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3. 「たっぷり教えてやるよ。体にな」 (後編)
2008.05.28 Wed
「センセ…」
シャーペンを持つ手が震える。
「はぁっ…」
水瀬は熱い息を洩らした。
「どうした?」
しれっとした顔で問い掛けてくる栗原。その間も、胸をまさぐる手は止まらなくて。水瀬は悔しくて、「何でもない!」と言うと、シャーペンを握り直した。
えーっと、だから、これが関係代名詞で…………えーっと、えーっと……。
ただでさえ理解し難い英語なのに、まったく集中できなくて、いつまで経っても水瀬のシャーペンは進まない。
「センセェ……も、ダメ…」
とうとう水瀬は根を上げた。それなのに。
「何が?」
「うぅん……ちゃんと、触って…」
水瀬は上体を捻って栗原のほうを向くと、そのまま栗原の唇に自分のそれを重ねた。
「ん…」
栗原は水瀬の体を支えながら、そのキスに応える。絡んできた舌を強く吸い上げると、水瀬の背中が震えた。
「センセ……お願い…」
「んー?」
少しだけ唇を離して、水瀬はねだるように栗原を見つめる。なのに栗原は、気付いていないふりで、軽く受け流そうとする。
水瀬はモジモジと膝をすり合わせる。
「何で、意地悪すんの…?」
「意地悪? だって今はお勉強中だろ?」
「ふぇ…」
いや。もう我慢できないのに。
水瀬の目から涙が零れる。
「ふ、」
栗原は口元を緩ませると、その涙を舌で掬って。
「たっぷり教えてやるよ。体にな」
シャーペンを持つ手が震える。
「はぁっ…」
水瀬は熱い息を洩らした。
「どうした?」
しれっとした顔で問い掛けてくる栗原。その間も、胸をまさぐる手は止まらなくて。水瀬は悔しくて、「何でもない!」と言うと、シャーペンを握り直した。
えーっと、だから、これが関係代名詞で…………えーっと、えーっと……。
ただでさえ理解し難い英語なのに、まったく集中できなくて、いつまで経っても水瀬のシャーペンは進まない。
「センセェ……も、ダメ…」
とうとう水瀬は根を上げた。それなのに。
「何が?」
「うぅん……ちゃんと、触って…」
水瀬は上体を捻って栗原のほうを向くと、そのまま栗原の唇に自分のそれを重ねた。
「ん…」
栗原は水瀬の体を支えながら、そのキスに応える。絡んできた舌を強く吸い上げると、水瀬の背中が震えた。
「センセ……お願い…」
「んー?」
少しだけ唇を離して、水瀬はねだるように栗原を見つめる。なのに栗原は、気付いていないふりで、軽く受け流そうとする。
水瀬はモジモジと膝をすり合わせる。
「何で、意地悪すんの…?」
「意地悪? だって今はお勉強中だろ?」
「ふぇ…」
いや。もう我慢できないのに。
水瀬の目から涙が零れる。
「ふ、」
栗原は口元を緩ませると、その涙を舌で掬って。
「たっぷり教えてやるよ。体にな」
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