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指切りげんまん
2011.04.03 Sun
「……ん…?」
2人でいっぱい愛し合った後、シャワーを浴びて、ベッドの中でまったりとしていたら、突然悠ちゃんが指を絡めてきた。
「どうしたの?」
けれど悠ちゃんは何も答えず、1本1本、指を絡めて。最後に小指同士を絡げた。
「悠ちゃん?」
何も言わない。
悠ちゃんは視線を上げて、俺の目をジッと見つめた。
「どうしたの?」
「指切り」
「ん? あぁ、そうだね」
「指切りげんまん、嘘ついたら針千本飲まーす」
決して軽やかとは言えないリズムでそう歌い上げた悠ちゃんが、「指切った」って言って、2人の小指を離した。
「何の指切り?」
「さっき言ったこと」
「さっき?」
「嘘だったら、針千本ね?」
きっと俺はよほどキョトンとした顔をしているんだろう。悠ちゃんはクスクス笑いながら、胸元に擦り寄ってきた。
「さっき言ったでしょ? 拓海」
「いつのさっき?」
「さっきはさっき。お風呂入る前」
お風呂入る前? って、あぁ、セックスしてるときのことね。
何言ったかな?
結構いろいろ喋ってると思うけど…………指切りさせられるような、大事な何か、言ったっけ?
「さっき、言ったじゃん…………『ずっと一緒にいよう』って……」
言って恥ずかしくなったのか、悠ちゃんは耳まで赤くして、俺の胸に顔を押し付けてきた。
かわいい。
「あのさぁ、悠ちゃん」
「……な、に…?」
「そんなの、指切りするまでもねぇんだけど」
「……え?」
今度は悠ちゃんがキョトンとする番。
不思議顔で俺のことを見上げてきた。
「そんなことしなくたって、ずっと一緒に決まってるでしょ?」
離れた小指、もう1度絡めて。
ずっと、一緒にいよう。
*END*
2人でいっぱい愛し合った後、シャワーを浴びて、ベッドの中でまったりとしていたら、突然悠ちゃんが指を絡めてきた。
「どうしたの?」
けれど悠ちゃんは何も答えず、1本1本、指を絡めて。最後に小指同士を絡げた。
「悠ちゃん?」
何も言わない。
悠ちゃんは視線を上げて、俺の目をジッと見つめた。
「どうしたの?」
「指切り」
「ん? あぁ、そうだね」
「指切りげんまん、嘘ついたら針千本飲まーす」
決して軽やかとは言えないリズムでそう歌い上げた悠ちゃんが、「指切った」って言って、2人の小指を離した。
「何の指切り?」
「さっき言ったこと」
「さっき?」
「嘘だったら、針千本ね?」
きっと俺はよほどキョトンとした顔をしているんだろう。悠ちゃんはクスクス笑いながら、胸元に擦り寄ってきた。
「さっき言ったでしょ? 拓海」
「いつのさっき?」
「さっきはさっき。お風呂入る前」
お風呂入る前? って、あぁ、セックスしてるときのことね。
何言ったかな?
結構いろいろ喋ってると思うけど…………指切りさせられるような、大事な何か、言ったっけ?
「さっき、言ったじゃん…………『ずっと一緒にいよう』って……」
言って恥ずかしくなったのか、悠ちゃんは耳まで赤くして、俺の胸に顔を押し付けてきた。
かわいい。
「あのさぁ、悠ちゃん」
「……な、に…?」
「そんなの、指切りするまでもねぇんだけど」
「……え?」
今度は悠ちゃんがキョトンとする番。
不思議顔で俺のことを見上げてきた。
「そんなことしなくたって、ずっと一緒に決まってるでしょ?」
離れた小指、もう1度絡めて。
ずっと、一緒にいよう。
*END*
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