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戻れない R18
2008.09.17 Wed
*R18です。18歳未満のかた、そういった表現の苦手なかたはご遠慮ください。
足を踏み入れたのは、底の見えない、深く暗い沼。
沈んで、沈んで…………もう戻れない。
「んっ……んん…」
唇を噛んで、その上から両手で自分の口を押さえて、必死で声を堪える。
キュウと強く瞑った瞳の端から、キレイな涙が零れ落ちる。
「やぁっ!!」
グイ、と腰を押し進めると、我慢できずに春也は身を捩った。拍子に両手が口元から外れ、甘い声が漏れる。
「お兄ちゃん……そんな声出したら、お母さんたちに聞こえちゃうよ…?」
「…ッ!!」
耳元で囁くように言われ、春也はハッとして唇を噛んだ。
潤んだ瞳を開けると、智也の―――弟の智也の、細めた目と視線が合った。
智也は血の繋がった弟で、3つ下の弟で、けれど今自分はその弟の下に組み敷かれて、本来はそうでない場所に、彼の屹立したものを受け入れている。
力強く押さえ込まれ、腰を動かされ、いいように揺さ振られて。
「とも……もぉ…」
苦しい。
彼を受け入れているその場所も、塞がれた唇も。―――認めたくはない、この快感も。
もう何度となく実弟を受け入れて、そして慣らされてしまった体。
どんなに否定しても反応してしまう自分の体が、余計に春也を苦しめる。
「気持ちい?」
「や…ちが……」
「何が違うの? こんなにして。弟に突っ込まれて、感じまくってんでしょ? 淫乱…」
「やだやだぁ…!」
「ほら、静かにしなよ。お母さんたちに気付かれてもいいの? もしかして見られたいとか?」
「い、いや……違う…ちが……」
ポロポロと零れ落ちる春也の涙を、智也は舌で舐め取ってやる。
快楽と懺悔の気持ちの狭間で、感情の昂ってしまった春也は、ただただ泣きじゃくるばかり。
「…………お母さん、ゴメンなさ……」
しゃくり上げながら、春也が呟くように言った。
「―――お兄ちゃ…」
「んぁっ!?」
優しく口付けた後、いきなり智也が大きく腰を動かした。
驚いて春也は大きな声を上げたが、慌てて枕に顔を押し付けて、声を殺す。
何が突然、智也をこんな狂気に駆り立てたのか、春也には分からない。けれど、両親にばれてしまわないよう、ただひたすら唇を噛んで、静かに涙を零した。
淫らな吐息。
軋むベッド。
「と…ともっ……」
体を反転させられ、伏せの格好で枕に顔をうずめた春也は、嬌声を堪えて智也の名前を呼ぼうとするがままならず、掴まれた腰を激しく揺さ振られる。
「智也……んっ…―――――」
最奥の一番感じる場所を突かれた瞬間、春也は智也の手の中に欲望を解き放ち、そのまま意識を手放した。
「春也、愛してる…」
その最後、智也の声が聞こえた気がした。
さよなら、神様
足を踏み入れたのは、底の見えない、深く暗い沼。
沈んで、沈んで…………もう戻れない。
「んっ……んん…」
唇を噛んで、その上から両手で自分の口を押さえて、必死で声を堪える。
キュウと強く瞑った瞳の端から、キレイな涙が零れ落ちる。
「やぁっ!!」
グイ、と腰を押し進めると、我慢できずに春也は身を捩った。拍子に両手が口元から外れ、甘い声が漏れる。
「お兄ちゃん……そんな声出したら、お母さんたちに聞こえちゃうよ…?」
「…ッ!!」
耳元で囁くように言われ、春也はハッとして唇を噛んだ。
潤んだ瞳を開けると、智也の―――弟の智也の、細めた目と視線が合った。
智也は血の繋がった弟で、3つ下の弟で、けれど今自分はその弟の下に組み敷かれて、本来はそうでない場所に、彼の屹立したものを受け入れている。
力強く押さえ込まれ、腰を動かされ、いいように揺さ振られて。
「とも……もぉ…」
苦しい。
彼を受け入れているその場所も、塞がれた唇も。―――認めたくはない、この快感も。
もう何度となく実弟を受け入れて、そして慣らされてしまった体。
どんなに否定しても反応してしまう自分の体が、余計に春也を苦しめる。
「気持ちい?」
「や…ちが……」
「何が違うの? こんなにして。弟に突っ込まれて、感じまくってんでしょ? 淫乱…」
「やだやだぁ…!」
「ほら、静かにしなよ。お母さんたちに気付かれてもいいの? もしかして見られたいとか?」
「い、いや……違う…ちが……」
ポロポロと零れ落ちる春也の涙を、智也は舌で舐め取ってやる。
快楽と懺悔の気持ちの狭間で、感情の昂ってしまった春也は、ただただ泣きじゃくるばかり。
「…………お母さん、ゴメンなさ……」
しゃくり上げながら、春也が呟くように言った。
「―――お兄ちゃ…」
「んぁっ!?」
優しく口付けた後、いきなり智也が大きく腰を動かした。
驚いて春也は大きな声を上げたが、慌てて枕に顔を押し付けて、声を殺す。
何が突然、智也をこんな狂気に駆り立てたのか、春也には分からない。けれど、両親にばれてしまわないよう、ただひたすら唇を噛んで、静かに涙を零した。
淫らな吐息。
軋むベッド。
「と…ともっ……」
体を反転させられ、伏せの格好で枕に顔をうずめた春也は、嬌声を堪えて智也の名前を呼ぼうとするがままならず、掴まれた腰を激しく揺さ振られる。
「智也……んっ…―――――」
最奥の一番感じる場所を突かれた瞬間、春也は智也の手の中に欲望を解き放ち、そのまま意識を手放した。
「春也、愛してる…」
その最後、智也の声が聞こえた気がした。
さよなら、神様
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COMMENT-FORM
柚子季@携帯 ⇒
うっわぁ・・・・・なんか切ないお話ですね(ノд<。)゜。
兄弟ならではの葛藤とか、心の機微が伝わってくる。
数年後弟は家を出て、それきり何年も顔合わせなくなって、それでも好きで。
兄も会えなくなったことで気持ちに気付く。
ばったり街中で再会した二人は・・・・・。
見出し考えてみました(余計なお世話www)
兄弟ならではの葛藤とか、心の機微が伝わってくる。
数年後弟は家を出て、それきり何年も顔合わせなくなって、それでも好きで。
兄も会えなくなったことで気持ちに気付く。
ばったり街中で再会した二人は・・・・・。
見出し考えてみました(余計なお世話www)
如月久美子 ⇒ >柚子季さん
"近親相姦"ネタで、最も私の好きなパターンです(爆)
柚子季さんの考えた見出しに、この話の続きもいいかも…とか思っちゃいましたvvv
ハァハァしてます。。。
コメント、ありがとうございました!
柚子季さんの考えた見出しに、この話の続きもいいかも…とか思っちゃいましたvvv
ハァハァしてます。。。
コメント、ありがとうございました!
りり ⇒ 涙が出ました…
如月久美子 ⇒ >りりさん
近親相姦……切ない系が好きなんですよね。
つい自分の萌を最優先してしまいました!
苦手なのに、読んでくださって、ありがとうございます!
泣かないでくださいね~!
いや、泣いたら私が涙を拭いにいきます! ←迷惑
コメントありがとうございます!
つい自分の萌を最優先してしまいました!
苦手なのに、読んでくださって、ありがとうございます!
泣かないでくださいね~!
いや、泣いたら私が涙を拭いにいきます! ←迷惑
コメントありがとうございます!