恋三昧

【18禁】 BL小説取り扱い中。苦手なかた、「BL」という言葉に聞き覚えのないかた、18歳未満のかたはご遠慮ください。

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年末年始だよ、全員集合! 各作品のキャラに話を聞いちゃおうよ企画!! (2)


じゃあ、定番の質問から行きますよ。準備はいいですか? では、好きなものは何ですか?

翔真:「結構普通の質問から来るのな。ずっとこんな調子?」
睦月:「だとしたら、千尋さんの力で、何とかおもしろくしてもらわないと」
千尋:「お前さぁっ!」
遥希:「ちーちゃん、落ち着いて!(これはいけない組み合わせだ…!)」
直央:「とにかく、早く答えないと! 終わらないです!」←自己紹介で自分が年上のほうだと気付いたのでがんばって纏めようとしている
和衣:「えっと、じゃあ……俺から? これは常に俺から答えるの? 時計回り?」
千尋:「ヤダよ! そしたら俺がいっつも最後じゃん!」
翔真:「じゃあ順番に行こうよ、トップバッター。1個ずつずれてけばいいじゃん」
睦月:「どーゆーこと?」
翔真:「さっきカズから始まったから、次はむっちゃんからで、その次は俺から、みたいな」
千尋:「それだ!」
睦月:「じゃあ、これは俺から答える、てこと? 好きなもの?」

好きなこととかでもいいです。ものに限りません。

遥希:「睦月くんには優しい、天の声さん」
千尋:「何なんだよっ」

あ、「恋人」以外の答えでお願いします。恋人のことが好きなのは分かってるんで。

睦月:「んー…、犬が好き。寝るのも。あと、お菓子とか、甘いの」
和衣:「むっちゃん、ジェットコースターとかも好きじゃん。絶叫系」
睦月:「好き好き。お化け屋敷も好き」
遥希:「遊園地が好きなの?」
睦月:「でも特に絶叫マシンとお化け屋敷が好き。ずーっと絶叫マシンに乗り続けてるでいい」
千尋:「恐ろしいヤツ…」
遥希:「ちーちゃん、絶叫系とか苦手だっけ?」
千尋:「苦手じゃないけど、ずーっとは乗ってなくていいよ。さすがにそこまでは好きじゃない」
睦月:「もしくは、ずーっとお化け屋敷の中にいるでもいい」
千尋:「最悪な性格だな」
直央:「じゃあ、怖い映画とかも見るんですか?」
睦月:「見ます。最近パソコンで見ることを覚えた、覚えました」
千尋:「何で敬語で言い直したわけ?」
睦月:「年上の人に聞かれたからだよ」
千尋:「俺だって年上だよ。てか、俺のほうが年上だよ!」
睦月:「敬語で質問されたから、敬語で答えた」
千尋:「…ッ!」
遥希:「ちょっ、ちーちゃん落ち着いて!」
千尋:「落ち着いてるよっ」
遥希:「さらに落ち着いて!」
直央:「(お…俺が敬語だったからまずかったんだ…、どうしよう…)」
和衣:「むっちゃんも落ち着いて!」
睦月:「俺は確実に落ち着いてるよ」
翔真:「カズが落ち着け」
直央:「よし、敬語なしにしよう!」
千尋:「どうした、急に」
直央:「敬語なしにしよう」
千尋:「俺見て言わなくていいよ。自慢じゃないけど、俺は1回も敬語使ってない」
遥希:「確かに自慢ではない…」

えーみなさん、収拾がつかないので、敬語はなしでやってください。敬語を使ったら、そのたびに秘密を1つ暴露します。

千尋:「はっ!?」
翔真:「罪が重すぎる!」
遥希:「そのたびに、て……どれだけ俺たちの秘密を知ってるの!?」
和衣:「も…俺帰りたいっ!」
睦月:「帰ったら帰ったで、秘密を暴かれるんだよ」
千尋:「何かこう…しっぺとかハリセンとかのほうがマシだよね。そのほうが精神的なプレッシャーが少ない気がする…」
直央:「ど…どうしよう…、俺が敬語なしにしよう、て言ったばっかりに…」
睦月:「自分を責めるなっ!」
直央:「えっ!? は、はい! あっ…」

今のはセーフです。

直央:「セーフ!」
遥希:「よ…よく分かんないけど、とりあえず先に進もう…。そして早く終わらせよう」
和衣:「う、うん…、そうしよう。で、何の話してたっけ? むっちゃんの…」
睦月:「俺? 俺の話してたっけ? 何だっけ? 忘れちゃった」
翔真:「怖い映画とか、パソコンで見てる、て話だよ」
遥希:「テレビじゃなくてパソコンで見るの?」
睦月:「自分の部屋のテレビで見ちゃいけないの、亮がダメって言うから。自分がいないときでも、ダメって言うの。だから、他の部屋の人の部屋に行って見たりしてたんだけど、最近、パソコンで見ればいい! て気が付いて。で、パソコンで見てる」
直央:「パソコンなら見てもいい、て言うの? 亮…さん?」
睦月:「いいとは言わないけど、ダメとは言わせない」
直央:「えっ、何それ」
睦月:「だってテレビは2人のだけど、パソコンは俺のモンだもん。自分のパソコンで何を見ようと、誰にも何も言わせない」
千尋:「何だその理屈! おもしろいけど!」
和衣:「でもむっちゃんて、ホラー映画だけじゃなくて、結構こう…スプラッター的なのも見るよね? 血みどろていうか、生々しいヤツ」
睦月:「見る見る。血がドブァ~ッてなるヤツ」
千尋:「ウゲェ…、そういうの見るヤツの気がしれない…。何がいいわけ?」
睦月:「血がドブァ~ッてなるところ」
千尋:「…おい、ホントに大丈夫か、コイツの精神状態。生き生きとした顔で何言ってんの」
翔真:「大丈夫…………と思う」
和衣:「むっちゃん、終わり? じゃあ次はショウちゃん?」
翔真:「あ、うん。てか、この順番、自分で決めといて何だけど、むっちゃんの次て大変だな」
睦月:「何で」
翔真:「いや…、俺、むっちゃんみたいにおもしろいこと言えないし」
睦月:「俺別におもしろいことなんか言ってないよ。好きなもの言ったんだよ」
翔真:「まぁそうだけど…、俺、そこまで好きなものとかないな、て思って」
直央:「犬は?」
翔真:「え? いや、嫌いじゃないけど……何で急に犬ピンポイントで聞いて…?」
直央:「いや、睦月さんが好きなものの最初に犬を挙げてたから…」
遥希:「じゃあ、あと……寝るの? 寝るのは好き?」
翔真:「え…、まぁ…普通かな…」
千尋:「何これ。コイツ(睦月)の好きなものについて、自分も好きかどうか答えてくわけ? なら次は……何だ? お化け屋敷? 絶叫マシン?」
睦月:「お菓子だよ!」
千尋:「何でもいいよ」
翔真:「ちょ…、あの、いいよ、もう…。これ以上掘り下げられても、おもしろい答え出ない」
和衣:「…ちょっと待って。ショウちゃんの時点でそんななのに、俺、この質問に答えるの、最後なんだけど! どうしたらいいの!?」
睦月:「がんばればいいの」
和衣:「何をどうがんばればいいわけ!?」
千尋:「しょっぱなにハードル上げたヤツに言われたくないよな」
翔真:「とりあえず、次に…」
直央:「俺? 俺ねぇー…、ん~………………ご飯!」
千尋:「ブッ…(笑)」
翔真:「 (笑)」
直央:「笑われちゃった…」
千尋:「いや…、そこまで溜めて言うから、何言うのかと思ったら…」
睦月:「でもご飯はいいよ! 俺もご飯好き!」
和衣:「まぁ、嫌いな人はそういないよね」
遥希:「うん。食べるのが嫌いな人を探すほうが難しそう」
直央:「ダメ? 好きなもの、ご飯」
千尋:「別にいいんじゃない? 好きなら」
直央:「純子さんの作るごはんが好き。おいしいから。おいしいご飯が好き!」
翔真:「まぁ……そうだよね…(笑) まずいよりはおいしいほうがいいよね」
睦月:「おいしいご飯が好き!」
和衣:「むっちゃんも、何反応してんの (笑)」
遥希:「睦月くんも、おいしいご飯が好き?」
睦月:「好き」
千尋:「だから、それ、嫌いなヤツいないって!」
遥希:「でも分かんないよ? 翔真くんは、おいしいご飯、『嫌いじゃない』くらいかもしれない」
翔真:「いや、好き…(笑)、それは…(笑)」
直央:「好きなもの、おいしいご飯」
遥希:「あはは…、ダメだ、ちょっと笑いが止まらない…」
千尋:「次、ハルちゃんだよ、早く答えてよ…(笑)」
睦月:「おいしいご飯を超える答えを言わないと」
遥希:「そんなの無理…(笑)」

(全体的に笑いが止まらず)

次の人、早く答えてください…(笑)

和衣:「天の声さんも、ちょっと笑ってる…(笑)」
千尋:「ダメだ、グダグダだ…。ハルちゃん、早く答えて! 笑えないようなヤツ!」
遥希:「何それ分かんないよ!」
和衣:「笑えないようなヤツ、ていうと、またちょっと違った意味に聞こえるんだけど…(笑)」
直央:「ダメだ! 笑ってる場合じゃない!」
千尋:「一番最初に笑わせたヤツが、何言ってんだ!」
遥希:「えーっと、えーっと、好きなもの? えーっと…」
睦月:「遥希さんも、好きなものは特になし? おいしいご飯にしておく?」
遥希:「しておかない!」
千尋:「違うんだよ、ハルちゃん、すっげぇ好きなものはあるんだけど、『恋人』て答えはなしだから、答えらんないんだよ」
和衣:「好きなもの……恋人! 俺も好き! みんなそうでしょ!?」
睦月:「だからそれ以外を答えろって言われたんだよ」
和衣:「あ、そっか…。じゃあ遥希くん、がんばってそれ以外の答え言わないと」
遥希:「だって…、もともとFATEの…………琉のファンだったし…」
和衣:「あぁ、FATEの人なんだっけ、付き合ってるの」
翔真:「琉てどっちだっけ?」
睦月:「どっちってどういうこと?」
翔真:「え、2人組じゃなかった?」
睦月:「何が?」
翔真:「FATE」
睦月:「は?」
翔真:「え?」
睦月:「え? 恋人の話はどこ行ったの?」
翔真:「いや、だから、もともとファンだったけど、今は恋人て答えはなしだから…」
和衣:「違うよショウちゃん。むっちゃんはFATEが何だか分かってない、まず」
睦月:「まず」
翔真:「あー…」
千尋:「…お前ら、ハルちゃんのこの顔見てみ? よくそんなこと平然と言えるね。鬼だね」
遥希:「…………」←衝撃を隠せない、絶望の表情
翔真:「あ…」
和衣:「あ…いや、俺は知ってるよ! FATE。すごい人気あるし! 知らないのはむっちゃんだけだよ!」
千尋:「違うね」
和衣:「違わないよ、ちゃんと知ってるよ! ショウちゃんだって、どっちがどっちかなだけで、FATEのこと知ってるよね? むっちゃんだけだよ、知らないのは」
睦月:「そんなに、俺だけって強調しないでよ!」
千尋:「お前だけじゃないよ、コイツ(直央)も絶対分かってない。何それ、て顔してるもん」
直央:「…………」
和衣:「あー……」
翔真:「(道理で静かだったわけだ…)」
遥希:「別に……傷付いてないっ…」
千尋:「まぁいいじゃん、知られてないほうが。どうせハルちゃん、アイツのこと誰かがキャーキャー言ってたら、焼きもち焼いてうっさいんだし」
遥希:「うるさくないっ」
千尋:「あっそ」
睦月:「(……しょっぱい…)」
翔真:「あー…えっと、もともとファンだったてことは、CDとか持ってんのっ…? (汗)」
和衣:「グッズは? 写真とか! (汗)」
遥希:「……」←無言で頷く
千尋:「ハルちゃんの自慢のコレクションの数々を説明してあげなよ、せっかくだから」
遥希:「何かちーちゃんの言い方、ムカつく!」
翔真:「(せっかく取り成してんのに、それをまったく無にする…!)」
和衣:「(今度こそ遥希くん、泣いちゃうよ…!)」
千尋:「こないだハルちゃんち行ったとき、俺にめっちゃ見せてきたじゃん、水落の写真とか。あれと同じことをすればいいんだよ」
遥希:「そっそんなに見せてないし…!」←アタフタ
千尋:「小一時間付き合わされた俺の身にもなってよ」
遥希:「ばらさないでよ、バカバカッ」←千尋の肩をバシバシ
千尋:「酔っ払ったハルちゃんが、その大量の写真にお酒ぶちまけないように、どんだけ俺が気を遣ったことか」
遥希:「あーん、ちーちゃんのバカッ、ありがとう、大好き!」←千尋に抱き付き
睦月:「(何がどうして『大好き』に繋がった)」
翔真:「(気を遣ったのは俺らだよ…)」
和衣:「(俺たちの苦労…)」
直央:「仲良しさん…(*´▽`*)」

えー……遥希くん、ここでグッズコレクションについて語りますか? それとも次に行っていいですか?

睦月:「次に行っていいです」
千尋:「何でお前が答えんだ。いや、次行っていいけど。あ、次俺か」
遥希:「ちーちゃんの好きなものこそ、言うまでもない、て感じだよね」
千尋:「じゃあ、言わないでおこっか」
直央:「言わないのもありなの!? 言うまでもないから!?」
和衣:「言うまでもなくないよ。俺たち、言ってもらわなきゃ分かんないよ!」
睦月:「ピンポーンッ!」
翔真:「いや、むっちゃん。今はクイズのコーナーじゃない。早押しボタンとかないから」
睦月:「筋トレ!」
千尋:「惜しい!」
和衣:「クイズコーナーになってる!?」
直央:「しかも惜しかったんだ」
翔真:「何でもありか」
千尋:「正解は、筋肉でした!」
睦月:「惜しかった…!」
翔真:「…………これ、どういうコント?」
和衣:「『○時だョ! 全員集合』!」
翔真:「急にそこ持ってくんな」

収拾つかなくなり始めてるんで、千尋くん、筋肉のどこがどう好きなのか、100文字以内に纏めて答えなさい。

千尋:「ちょっ、100文字じゃ語れないよ!」
翔真:「呟きですら140文字のこのご時世に…」
睦月:「筋肉て……人の筋肉が好きなの? 自分も鍛えて筋肉つけてんの?」
遥希:「100文字問題をまったく気にせず質問するね」
睦月:「だってさ、自分も鍛えてるなら、筋トレて答えも正解じゃない!?」
直央:「さっきのクイズ、続いてた!」
千尋:「鍛えるのも好き、鍛えるのも好き。人様の筋肉も大好き。前まではさ、ボディビルとかないな、て思ってたんだけど、今はそういう筋肉がいい」
遥希:「えっ、ハルちゃん、ボディビルダーみたいになりたいの!? ヤダ!」
千尋:「いや、違うんだよ。ボディビルの人と普通のアスリートじゃ、鍛える筋肉が違うんだよ。ボディビルの筋肉ていうのは、見せるための筋肉だから、」

しゅ~りょ~!

千尋:「ちょっ!」
和衣:「ホントに100文字以内だったんだ…」
千尋:「何だよもぉ! 何だよもぉ! 俺にも喋らせろよ!」
遥希:「やっぱり天の声さん、ちーちゃんに厳しいんだ…」
翔真:「語り出したら長くなる、て判断されたんじゃ…」
直央:「でもすごいね、体鍛えてるの、俺何にもしてないよ」
和衣:「俺だって、そんなに何もしてないよ。むっちゃんはたまに走ってるよね」
睦月:「走ってる。いっぱい食べたときとか」
千尋:「バカ、そういうときだけじゃダメなんだって。毎日のトレーニングが大事なんだから」
翔真:「ホントのアスリートみたいになってる」
直央:「千尋さんは毎日走ってるの?」
千尋:「ジム行ったりとか」
遥希:「えっ!?」
千尋:「え?」
遥希:「ちーちゃん、ジム行ってるの!? 俺、知らなかったよ! 聞いてない!」
千尋:「別に言ってないし」
遥希:「何で! 何で教えてくんないの!?」
千尋:「は? ハルちゃんに言って何になんの? 一緒に来る気?」
遥希:「行かないけど…。でも、ちーちゃんのことで知らないことがあったなんて、ショック!」
千尋:「俺の新しい一面が知れてよかったでしょ?」
遥希:「え…? う…うん…。???」
翔真:「簡単に言い包められ過ぎだよ」
睦月:「次はカズちゃんだ! カズちゃん、最後だよね? 最終問題はポイント2倍でっす! みなさん、がんばってくださいっ!」
直央:「がんばります!」
遥希:「え…、これは乗ったほうがいいの…?」
千尋:「つか、コイツ(直央)はボケたの? それともマジなの?」
睦月:「カズちゃんの好きなものは何でしょ~かっ!」
千尋:「お前が司会者か」
和衣:「ていうか、段々本来の質問に答えづらくなってる!」
翔真:「カズ、お前、相当おもしろいこと言わないとまずいんじゃね?」
和衣:「プレッシャー!」
直央:「はい!」
睦月:「はい、直央さん、どうぞ!」
遥希:「こっちはこっちで勝手に進めてるし」
直央:「いちご大福!」
睦月:「、、、、、、、、、、残念っ!」
直央:「あぁんっ!」
和衣:「ちょっとっ!」
睦月:「え、カズちゃん、いちご大福、好きだっけ? いや、嫌いだとは思ってないけど、そんなに大好きだった?」
和衣:「いや、そうじゃなくて! 2人して何やってんの!」
睦月:「別に2人してじゃないよ。みんなでだよ。みんなも答えてくれないと!」
千尋:「答えづらいわ」
睦月:「ちょっと答えが出ないみたいなんで、和衣さん、ここでヒントをお願いします!」
翔真:「むっちゃんは、飽くまでも司会者なんだね」
和衣:「ヒントて…………そんな、だって、まだ何言うかも考えてなかったのに…」
睦月:「好きなものだよ」
和衣:「それは分かってるけど! あ、お風呂! お風呂好き!」
睦月:「ちょっとカズちゃん! ヒントて言ったのに、いきなり答え言わないでよ!」
和衣:「あ、ゴメン!」
遥希:「そんな…別にホントにクイズコーナーだったわけじゃないんだから…」
睦月:「直央さん、残念ながら逆転なりませんでしたー」
直央:「がっかり…」
千尋:「いや、誰とポイント競ってたんだよ。誰に逆転しなかったんだよ」
翔真:「最終的に、誰が優勝したわけ?」
遥希:「てか、直央さん、ホントにすごいガッカリしてる…」
睦月:「ではここで、お風呂大好きな和衣さんに、詳しく話を聞いてみましょー」
和衣:「むっちゃんお願い、普通に戻って。話しづらいよ!」
睦月:「も~、せっかくいい調子になって来たのにっ」
千尋:「でも風呂て、ハルちゃんも風呂好きだよね。何か風呂場に変なのいっぱいあるもんね」
遥希:「変なのじゃないよ!」
千尋:「変なにおいするときあるし」
遥希:「変な、て言わないでよ! アロマだよ!」
和衣:「いいな! 俺もアロマバスしたいけど、寮のお風呂だからダメなの」
遥希:「部屋にお風呂がないてこと?」
和衣:「そう! だからさぁ、普段はあんまり何も出来ないの。残念…」
遥希:「でも俺んちも、お風呂そんなに広くないから、いろいろは置けないんだよ」
和衣:「けど、アロマとか出来るの、いいじゃん! 羨まし~!」
翔真:「…………」
千尋:「…………」
睦月:「…………」
直央:「…………」
翔真:「……千尋さん、『女子か!』て突っ込まないの?」
千尋:「こんなの、俺を以てしても、もう突っ込み切れないよ」
睦月:「しょうがないから、俺たちもお風呂の話題で盛り上がろう」
翔真:「盛り上がれるほどの話題も持ってないよ。むっちゃんだってそうでしょ? お風呂、すぐ上がるじゃん」
睦月:「逆上せるからね」
千尋:「俺もシャワーだけだな、普段」
睦月:「俺もそれだけでいい! でもカズちゃんが許してくれないから…」
直央:「許してくれない、て?」
睦月:「ちゃんとあったまりなさい、てゆわれる」
千尋:「それは、アイツ(和衣)がお母さんなの? コイツ(睦月)がガキなの?」
翔真:「…どっちだろうねぇ…(笑)」
直央:「一緒にお風呂入ってるの? 寮のお風呂、みんなで入るの? おっきいお風呂」
睦月:「お風呂は1個だけど、入る時間は決まってない。みんなバラバラ。俺はカズちゃんと一緒に入るけど」
千尋:「…何で? いや、別にいいけど、何でわざわざ一緒に入るわけ? お前、シャワーだけでいいぐらいなのに、何で風呂があんなに大好きなヤツと一緒に入んの?」
睦月:「カズちゃんのこと誘ってお風呂行くの」
千尋:「だから何でだよ。しかも、誘われるんじゃなくて、お前が誘ってんのかよ。意味分かんないよ。結局一緒に入りたいんじゃん」
睦月:「結局ね」
直央:「翔真さんは一緒には入らないの?」
翔真:「たまに風呂場で一緒になることはあるけど、わざわざ誘わないかなぁ。誘われもしないし。てか、あれだよね、むっちゃん、亮と部屋同じなのに、亮とは一緒に風呂行かないよね?」
睦月:「うん」
千尋:「いや…、それこそ何でだよ? え? 同じ部屋のヤツ誘わないで、何でアイツ(和衣)誘うの? だって、その同室のヤツが彼氏なんでしょ? いいんだけどさ、何で?」
睦月:「カズちゃん長風呂だから、付き合うの大変」
千尋:「ちょっと待て。そのセリフは、自分は嫌なのに、誘われて嫌々付き合ってるときに言うヤツじゃん。お前から誘ってんのに、何言ってんの?」
睦月:「一緒にお風呂行きたいから」
千尋:「は? え? ちょっと意味分かんないけど……何なの? 俺がバカなの?」
翔真:「いや……多分、あんまり深く考えないほうがいいヤツかな…」



明日に続きます!
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