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wish (6)
2009.12.27 Sun
はぁー…昨日は変な夢見た。
天使? 幸せに?
気付いてないだけで、心の中じゃ、相当自分のこと不幸だって思ってんのかな。
まぁ考えていても仕方がないから、会社に行くため、いつもどおりの時間に家を出れば。
「え、遥琉…?」
アパートの出先のところに蹲っているのは、間違いなく夢の中に出てきた自称天使の遥琉。だって俺が貸したジャージ着てるし。
え、マジ? 夢じゃない?
夢じゃないとしたら、もしかして一晩ここにいたとか? …マジかよ。
「おい!」
俺は遥琉の上に降り積もっていた雪を払って、遥琉を起こす。
とりあえずちゃんと息してるし、熱もないみたいだけど。
何コイツ。
何でこんな状態で、こんなにのん気に寝てられるわけ?
「おい、遥琉っ!」
「ん~…あれ…遠山くん…。どぉしたのぉ…?」
寝惚けた様子の遥琉を、無理やり叩き起こす。
もし他の誰かが発見したら、えらい騒ぎだぞ、ホント。
「どうしたじゃねぇよ、何してんだ、お前」
「だって…」
「お前、ずっとここにいたのか?」
「…ん」
遥琉は雪の上に座り込んだまま俯く。
その熱意はすごいけど、そんなことされても。てか、軽くストーカーぽいし。
昨日、納得して帰ったんじゃないの?
「お前がいくらそうやってたって、話なら昨日したとおりだし」
「でも! …じゃあ、こっそり!」
「は?」
「こっそり遠山くんのこと幸せにする! 何かハッピーになれるような…」
「もういいから」
いくら言っても通じないらしい。
何だか話に付き合うのもバカバカしくなって、俺は遥琉と目線を合わすために屈めていた体を起こした。
冷たいヤツかもしれないけど、係わりたくないもんは係わりたくない。
「俺さぁ、遅刻するとマズイからもう行くな? お前ももう家に帰れよ?」
「遠山くん…」
俺は遥琉に背を向けて歩き出した。
天使? 幸せに?
気付いてないだけで、心の中じゃ、相当自分のこと不幸だって思ってんのかな。
まぁ考えていても仕方がないから、会社に行くため、いつもどおりの時間に家を出れば。
「え、遥琉…?」
アパートの出先のところに蹲っているのは、間違いなく夢の中に出てきた自称天使の遥琉。だって俺が貸したジャージ着てるし。
え、マジ? 夢じゃない?
夢じゃないとしたら、もしかして一晩ここにいたとか? …マジかよ。
「おい!」
俺は遥琉の上に降り積もっていた雪を払って、遥琉を起こす。
とりあえずちゃんと息してるし、熱もないみたいだけど。
何コイツ。
何でこんな状態で、こんなにのん気に寝てられるわけ?
「おい、遥琉っ!」
「ん~…あれ…遠山くん…。どぉしたのぉ…?」
寝惚けた様子の遥琉を、無理やり叩き起こす。
もし他の誰かが発見したら、えらい騒ぎだぞ、ホント。
「どうしたじゃねぇよ、何してんだ、お前」
「だって…」
「お前、ずっとここにいたのか?」
「…ん」
遥琉は雪の上に座り込んだまま俯く。
その熱意はすごいけど、そんなことされても。てか、軽くストーカーぽいし。
昨日、納得して帰ったんじゃないの?
「お前がいくらそうやってたって、話なら昨日したとおりだし」
「でも! …じゃあ、こっそり!」
「は?」
「こっそり遠山くんのこと幸せにする! 何かハッピーになれるような…」
「もういいから」
いくら言っても通じないらしい。
何だか話に付き合うのもバカバカしくなって、俺は遥琉と目線を合わすために屈めていた体を起こした。
冷たいヤツかもしれないけど、係わりたくないもんは係わりたくない。
「俺さぁ、遅刻するとマズイからもう行くな? お前ももう家に帰れよ?」
「遠山くん…」
俺は遥琉に背を向けて歩き出した。
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