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君のことが好きだっていう話! (6)
2016.10.17 Mon
「だって、何て言っていいか分かんないもん…。てかさ、そもそも祐介ってプラネタリウム好きかな!?」
「それ、俺に聞く!?」
プラネタリウムを提案したのは蒼一郎だが、それは、和衣が星を見たいと言ったからだ。祐介が星を見るのを好きかどうかは知らないが、それこそそれは蒼一郎でなく、祐介に確認することだ。
「だってさ、祐介優しいからさ、ホントはそんなに好きじゃなくても、俺が行きたい、て言ったら、付き合ってくれそうだし…」
「でも、じゃあ、祐介くんが星見るのそんなに好きじゃないって分かったら、カズちゃん、ホントは一緒に星見に行きたいのに、我慢するの?」
「ぅ…」
相手が嫌がることを無理強いさせるのはよくないが、まだ好きかどうかも分からないことなら、誘うくらい誘ってみても、悪くはないだろう。
和衣の言うとおり、確かに祐介は優しい男だから、和衣が行きたいと言ったところを拒むことはそうなさそうだが、彼にだって意志がないわけではないから、本当に嫌だったら、嫌だと言うはずだ。
蒼一郎は星にそこまで興味がないから、郁雅にプラネタリウムに誘われたら、もしかしたら難色を示すかもしれないが、その場合、郁雅の性格からして、こういうプラネタリウムがあるとプレゼンのようなことをして、蒼一郎をその気にさせるかもしれない。
そして、蒼一郎も単純だから、すぐにその気になってしまうのだ。
だが、例えば祐介がそれほど星やプラネタリウムに興味がなかった場合、和衣が郁雅のような真似が出来るかといえば、残念ながら難しいと言わざるを得ない。
そもそも、どのプラネタリウムを見たいのか、和衣自身が選べないのだから。
それを考えたら、やはりプラネタリウムを見たいと祐介に打ち明け、一緒に調べるのがいいだろう。もしかしたら祐介は星がすごい好きで、プラネタリウムでなく、本当の星を見に行こう、と言ってくれるかもしれないし。
「誘いなよ、プラネタリウム。見たいんでしょ?」
「…見たい」
「どのプログラム見たいか自分で決められないなら、祐介くんと一緒に決めてさ、それで2人で見たいと思ったのを見るのがいいと思うよ? 俺が決めたヤツ、カズちゃんと祐介くんで見るとか、絶対変じゃん?」
「…ん」
グルグルと頭の中では色々と思い悩んでいるのかもしれないが、蒼一郎に言われて、和衣はこくりと頷いた。
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「それ、俺に聞く!?」
プラネタリウムを提案したのは蒼一郎だが、それは、和衣が星を見たいと言ったからだ。祐介が星を見るのを好きかどうかは知らないが、それこそそれは蒼一郎でなく、祐介に確認することだ。
「だってさ、祐介優しいからさ、ホントはそんなに好きじゃなくても、俺が行きたい、て言ったら、付き合ってくれそうだし…」
「でも、じゃあ、祐介くんが星見るのそんなに好きじゃないって分かったら、カズちゃん、ホントは一緒に星見に行きたいのに、我慢するの?」
「ぅ…」
相手が嫌がることを無理強いさせるのはよくないが、まだ好きかどうかも分からないことなら、誘うくらい誘ってみても、悪くはないだろう。
和衣の言うとおり、確かに祐介は優しい男だから、和衣が行きたいと言ったところを拒むことはそうなさそうだが、彼にだって意志がないわけではないから、本当に嫌だったら、嫌だと言うはずだ。
蒼一郎は星にそこまで興味がないから、郁雅にプラネタリウムに誘われたら、もしかしたら難色を示すかもしれないが、その場合、郁雅の性格からして、こういうプラネタリウムがあるとプレゼンのようなことをして、蒼一郎をその気にさせるかもしれない。
そして、蒼一郎も単純だから、すぐにその気になってしまうのだ。
だが、例えば祐介がそれほど星やプラネタリウムに興味がなかった場合、和衣が郁雅のような真似が出来るかといえば、残念ながら難しいと言わざるを得ない。
そもそも、どのプラネタリウムを見たいのか、和衣自身が選べないのだから。
それを考えたら、やはりプラネタリウムを見たいと祐介に打ち明け、一緒に調べるのがいいだろう。もしかしたら祐介は星がすごい好きで、プラネタリウムでなく、本当の星を見に行こう、と言ってくれるかもしれないし。
「誘いなよ、プラネタリウム。見たいんでしょ?」
「…見たい」
「どのプログラム見たいか自分で決められないなら、祐介くんと一緒に決めてさ、それで2人で見たいと思ったのを見るのがいいと思うよ? 俺が決めたヤツ、カズちゃんと祐介くんで見るとか、絶対変じゃん?」
「…ん」
グルグルと頭の中では色々と思い悩んでいるのかもしれないが、蒼一郎に言われて、和衣はこくりと頷いた。
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