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ボクたち男の子! (中編)
2010.11.07 Sun
*R15です。性的な表現は含まれていませんが、最初から最後まで通して、ずっと下ネタな感じなので、15歳未満のかた、そういった表現の苦手なかたはご遠慮ください。
「つーかさ、お前、どうやってゴムとか買ってんの?」
「は?」
ようやく笑いを収めた翔真が、興味津々な様子で和衣の顔を覗き込んだ。
親友の性生活には何の興味もないが(というか、寧ろ知りたくない)、匂い付きのコンドームの話をしたくらいでこの反応なのだ、からかいたい気持ちは存分に湧いてくる。
「あ、それ、俺も気になる。お前ら、どうしてんの?」
「ッッッ…!!!」
もちろん亮も、すぐさまそれに乗っかって来る。
2人に詰め寄られ、和衣の顔は一気に真っ赤になった。
「祐介と一緒に買いに行ってる姿、想像付かないんだけど」
「想像しなくていいし!」
何でそんなこと想像されなきゃいけないの!? と、和衣は真っ赤な顔で翔真の頭を叩く。
しかし和衣の敵は翔真だけではなかった。
「でもカズが1人で買いに行けるとも思えない」
翔真の横で亮が(なぜか)至極真面目な顔をしてそう言い出す。
さらには翔真も続けて、「え、じゃあ祐介が買ってるってこと? いっつも。それはそれで、何か想像できないんだけど」なんて言うから、和衣は「だから、想像しなくていいってば! もぉー!!」と喚いた。
2人で一緒に買いに行くのも、どちらかが1人で買いに行くのも、やはり想像できない。
いや別に想像したくはないけれど、でもよく考えたらこの2人、どちらもそういう雰囲気を漂わせていないなぁ、と改めて思った。
「てことは、やっぱ生でやってんの?」
「ちーがーうー!!」
「イダッ」
「イッテ…」
何でそうなる!? と、和衣は亮と翔真の頭を思い切り引っ叩いた。
和衣は小柄で華奢な体つきだが、もちろん男だし、小中高とずっと野球をやってきたおかげか力があるので、テンションが上がったときとか、こういう場合に加減知らずで叩かれると、本気で痛い。
「もぉー…バッカじゃないの、2人して。そんなの聞かれたって、2人だって困るでしょ? どうしてんの? とかさ」
2人してからかってー…と、和衣は頬を膨らませつつ、反撃を試みた――――が。
「自分で買ってます」
「同じく」
「…いや、真剣な顔して答えられても、こっちの反応が困るんですけど」
亮も翔真もあっさりと答えるから、逆に和衣のほうがどうしていいか分からない。
竜也にもそうだが、この長年一緒にいる腐れ縁の幼馴染みにも、口では敵いそうにないらしい。
「あ、でもこないだ、むっちゃんと一緒に買いに行った。コンドームショップ」
「はぁ~~~?? 何でむっちゃんと行くわけ!? 何で? 何で!?」
いきなり亮がとんでもないことを暴露するので、和衣はつい声を大きくしてしまった。
別に2人でどこに行こうと構わないが、亮の言い方だと、一緒に出掛けたときに、たまたま買ったと言うよりは、わざわざそれを買いに、2人で出掛けたみたいだ。
「いや、何となくだけど。そういうお店あるんだよーて行ったら、むっちゃんが行ってみたいて言うから」
「それで2人で行ったの!? ギャハハ、超ウケるんだけど! 男同士で行ってるヤツなんて、他にいんの!?」
亮の言葉に少なからずショックを受けている和衣と違い、翔真はウケまくって、その話に食い付いてきた。
「いたいた。でも多分、彼女と使うヤツ、友だちと一緒に買いに来たんだろうなぁ、て感じだった。女の子同士もいたし、普通にカップルもいたけど」
「マジかよ~。おもしれぇ、俺も行きてぇ!」
腹を抱えて笑い出した翔真は、とうとう手足をバタつかせた。
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「つーかさ、お前、どうやってゴムとか買ってんの?」
「は?」
ようやく笑いを収めた翔真が、興味津々な様子で和衣の顔を覗き込んだ。
親友の性生活には何の興味もないが(というか、寧ろ知りたくない)、匂い付きのコンドームの話をしたくらいでこの反応なのだ、からかいたい気持ちは存分に湧いてくる。
「あ、それ、俺も気になる。お前ら、どうしてんの?」
「ッッッ…!!!」
もちろん亮も、すぐさまそれに乗っかって来る。
2人に詰め寄られ、和衣の顔は一気に真っ赤になった。
「祐介と一緒に買いに行ってる姿、想像付かないんだけど」
「想像しなくていいし!」
何でそんなこと想像されなきゃいけないの!? と、和衣は真っ赤な顔で翔真の頭を叩く。
しかし和衣の敵は翔真だけではなかった。
「でもカズが1人で買いに行けるとも思えない」
翔真の横で亮が(なぜか)至極真面目な顔をしてそう言い出す。
さらには翔真も続けて、「え、じゃあ祐介が買ってるってこと? いっつも。それはそれで、何か想像できないんだけど」なんて言うから、和衣は「だから、想像しなくていいってば! もぉー!!」と喚いた。
2人で一緒に買いに行くのも、どちらかが1人で買いに行くのも、やはり想像できない。
いや別に想像したくはないけれど、でもよく考えたらこの2人、どちらもそういう雰囲気を漂わせていないなぁ、と改めて思った。
「てことは、やっぱ生でやってんの?」
「ちーがーうー!!」
「イダッ」
「イッテ…」
何でそうなる!? と、和衣は亮と翔真の頭を思い切り引っ叩いた。
和衣は小柄で華奢な体つきだが、もちろん男だし、小中高とずっと野球をやってきたおかげか力があるので、テンションが上がったときとか、こういう場合に加減知らずで叩かれると、本気で痛い。
「もぉー…バッカじゃないの、2人して。そんなの聞かれたって、2人だって困るでしょ? どうしてんの? とかさ」
2人してからかってー…と、和衣は頬を膨らませつつ、反撃を試みた――――が。
「自分で買ってます」
「同じく」
「…いや、真剣な顔して答えられても、こっちの反応が困るんですけど」
亮も翔真もあっさりと答えるから、逆に和衣のほうがどうしていいか分からない。
竜也にもそうだが、この長年一緒にいる腐れ縁の幼馴染みにも、口では敵いそうにないらしい。
「あ、でもこないだ、むっちゃんと一緒に買いに行った。コンドームショップ」
「はぁ~~~?? 何でむっちゃんと行くわけ!? 何で? 何で!?」
いきなり亮がとんでもないことを暴露するので、和衣はつい声を大きくしてしまった。
別に2人でどこに行こうと構わないが、亮の言い方だと、一緒に出掛けたときに、たまたま買ったと言うよりは、わざわざそれを買いに、2人で出掛けたみたいだ。
「いや、何となくだけど。そういうお店あるんだよーて行ったら、むっちゃんが行ってみたいて言うから」
「それで2人で行ったの!? ギャハハ、超ウケるんだけど! 男同士で行ってるヤツなんて、他にいんの!?」
亮の言葉に少なからずショックを受けている和衣と違い、翔真はウケまくって、その話に食い付いてきた。
「いたいた。でも多分、彼女と使うヤツ、友だちと一緒に買いに来たんだろうなぁ、て感じだった。女の子同士もいたし、普通にカップルもいたけど」
「マジかよ~。おもしれぇ、俺も行きてぇ!」
腹を抱えて笑い出した翔真は、とうとう手足をバタつかせた。
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テーマ:自作BL小説 ジャンル:小説・文学
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COMMENT-FORM
粟津原栗子 ⇒ もうだめー
朝からニヤニヤが止まりませんww
こういうシモのお話だいすきー(笑
かずちゃんかわいいw
ショウちゃんもリョウくんもあけすけですからねぇ、余計にかずちゃんの可愛さにきゅんwですww
もっかい「君といる~」シリーズ読み直そ C= C=┌( ・_・)┘♪
こういうシモのお話だいすきー(笑
かずちゃんかわいいw
ショウちゃんもリョウくんもあけすけですからねぇ、余計にかずちゃんの可愛さにきゅんwですww
もっかい「君といる~」シリーズ読み直そ C= C=┌( ・_・)┘♪
- |2010.11.07
- |Sun
- |07:56
- |URL
- |EDIT|
如月久美子 ⇒ >粟津原さん
何だかかなーりシモのほうのお話になってしまって、みんな付いてきてるかなー、引いてないかなー、といろいろ心配してたんですが、大好きとか言っていただいて、ありがとうございます!
何か、いろいろと許してもらえた感じがして、ホッとしてます(笑)
カズちゃんも年相応の男の子なんで、知識が全然ないわけではないんですが、こっち方面は、ごく普通~~~のことしか知らないというか、積極的に知ろうという気持ちがないんで、うっかり亮タンと翔ちゃんがガンガン話し始めると…。
カズちゃんには、若干、女として負けた感を覚える私です(^_^;)
このシリーズも、気付けば恋三昧の顔となってきました。
書いたお話(記事)の数からすると、最多かも…。
読み直すと、カズちゃんが乙女と化していく過程が分かるかも(笑)
コメントありがとうございました!
何か、いろいろと許してもらえた感じがして、ホッとしてます(笑)
カズちゃんも年相応の男の子なんで、知識が全然ないわけではないんですが、こっち方面は、ごく普通~~~のことしか知らないというか、積極的に知ろうという気持ちがないんで、うっかり亮タンと翔ちゃんがガンガン話し始めると…。
カズちゃんには、若干、女として負けた感を覚える私です(^_^;)
このシリーズも、気付けば恋三昧の顔となってきました。
書いたお話(記事)の数からすると、最多かも…。
読み直すと、カズちゃんが乙女と化していく過程が分かるかも(笑)
コメントありがとうございました!