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君のことが好きだっていう話! (8)
2016.10.20 Thu
和衣が心配していた、祐介が本当はあんまり星に興味がないんじゃないか問題は、まったくの杞憂に終わった。
和衣が思っていたよりもずっと、祐介は星が好きだったし、プラネタリウム行きも積極的に賛成してくれた。
一口にプラネタリウムと言っても様々なプログラムがあるのだと、蒼一郎のパソコンで調べた情報を打ち明ければ、祐介は言われるまでもなくそんなことも知っていたし、結局どこのプラネタリウムの、どのプログラムを見るか決め切れない和衣に代わって、いろいろ調べて、全部決めてくれたのだ。
和衣にしてみれば、思っていた手順と何か違うぞ? という感じだが、最終的に祐介とプラネタリウムを見に行けることになったから、まぁいい。
(えへ、祐介とぷらねたりゅーむ、ぷらねたりゅーむ!)
嬉しさのあまり、バイトの帰りに、祐介と一緒にプラネタリウムに行くことを睦月に自慢したら、本気の本音で『全然興味ない』と返されて、和衣が凹んだのが5日前のこと。
そして週末、ようやく待ち望んだ祐介とのプラネタリウムデートの日がやって来た。
ちなみに前日、いつものように睦月をファッションチェックに付き合わせたら、いつの間にか睦月が寝ていて、どうやっても起きないし、肩を貸すなり引っ張っていくなりして部屋に連れ戻そうとしてもうまくいかないし、そんな日に限って亮は飲み会でいないしで、結局睦月と一緒に寝るはめになってしまった。
寝起きの悪い睦月は、和衣が出掛ける時間になっても起きないから、今度こそ部屋に亮を呼びに行こうとしたら、寮の集合玄関で待ち合わせしようとしていた祐介と鉢合わせして、結局祐介が睦月を部屋まで連れて行ってくれた。
細くても腕力には自信のあった和衣は、自分に出来なかったことをあっさり祐介がやってのけたことに少しばかりショックを受けたし、祐介、そんなにむっちゃんにくっ付かないでよ…と余計な嫉妬心を芽生えさせてしまったし、待ち合わせもうまくいかなくて、落ち込み掛けたのだけれど、それも、これから祐介と一緒にプラネタリウムを見に行けると思ったら、消し飛んだ。
「次の回の、まだチケットあるみたいだけど、どうする? 夜の回のにする?」
「へっ!? あ、えっと、」
ぼんやりと幸せに浸っていたら、急に声を掛けられて、和衣は我に返った。
和衣たちが訪れたプラネタリウムは、平日の午前中は幼児向けや学習投影が中心で、午後から一般向けとなるが、土日は投影回数も増え、午前中にも一般向けのプログラムが投影される仕組みだ。
和衣的には、祐介と一緒に星が見れたらそれで満足だったのだが、和衣の性格をよく分かっていると思われる祐介が、こういうヒーリング系のもおもしろいよね、とさり気なく提案してくれたので、和衣がすぐにそれに飛び付いたのだ。
夜に来るのもすてきだと思ったけれど、早く見たい気持ちが勝って、結局すぐ次の上映を選んだ。蒼一郎とプラネタリウムを調べたときに、星なのに海てどういうこと?? と和衣が首を傾げたプログラムだ。
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和衣が思っていたよりもずっと、祐介は星が好きだったし、プラネタリウム行きも積極的に賛成してくれた。
一口にプラネタリウムと言っても様々なプログラムがあるのだと、蒼一郎のパソコンで調べた情報を打ち明ければ、祐介は言われるまでもなくそんなことも知っていたし、結局どこのプラネタリウムの、どのプログラムを見るか決め切れない和衣に代わって、いろいろ調べて、全部決めてくれたのだ。
和衣にしてみれば、思っていた手順と何か違うぞ? という感じだが、最終的に祐介とプラネタリウムを見に行けることになったから、まぁいい。
(えへ、祐介とぷらねたりゅーむ、ぷらねたりゅーむ!)
嬉しさのあまり、バイトの帰りに、祐介と一緒にプラネタリウムに行くことを睦月に自慢したら、本気の本音で『全然興味ない』と返されて、和衣が凹んだのが5日前のこと。
そして週末、ようやく待ち望んだ祐介とのプラネタリウムデートの日がやって来た。
ちなみに前日、いつものように睦月をファッションチェックに付き合わせたら、いつの間にか睦月が寝ていて、どうやっても起きないし、肩を貸すなり引っ張っていくなりして部屋に連れ戻そうとしてもうまくいかないし、そんな日に限って亮は飲み会でいないしで、結局睦月と一緒に寝るはめになってしまった。
寝起きの悪い睦月は、和衣が出掛ける時間になっても起きないから、今度こそ部屋に亮を呼びに行こうとしたら、寮の集合玄関で待ち合わせしようとしていた祐介と鉢合わせして、結局祐介が睦月を部屋まで連れて行ってくれた。
細くても腕力には自信のあった和衣は、自分に出来なかったことをあっさり祐介がやってのけたことに少しばかりショックを受けたし、祐介、そんなにむっちゃんにくっ付かないでよ…と余計な嫉妬心を芽生えさせてしまったし、待ち合わせもうまくいかなくて、落ち込み掛けたのだけれど、それも、これから祐介と一緒にプラネタリウムを見に行けると思ったら、消し飛んだ。
「次の回の、まだチケットあるみたいだけど、どうする? 夜の回のにする?」
「へっ!? あ、えっと、」
ぼんやりと幸せに浸っていたら、急に声を掛けられて、和衣は我に返った。
和衣たちが訪れたプラネタリウムは、平日の午前中は幼児向けや学習投影が中心で、午後から一般向けとなるが、土日は投影回数も増え、午前中にも一般向けのプログラムが投影される仕組みだ。
和衣的には、祐介と一緒に星が見れたらそれで満足だったのだが、和衣の性格をよく分かっていると思われる祐介が、こういうヒーリング系のもおもしろいよね、とさり気なく提案してくれたので、和衣がすぐにそれに飛び付いたのだ。
夜に来るのもすてきだと思ったけれど、早く見たい気持ちが勝って、結局すぐ次の上映を選んだ。蒼一郎とプラネタリウムを調べたときに、星なのに海てどういうこと?? と和衣が首を傾げたプログラムだ。
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