スポンサーサイト
--.--.-- --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
- BL小説ランキング参加中です。クリックいただけたら嬉しいです。
- コメントや拍手、ありがとうございます。拍手の公開コメントへのお返事はこちらから。それ以外は、コメントをいただいた記事に返信いたします。
- お題配布サイト「明日」はひっそりまったり更新中です。毎日更新しない日誌「遊び心がない」もよろしくね。
カテゴリー:スポンサー広告
僕らの青春に明日はない (62)
2010.05.04 Tue
…………。
………………。
「……………………、カズちゃん?」
朝、睦月が目を覚ませば、なぜか真正面に和衣の顔のアップがあって、まだ変な夢の続きでも見ているのかしら、と思ったが、やはり現実だった。
(何でカズちゃんが、ここにいるの…?)
それも、何でそんな気持ちよさそうな顔して眠っているの?? と和衣にしがみ付かれている睦月は、答えの出ない疑問が頭の中をグルグル回る。
「カズちゃん、カズちゃん、起きてよ」
「ん…んー…」
ユサユサとその体を揺さぶってみても、変な呻き声を上げるだけで、和衣に起きる気配はない。
もしかして、まだ起きる時間じゃないのかも…。
(じゃあ俺も、もうちょっと寝よーっと)
基本的に物事を深く考えないタチの睦月は、亮も起こしに来ないし、和衣もこんなに熟睡しているのだから、起きる時間ではないのだと勝手に判断し、時計を見るという行為を放棄して、目を閉じた。
だって、睦月だって、眠い。
「おやすみなさーい」
・
・
・
・
・
「カズちゃーーん!! 何寝てんのーーーー!!!!」
その声に、睦月が叩き起こされたのは、あれからどのくらい経ってからだっただろうか。
呼ばれた名前は睦月のものではなかったが、あまりに大きいその声に、寝起き最悪の睦月ですら、パチリと目を開けて、思わず「ゴメンなさいっ!」と謝ってしまった。
「あ…愛菜ちゃん…?」
飛び起きた睦月の目に飛び込んで来たのは、すごい形相で怒っている愛菜と、はぁ~…と溜め息をついている眞織だった。
何でこの2人がここに? ここ俺の部屋だよね?
てか、カズちゃんがいる…。
状況が全然把握できない睦月は、ベッドの上にペタンと座ったまま呆然としていたが、起きたてだったせいか、大あくびをしてしまった。
「むっちゃん…」
まったく緊張感のない睦月のあくびに、愛菜の怒りも何だか削がれてしまった。
「ね、愛菜ちゃんたち、どしたの?」
「時間になっても全然カズちゃんが来ないから、迎えに来たの!」
「時間? 何の? てか、今何時?」
そういえば、まだ起きる時間じゃなかったから、また寝直したんだったっけ。
あくびをしながら、睦月がそんなことを思い出していたら、「もう10時!」と愛菜に怒られた。
………………。
「……………………、カズちゃん?」
朝、睦月が目を覚ませば、なぜか真正面に和衣の顔のアップがあって、まだ変な夢の続きでも見ているのかしら、と思ったが、やはり現実だった。
(何でカズちゃんが、ここにいるの…?)
それも、何でそんな気持ちよさそうな顔して眠っているの?? と和衣にしがみ付かれている睦月は、答えの出ない疑問が頭の中をグルグル回る。
「カズちゃん、カズちゃん、起きてよ」
「ん…んー…」
ユサユサとその体を揺さぶってみても、変な呻き声を上げるだけで、和衣に起きる気配はない。
もしかして、まだ起きる時間じゃないのかも…。
(じゃあ俺も、もうちょっと寝よーっと)
基本的に物事を深く考えないタチの睦月は、亮も起こしに来ないし、和衣もこんなに熟睡しているのだから、起きる時間ではないのだと勝手に判断し、時計を見るという行為を放棄して、目を閉じた。
だって、睦月だって、眠い。
「おやすみなさーい」
・
・
・
・
・
「カズちゃーーん!! 何寝てんのーーーー!!!!」
その声に、睦月が叩き起こされたのは、あれからどのくらい経ってからだっただろうか。
呼ばれた名前は睦月のものではなかったが、あまりに大きいその声に、寝起き最悪の睦月ですら、パチリと目を開けて、思わず「ゴメンなさいっ!」と謝ってしまった。
「あ…愛菜ちゃん…?」
飛び起きた睦月の目に飛び込んで来たのは、すごい形相で怒っている愛菜と、はぁ~…と溜め息をついている眞織だった。
何でこの2人がここに? ここ俺の部屋だよね?
てか、カズちゃんがいる…。
状況が全然把握できない睦月は、ベッドの上にペタンと座ったまま呆然としていたが、起きたてだったせいか、大あくびをしてしまった。
「むっちゃん…」
まったく緊張感のない睦月のあくびに、愛菜の怒りも何だか削がれてしまった。
「ね、愛菜ちゃんたち、どしたの?」
「時間になっても全然カズちゃんが来ないから、迎えに来たの!」
「時間? 何の? てか、今何時?」
そういえば、まだ起きる時間じゃなかったから、また寝直したんだったっけ。
あくびをしながら、睦月がそんなことを思い出していたら、「もう10時!」と愛菜に怒られた。
- 関連記事
-
- 僕らの青春に明日はない (63) (2010/05/05)
- 僕らの青春に明日はない (62) (2010/05/04)
- 僕らの青春に明日はない (61) (2010/05/03)
- BL小説ランキング参加中です。クリックいただけたら嬉しいです。
- コメントや拍手、ありがとうございます。拍手の公開コメントへのお返事はこちらから。それ以外は、コメントをいただいた記事に返信いたします。
- お題配布サイト「明日」はひっそりまったり更新中です。毎日更新しない日誌「遊び心がない」もよろしくね。
カテゴリー:Baby Baby Baby Love
テーマ:自作BL小説 ジャンル:小説・文学
コメントの投稿はこちらから ♥
COMMENT-FORM
如月久美子 ⇒ >拍手コメ→sさん
ノリノリで準備を進める真大タンと、未だ乗り切れていないカズちゃん…。
そのわりには、カズちゃんも随分のん気に寝てますが(苦笑)
とうとうコンテスト本番当日です!
カズちゃん、最後までがんばれるでしょうか。
応援お願いします!
拍手&コメントありがとうございました!
そのわりには、カズちゃんも随分のん気に寝てますが(苦笑)
とうとうコンテスト本番当日です!
カズちゃん、最後までがんばれるでしょうか。
応援お願いします!
拍手&コメントありがとうございました!