恋三昧

【18禁】 BL小説取り扱い中。苦手なかた、「BL」という言葉に聞き覚えのないかた、18歳未満のかたはご遠慮ください。

2008年05月

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4. 「自分でやらなきゃわからないだろ?」 (前編) R18


*R18です。18歳未満のかた、そういったものが苦手なかたはご遠慮ください。

 シャツのボタンをすべて外されて、ぷつっと立ち上がった胸の突起を爪で引っ掛かれるたび、水瀬は甘い声を上げる。

「ヤ、せんせ、ヤダ…」
「何が嫌なの?」
「ぁん…。下も、触って…」

 水瀬は恥ずかしそうに視線を逸らすけれど、我慢できないのか、緩く腰を動かす。

「水瀬ってさ、やっぱ初めてじゃねぇんだ、男」

 コクン。
 俯いたままで、けれど小さく頷いた。

 女の子大好きな水瀬だが、そのかわいらしい容貌から、男から告白されることもしばしば。
 むさくてごつい、バリバリ体育会系の男だったら相手にもしないけれど、同じクラスの篠崎みたくキレイな子だったりすると、つい流されてしまうわけで。

「センセ…」

 濡れた瞳で見つめられ、栗原はその頬にキスをすると、水瀬のベルトに手を掛けた。制服のスラックスの前を寛げると、すでに中は濡れていて。
 恥ずかしくて足を閉じようとするけれど、それは栗原の手が許さない。

「あぁ、もうこんなにして。そんなに我慢できなかった?」
「だって…あぁっ…」

 下着の中に忍び込んだ手が、直に水瀬の中心に触れる。待ち望んだ刺激に、水瀬は体を仰け反らせた。栗原の胸に後頭部をすり寄せ、快感に溺れる。

「あぁっ、ん…」

 手の動きを、速く、複雑にしてやると、いつもは生意気なことしか言わない水瀬の口から、甘い声が零れ落ちる。

「センセッ…」
「ん? 1回イク?」

 膝の辺りに引っ掛かったスラックスを脱がせて、もう1度水瀬を膝の上に抱え直す。
 唾液に濡れて艶っぽさを増す唇を塞いで、栗原はカウパー液がトロトロと零れる水瀬自身を強く扱いて、そして先端に爪を立てると、水瀬は背中を強張らせて、栗原の手の中に精液を吐き出した。

「うぅん、はあ、ん…」

 ずっと唇を塞がれていて苦しくなったのか、水瀬は首を振ってキスから逃れる。大きく息を吸って、解放の余韻に浸るように、栗原の胸に背中を預けて目を閉じる水瀬。

「フ…ホント、かわいいね、水瀬は」
「せんせ…」
「んー?」
「欲し…」

 うっすらと目を開けて、その先をねだる水瀬。栗原はニィッと口の端を上げて、人の悪そうな笑みを作った。
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カテゴリー:高校生男子
テーマ:自作BL小説  ジャンル:小説・文学

4. 「自分でやらなきゃわからないだろ?」 (後編) R18


*R18です。18歳未満のかた、そういったものが苦手なかたはご遠慮ください。

 クタリとした水瀬の体を自分に向き合うように反転させて、栗原は、滑らかな背中を指先でなぞり、辿り着いた双丘を柔らかく揉む。

「あぁん……ちゃんとしてよぉ…」

 栗原は、舐めてよく濡らした指を水瀬の後ろに滑らせる。爪の先ほど入れると、キュウと抱き付いた水瀬が吐息を洩らす。

「あ、や…もっと奥に……」

 自然と腰が動いてしまっている水瀬に苦笑しつつ、栗原は望むまま2本にした指を水瀬の中に差し入れる。

「やぁっ…ん、ぁ、」

 甘い吐息が、栗原の耳を掠める。

「あ、イヤッ…!」

 何度か抜き差ししているうち、水瀬が高い声を上げて仰け反った。

「何? ここ?」
「や、やぁっ…」

 栗原は、見つけた水瀬の敏感な場所を執拗に攻め立てる。水瀬は頭を振りながら、栗原にしがみ付いてきて。

「ダメ、嫌ぁ…はぁっ」
「何が嫌? 嘘つくなよ。ここがいいんだろ?」

 グリッと、その痼りを強く押す。

「くぅっ…」

 水瀬はぐぐっと体を伸ばして、吐息と共に弛緩させた。

「え?」

 腹部に感じる、濡れた感触。クッタリしている水瀬の体を少し離すと、水瀬の腹と栗原のシャツが白濁した精液でベットリと汚れている。

「まさか、後ろだけでイッちゃった?」

 さすがに栗原も、これには驚いた。今まで何人か男は抱いてきたけれど、ここまで感度のいい子は初めてだ。

「センセ…」

 イッたばかりの上気した頬と艶めいた表情で、『先生』なんて呼ばれたら、本当にゾクゾクしてしまう。栗原は乾いた唇を舐め、水瀬の体を腿から下ろした。

「欲しいの? 俺の」

 コクン。
 こんなときばかり素直になって。水瀬は栗原の顔を見ながら頷いた。

「いいよ、好きなだけ上げる」

 けれど、栗原はまだ、服を着たまま。シャツは水瀬の精液で汚れちゃってるけれど。

「セン、セ…?」
「欲しいんだろ? 自分で入れてみな?」
「そんな、出来な…」

 さっきまであんなに大胆に欲しがっていたくせに、途端に恥らう様子を見せる水瀬。けれど栗原は容赦しなかった。

「自分でやらなきゃ、分からないだろ?」

 手に付いた水瀬の精液をペロリと舐めると、水瀬の喉が鳴った。
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カテゴリー:高校生男子
テーマ:自作BL小説  ジャンル:小説・文学

5. 「理解できたか? 淫乱ちゃん」 (前編) R18


*R18です。18歳未満のかた、そういったものが苦手なかたはご遠慮ください。

 水瀬の震える指先が栗原のベルトを外し、熱くなった栗原自身を晒す。露になった欲望に、水瀬はゴクリと喉を鳴らした。

「セン…」
「入れてみ? 自分で」
「……ん、」

 緩く勃ち上がった栗原自身を何度か扱いてから栗原の足を跨ぐと、水瀬は自分の後ろにそれをあてがった。

「ぅ…」

 ほんの少しだけ栗原を受け入れて、水瀬は動きを止めた。

「まだ全然入ってないけど? 欲しいんだろ? 動けよ」
「だ、って…」

 1度息をついてから、水瀬はゆっくりと腰を落とす。

「はっ……あ、あぁんっ!!」

 半分ほど中に収めたところでまた水瀬が止まるから、焦れた栗原は水瀬の細い腰を掴むと一気に奥まで突き上げた。

「いやぁっ、いた、センセッ…!!」

 ボロボロと涙を零しながら訴えるのに、栗原は容赦なく突き上げてくる。

「あ、あ、やっ…壊れちゃ……うぅん…!」

 栗原の首に腕を回して、水瀬は必死にしがみ付く。つぅ…と、栗原の指が水瀬の背中を滑ると、水瀬の中がキュウと栗原を締め付ける。

「こんなに感じてんのに、壊れるかよ。ホラ、自分で動いてみな?」
「あんっ…」

 さっきまであんなに痛がっていたのに、水瀬はもう快感の虜になっていて、動きを止めた栗原にせがむような視線を向ける。

「自分のいいとこ、分かるだろ?」
「ぁ…」

 栗原に促され、水瀬はゆっくりと腰を上げる。抜けそうなところで、また腰を下ろして。尻に栗原の腿が触れたところで、また上げる。

「センセェ…」
「いい子だね、水瀬。上手だよ…」

 耳の裏に唇を寄せる。耳たぶを食むと、水瀬の背中が震える。片手は水瀬の背中を支え、もう一方の手で、立ち上がった乳首を抓む。

「ヒッ…ん、あぁ…」
「ここもいいの? ホント、敏感だな」
「あ、あぁん…センセ、センセェ…」

 濡れた唇。赤い舌が覗く半開きの口で呼ばれて、栗原は自身が熱くなるのを感じる。どれほど男に慣れているのかは知らないが、水瀬の中は熱くいやらしく絡み付いてきて。

「あぁんっ!」

 腰を落とした水瀬が、ビクンと仰け反った。自分のイイところを突き上げてしまったようだ。

「ここ? 水瀬の好きな場所って」
「ああぁっ! はぁ…はぁ、そこ、もっと…」

 グリグリと、その敏感な場所ばかりを突かれる。
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