますが、よろしければ読んでみてくださいね。
蒼一郎が出掛けた後、翔真だけになった部屋に亮が来て、それから和衣が来たので、結局室内には当初の定員以上の3人がいた。
部屋の真ん中には、主にご飯を食べる用に使っているローテーブルがあって、3人してそれを囲んで顔を突き合わせているけれど、翔真は携帯電話を弄り、亮はマンガを、和衣は恋愛特集の女性誌を読んでいるので、3人してバラバラなことをしているのだが。
「――――あ、そうだ。亮、お前さぁ、真大に変なモン渡すなよなー」
「ぅん?」
メールの送信を終えた翔真が、思い出したように顔を上げると、亮もマンガから顔を上げた。
雑誌に集中していた和衣も、何のこと? と、何となくそちらに意識を傾け掛ける。
「あのコンドーム! イチゴの匂いするヤツ!」
「イテッ」
そう言って翔真が足先で亮のお腹を蹴飛ばせば、亮は大げさに後ろに仰け反ったが、何もされていないはずの和衣まで、「ッッッΣ( ̄□ ̄;)!!??」みたいな顔で固まった。
ちなみに翔真の言う『イチゴの匂いのするコンドーム』とは、この間ついヤッてしまった制服エッチの際、真大が出して来た代物で、聞けば亮から貰ったと言う。
あんな最中に思い出したくない顔を思い出してしまって、思わず萎えそうになったのも事実だ。
「えー、よくなかった? おもしろかっただろ?」
「おもしれぇけど、おかしいだろ、俺と真大でイチゴの匂い漂わせてんの!」
「うひゃひゃ、想像すると笑えんだけど」
ムッとしている翔真を(そして口をアングリさせたままでいる和衣のことも)お構いなしに、亮はさもおもしろそうに笑っている。
素直に貰い受けて、使ってしまう真大も真大だが、やはり諸悪の根源は亮に違いないのに。
「、、、あのー…」
「ん?」
「どした?」
しばらくポカンとしていた和衣は、ようやく気を取り戻したのか、突き合ったり蹴り合ったりしている亮と翔真のほうに身を乗り出した。
「…それってどういうこと? イチゴ?」
「カズ聞いてよー。こいつアホだからさ、匂い付きのゴム、真大に渡してんだぜ? しかもイチゴ! もうホンットにアホだろ!?」
「そ…そんなのがあんの? 匂い付き??」
翔真は、全然堪えていない亮への不満を和衣にぶつけるが、和衣といえば、『匂い付きのコンドーム』という存在自体が初耳で、それってちょっとマニアックな感じ…? と若干引き気味だ。
「てかショウちゃん、それ使ったの…?」
「使ったよ。だって袋開けて、使う寸前に匂い付きだって分かったんだもん、しょうがない」
口元を引き攣らせつつ和衣が尋ねれば、翔真は事もなげにそう答える。
使ったどころか、いきなり匂いを嗅がされたのだ。
「カズも欲しけりゃやるけど? まだ余ってっから」
「いるわけないじゃん、バカッ!!」
ニヤニヤしながら口を挟んで来た亮に、和衣は即行で突っ込む。
そんなもの、絶対にいるわけがない。
「何で? お前イチゴとかそういうの好きじゃん。……、え、まさかお前ら生でやってんの?」
「ウッソー。カズ、意外とチャレンジャー」
「ちっ違う、違うしっ!! 何で!? 使ってるに決まってんじゃんっ!!」
匂い付きのものがいらないと答えただけなのに、なぜかコンドーム自体、使用していない風に取られてしまって、冗談だと分かっていながら翔真もそれに乗っかるから、和衣は真っ赤になって全否定した。
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ちなみに、イチゴの匂い付きコンドームのお話はこちらです→「僕らの青春に明日はない (44)」
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カテゴリー:Baby Baby Baby Love
テーマ:自作BL小説 ジャンル:小説・文学
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COMMENT-FORM
柚子季 杏 ⇒ No title
ぶははwww
やっぱりこの3人最高です!
いいなぁ~幼馴染の親友って(*´∀`*)
じゃれあう感じが堪らなくいいですよね♪ 仲良いな~♪
読み逃げ予定が思わずコメ入れw
翔ちゃん好きだ~~!! ←
やっぱりこの3人最高です!
いいなぁ~幼馴染の親友って(*´∀`*)
じゃれあう感じが堪らなくいいですよね♪ 仲良いな~♪
読み逃げ予定が思わずコメ入れw
翔ちゃん好きだ~~!! ←
如月久美子 ⇒ >拍手コメ→sさん
カズちゃんたちのこと、待っててくれましたか!
ありがとうございます!
カズちゃん、だーいぶ恥ずかしがり屋さんですからね。
子どものころからの腐れ縁である亮タン・翔ちゃんと、この手の話をするだけでこの恥ずかしがりよう……試せるときは来るんでしょうか(笑)?
拍手&コメントありがとうございました!
ありがとうございます!
カズちゃん、だーいぶ恥ずかしがり屋さんですからね。
子どものころからの腐れ縁である亮タン・翔ちゃんと、この手の話をするだけでこの恥ずかしがりよう……試せるときは来るんでしょうか(笑)?
拍手&コメントありがとうございました!
如月久美子 ⇒ >柚子季さん
やってしまいました、友情カプ!
このくらいの年の男子は、この手の話題で盛り上がるんだろうなぁ…て思って、ノリノリで書きました。
カズちゃんは、相変わらず純情乙女ですが…(^_^;)
> 読み逃げ予定が思わずコメ入れw
> 翔ちゃん好きだ~~!! ←
お忙しいところ、ありがとうございます!
これから翔ちゃんも、なかなかの暴走を……続きをお楽しみにです!
コメントありがとうございました!
このくらいの年の男子は、この手の話題で盛り上がるんだろうなぁ…て思って、ノリノリで書きました。
カズちゃんは、相変わらず純情乙女ですが…(^_^;)
> 読み逃げ予定が思わずコメ入れw
> 翔ちゃん好きだ~~!! ←
お忙しいところ、ありがとうございます!
これから翔ちゃんも、なかなかの暴走を……続きをお楽しみにです!
コメントありがとうございました!