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僕らの青春に明日はない (93)
2010.06.04 Fri
「せっかくだから、貰っちゃった」
「貰っちゃった、て…、貰っちゃって、一体どうするつもり? 真大さん」
「翔真さんと、制服エッチ」
「お前の頭ん中、それだけかー!」
一体何と言って、あの女の子たちから貰って来たのだろう。
まさかこれからも自分で着るとは言わないだろうから、彼女に着せたいとか? いや、それでも言われたほうは結構引くと思うけど…。
「えっへっへ、今度は翔真くんが着てよー。そんで制服エッチしよ?」
「はぁ~…お前って、ホントにアホだな…。アホすぎてかわいい」
かわいいかわいい、と、翔真は真大の頭を撫でてやった。
そんな呆れ顔で言われたって、真大は何だか釈然としない。
「何それ。かわいいのは翔真くんのほうでしょ? あ、いいこと思い付いた。これ着て、温泉でお風呂エッチは?」
「あのなぁ。お前、何プレイがしたいんだよ」
もう全然意味が分からない。
女子高生と温泉が結び付いていないないし、お風呂エッチの時点で制服は脱いでしまっているから、女子高生が関係なくなっている。
「…そっか。じゃあ、翔真くんに制服を着てもらうのは、また別の機会にしよう」
「お前、俺に温泉で制服着せるつもりだったのかよ…」
しかも、翔真が制服を着るのは、決定事項なのか。
何だかもう頭が痛くなりそう…。
「いいじゃん。翔真くんだって、そういうの好きでしょ?」
「別に好きじゃ…」
「でも嫌いじゃないでしょ?」
「…………。別に、」
…嫌いじゃないことも、ないわけじゃないけど。
でもそんなこと、言ってやらないけれど。
「ふぅん。じゃあ、そういうのが好きな俺は――――嫌い?」
翔真に凭れながら、真大は複雑な表情をしている翔真の顔を覗き込んだ。
まったく、卑怯な質問だと思う。
それに嫌いだと答えられる男が、この世の中に一体いるだろうか。けれど。
「翔真くん?」
「…嫌い」
「えぇっ!?」
途端、真大が悲愴に満ちた顔になる。
ホント、アホすぎて、かわいい。
「――――なわけ、ないだろ、バーカ」
「…………。なっ…あぁーもう! 翔真くんのバカー、今めっちゃ焦った!」
「一瞬でも信じるなよ、お前」
「だって超真面目な顔して言うんだもん! もぉ~」
翔真にしてやられたのが悔しかったのか、真大にしては珍しく、顔を赤くして拗ねている。
でも、たまには、こういうのも。
「バーカ、好きだよ」
嫌いになるわけがない。
――――でも、制服を着せられるのだけは、ご免だけど。
「貰っちゃった、て…、貰っちゃって、一体どうするつもり? 真大さん」
「翔真さんと、制服エッチ」
「お前の頭ん中、それだけかー!」
一体何と言って、あの女の子たちから貰って来たのだろう。
まさかこれからも自分で着るとは言わないだろうから、彼女に着せたいとか? いや、それでも言われたほうは結構引くと思うけど…。
「えっへっへ、今度は翔真くんが着てよー。そんで制服エッチしよ?」
「はぁ~…お前って、ホントにアホだな…。アホすぎてかわいい」
かわいいかわいい、と、翔真は真大の頭を撫でてやった。
そんな呆れ顔で言われたって、真大は何だか釈然としない。
「何それ。かわいいのは翔真くんのほうでしょ? あ、いいこと思い付いた。これ着て、温泉でお風呂エッチは?」
「あのなぁ。お前、何プレイがしたいんだよ」
もう全然意味が分からない。
女子高生と温泉が結び付いていないないし、お風呂エッチの時点で制服は脱いでしまっているから、女子高生が関係なくなっている。
「…そっか。じゃあ、翔真くんに制服を着てもらうのは、また別の機会にしよう」
「お前、俺に温泉で制服着せるつもりだったのかよ…」
しかも、翔真が制服を着るのは、決定事項なのか。
何だかもう頭が痛くなりそう…。
「いいじゃん。翔真くんだって、そういうの好きでしょ?」
「別に好きじゃ…」
「でも嫌いじゃないでしょ?」
「…………。別に、」
…嫌いじゃないことも、ないわけじゃないけど。
でもそんなこと、言ってやらないけれど。
「ふぅん。じゃあ、そういうのが好きな俺は――――嫌い?」
翔真に凭れながら、真大は複雑な表情をしている翔真の顔を覗き込んだ。
まったく、卑怯な質問だと思う。
それに嫌いだと答えられる男が、この世の中に一体いるだろうか。けれど。
「翔真くん?」
「…嫌い」
「えぇっ!?」
途端、真大が悲愴に満ちた顔になる。
ホント、アホすぎて、かわいい。
「――――なわけ、ないだろ、バーカ」
「…………。なっ…あぁーもう! 翔真くんのバカー、今めっちゃ焦った!」
「一瞬でも信じるなよ、お前」
「だって超真面目な顔して言うんだもん! もぉ~」
翔真にしてやられたのが悔しかったのか、真大にしては珍しく、顔を赤くして拗ねている。
でも、たまには、こういうのも。
「バーカ、好きだよ」
嫌いになるわけがない。
――――でも、制服を着せられるのだけは、ご免だけど。
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