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恋せよ乙女 ~実践編 (10) R18
2010.02.06 Sat
*R18です。性的表現が多く含まれるため、18歳未満のかた、苦手なかたはご遠慮ください。
「ちょ、かずっ…」
「んぁ…?」
焦った祐介が、ローションであまり汚れていない左手で、和衣の頭を上げさせた(いくら慌てていても、ちゃんと手を選べるあたりが、祐介らしい)。
急にそこから頭を引き剥がされた和衣は、何? と小首を傾げる。
「ゆぅ…?」
「あの、も…いいから…」
「…?? 何、で…?」
「いやっ、あの…」
やっぱりよくなかった? ずっと我慢してたの? と和衣が悲しそうな顔をするから、祐介はますますうろたえる。
確かに我慢はしていたが、それは和衣がしてくれたことが嫌だったからではなくて、今にもイキそうだったから。
そうです、はい。
祐介だって男だし、かわいい恋人にここまでされて、いつまでも我慢が続くわけがない。
だからこれだけ慌てふためいているというのに、やっぱり和衣は分かっていないのか、続けてもいい? ダメ? なんてかわいい顔して聞いて来る。
「あのね、和衣…、ちょっもぉヤバイから…」
「ぅん…? ヤバ…?」
ジーザス!
やっぱり全然分かっていない!
和衣だって、これまでに何度も体を重ね、経験してきているのだから、祐介の今の状態が分かってくれてもいいはずなのに。
けれどそれは、儚い期待だった。
「ゆぅ?」
「あの、あのね、いや…もぅイキそ…だから」
だから、お願いだから、もう口を離して。
「ぁ…」
ようやく和衣は祐介の言いたいことが分かって、途端、顔を真っ赤にした。
今まで全然分かっていなかったということは、それだけこの行為に夢中になっていたということなのだろう。
「和衣?」
「…て、いいよ…?」
「え? あっ…ちょ、かず、」
離して、て言ったよね?
和衣、それを分かってくれたんだよね?
(――――なのに、どうしてまたーーーー!!)
サイドのを耳に掛けているから、上からでも見える。和衣の耳、真っ赤。
そのくらい和衣だって、恥ずかしがって、興奮していて。
でも、それはそうとして、いや、だから。
「かずっ…」
「だから……イッていい、てば…」
「ッ…!」
そういうことか! と祐介はやっと理解した。
さっき和衣がボソボソと言った言葉。よく聞き取れずにいたけれど、和衣は『イッて、いいよ…?』と言ったのだ。
いやいやいや。
言ったことが分かったところで、一体何になるというのか。状況はまったく変化なし。
「ちょ、かずっ…」
「んぁ…?」
焦った祐介が、ローションであまり汚れていない左手で、和衣の頭を上げさせた(いくら慌てていても、ちゃんと手を選べるあたりが、祐介らしい)。
急にそこから頭を引き剥がされた和衣は、何? と小首を傾げる。
「ゆぅ…?」
「あの、も…いいから…」
「…?? 何、で…?」
「いやっ、あの…」
やっぱりよくなかった? ずっと我慢してたの? と和衣が悲しそうな顔をするから、祐介はますますうろたえる。
確かに我慢はしていたが、それは和衣がしてくれたことが嫌だったからではなくて、今にもイキそうだったから。
そうです、はい。
祐介だって男だし、かわいい恋人にここまでされて、いつまでも我慢が続くわけがない。
だからこれだけ慌てふためいているというのに、やっぱり和衣は分かっていないのか、続けてもいい? ダメ? なんてかわいい顔して聞いて来る。
「あのね、和衣…、ちょっもぉヤバイから…」
「ぅん…? ヤバ…?」
ジーザス!
やっぱり全然分かっていない!
和衣だって、これまでに何度も体を重ね、経験してきているのだから、祐介の今の状態が分かってくれてもいいはずなのに。
けれどそれは、儚い期待だった。
「ゆぅ?」
「あの、あのね、いや…もぅイキそ…だから」
だから、お願いだから、もう口を離して。
「ぁ…」
ようやく和衣は祐介の言いたいことが分かって、途端、顔を真っ赤にした。
今まで全然分かっていなかったということは、それだけこの行為に夢中になっていたということなのだろう。
「和衣?」
「…て、いいよ…?」
「え? あっ…ちょ、かず、」
離して、て言ったよね?
和衣、それを分かってくれたんだよね?
(――――なのに、どうしてまたーーーー!!)
サイドのを耳に掛けているから、上からでも見える。和衣の耳、真っ赤。
そのくらい和衣だって、恥ずかしがって、興奮していて。
でも、それはそうとして、いや、だから。
「かずっ…」
「だから……イッていい、てば…」
「ッ…!」
そういうことか! と祐介はやっと理解した。
さっき和衣がボソボソと言った言葉。よく聞き取れずにいたけれど、和衣は『イッて、いいよ…?』と言ったのだ。
いやいやいや。
言ったことが分かったところで、一体何になるというのか。状況はまったく変化なし。
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