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おれの恋人はとてもかわいくない
2008.09.16 Tue
俺の恋人は、かわいくない。
「…………弘人、うぜぇ」
ドカッ。
ゲームに向ってた俺の背中を直撃したのは、床でゴロゴロしてる和希の足の裏。
……うざいって―――俺、何もしてないんですけど。
っていうか、和希のほうがうざい。だからとりあえず無視。ゲーム、いいとこだし。
「何で無視すんだよぉ!!」
ドカドカ。
予想どおりの反応に、思わず吹き出しそうになる。
俺の背中を両足の裏で蹴っ飛ばしながら、和希がジタバタ暴れてる。
「弘人のバーカ、バーカ」
あぁ、ホントにうざい。
全然ゲームに集中できないんですけど。
「あのねぇ、」
「あ、やっとこっち向いた」
いい加減イライラしてきて、少し低い声で振り返れば、俺のそんな様子、全然分ってないのか、和希は嬉しそうに笑った。
ポーズを掛けるのを忘れていたゲームから、ゲームオーバーを告げる間抜けな音が響く。
むかつくなぁ。
とりあえずむかつきに任せて、ダラリと俺のももに乗っけてる和希の足を掴んで持ち上げた。
「うわっ!? 何すんだよ、バカ弘人!」
ジタバタしてみたって、和希の抵抗なんか大したことない。グイッとその足を引っ張って、自分のほうに引き寄せた。
ゴチッ。
「いでっ!」
あ、ヤバ。
突然のことにバランスを取り切れなかった和希が、床に思い切り頭をぶつけた。
大丈夫かな? これ以上悪くなったりしないよね?
「バカ! 弘人、ざけんな! 放しやがれ!!」
「ほらほら、そんな乱暴な言葉遣いしないの」
「うぜぇよ! 放せって!」
何とか俺のことを蹴っ飛ばそうと、掴まれてる足をもがいてるけど、反対の足は自由なんだから、そっちでやればうまくいくよね、きっと。何で気付かないんだろ。
「何ニヤニヤしてんだよ! キモい、弘人!」
ホントに、さっきからうざいだのキモいだの、よく恋人に向ってそこまで言えるよね。
「はーなーせ……ひぁっ!?」
もがいてる和希の足をもうちょっと引っ張って、さっきから俺に乱暴してくるその足の裏をペロッと舐めた。
「な、な、な……何すんだよ、この変態!!」
あーあ、耳まで真っ赤にしちゃって。
夜になればもっといろいろしてるくせに、何でこのくらいのことでこんなに照れてるの、この子は。
「はいはい、そんなに暴れないでよ」
掴んでた足を望どおりに放してやったら、案の定、すぐさま蹴飛ばされた。
「バカ、死ね!」
あー、ホントにもう。
どうしてこの子は、口を開けばかわいくないことばっかりなのかな。
「ねぇねぇ、和希。その口、ちょっと塞いでもいーい?」
「バカ弘人…………へ!?」
にっこり笑って問い掛ければ、和希はそのままの格好で固まった。
「ね、いい?」
「あ…え? あの…」
見る見る間に顔が蒼ざめていく。
そんなに怖がらせるようなこと、言ったかなぁ?
逃げられないように和希の足首を掴んで、それから肩を押さえて圧し掛かる。
「ちょ、ちょ、ちょ……ひろ、んっ!?」
ギュッて目を瞑った和希に顔を近付けて、その口を…………塞ぐ―――――唇で。
「んん~っ!!??」
しばらくして、やっと事態を把握したらしい和希が、ジタバタと暴れ出す。
でも力だったら、俺だって和希には負けてないからね。
「なに、なっ……何すんっ…!」
「だからー、口塞ぐ、って言ったでしょ?」
「ふさっ…」
あ、もしかして、ガムテープとかで塞いじゃうと思った?
言っとくけど、俺にそんな趣味ないよ? それとも和希、そういうプレイでもしたいの?
「バカ弘人!!」
真っ赤な顔で目を潤ませながら怒鳴ったって、少しも迫力ないんですけど。
「バカバカバカ!!」
「あーはいはい」
前言撤回。
俺の恋人は、十分かわいいです。
彼らのお話、こんなのあります ↓
今日は雨の日
「…………弘人、うぜぇ」
ドカッ。
ゲームに向ってた俺の背中を直撃したのは、床でゴロゴロしてる和希の足の裏。
……うざいって―――俺、何もしてないんですけど。
っていうか、和希のほうがうざい。だからとりあえず無視。ゲーム、いいとこだし。
「何で無視すんだよぉ!!」
ドカドカ。
予想どおりの反応に、思わず吹き出しそうになる。
俺の背中を両足の裏で蹴っ飛ばしながら、和希がジタバタ暴れてる。
「弘人のバーカ、バーカ」
あぁ、ホントにうざい。
全然ゲームに集中できないんですけど。
「あのねぇ、」
「あ、やっとこっち向いた」
いい加減イライラしてきて、少し低い声で振り返れば、俺のそんな様子、全然分ってないのか、和希は嬉しそうに笑った。
ポーズを掛けるのを忘れていたゲームから、ゲームオーバーを告げる間抜けな音が響く。
むかつくなぁ。
とりあえずむかつきに任せて、ダラリと俺のももに乗っけてる和希の足を掴んで持ち上げた。
「うわっ!? 何すんだよ、バカ弘人!」
ジタバタしてみたって、和希の抵抗なんか大したことない。グイッとその足を引っ張って、自分のほうに引き寄せた。
ゴチッ。
「いでっ!」
あ、ヤバ。
突然のことにバランスを取り切れなかった和希が、床に思い切り頭をぶつけた。
大丈夫かな? これ以上悪くなったりしないよね?
「バカ! 弘人、ざけんな! 放しやがれ!!」
「ほらほら、そんな乱暴な言葉遣いしないの」
「うぜぇよ! 放せって!」
何とか俺のことを蹴っ飛ばそうと、掴まれてる足をもがいてるけど、反対の足は自由なんだから、そっちでやればうまくいくよね、きっと。何で気付かないんだろ。
「何ニヤニヤしてんだよ! キモい、弘人!」
ホントに、さっきからうざいだのキモいだの、よく恋人に向ってそこまで言えるよね。
「はーなーせ……ひぁっ!?」
もがいてる和希の足をもうちょっと引っ張って、さっきから俺に乱暴してくるその足の裏をペロッと舐めた。
「な、な、な……何すんだよ、この変態!!」
あーあ、耳まで真っ赤にしちゃって。
夜になればもっといろいろしてるくせに、何でこのくらいのことでこんなに照れてるの、この子は。
「はいはい、そんなに暴れないでよ」
掴んでた足を望どおりに放してやったら、案の定、すぐさま蹴飛ばされた。
「バカ、死ね!」
あー、ホントにもう。
どうしてこの子は、口を開けばかわいくないことばっかりなのかな。
「ねぇねぇ、和希。その口、ちょっと塞いでもいーい?」
「バカ弘人…………へ!?」
にっこり笑って問い掛ければ、和希はそのままの格好で固まった。
「ね、いい?」
「あ…え? あの…」
見る見る間に顔が蒼ざめていく。
そんなに怖がらせるようなこと、言ったかなぁ?
逃げられないように和希の足首を掴んで、それから肩を押さえて圧し掛かる。
「ちょ、ちょ、ちょ……ひろ、んっ!?」
ギュッて目を瞑った和希に顔を近付けて、その口を…………塞ぐ―――――唇で。
「んん~っ!!??」
しばらくして、やっと事態を把握したらしい和希が、ジタバタと暴れ出す。
でも力だったら、俺だって和希には負けてないからね。
「なに、なっ……何すんっ…!」
「だからー、口塞ぐ、って言ったでしょ?」
「ふさっ…」
あ、もしかして、ガムテープとかで塞いじゃうと思った?
言っとくけど、俺にそんな趣味ないよ? それとも和希、そういうプレイでもしたいの?
「バカ弘人!!」
真っ赤な顔で目を潤ませながら怒鳴ったって、少しも迫力ないんですけど。
「バカバカバカ!!」
「あーはいはい」
前言撤回。
俺の恋人は、十分かわいいです。
彼らのお話、こんなのあります ↓
今日は雨の日
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COMMENT-FORM
りり ⇒ かわいい~~
ぐわ~~~ばかばか言ってる~かわいいいい~!
弘人くん、和希くんのことかわいくてしかたないんでしょうね。
弘人くんの自分のペースにのせてしまう飄々とした感じがいい!ですね~。
こういう可愛さ、如月さまの右に出るモノはいないですね。
短編まつりですか!!
次は何かな…わくわく。
楽しみです。
弘人くん、和希くんのことかわいくてしかたないんでしょうね。
弘人くんの自分のペースにのせてしまう飄々とした感じがいい!ですね~。
こういう可愛さ、如月さまの右に出るモノはいないですね。
短編まつりですか!!
次は何かな…わくわく。
楽しみです。
如月久美子 ⇒ >りりさん
とりあえず、自分の萌を詰め込んだ短編に…。
何だかんだで、お互い相手のことが大好き、みたいな。
和希タンも、ジャイアンのくせに、弘人のこと大好き、みたいな。
好物です(爆)
りりさんのお口にも合いましたでしょうか!?
コメント、ありがとうございました!
何だかんだで、お互い相手のことが大好き、みたいな。
和希タンも、ジャイアンのくせに、弘人のこと大好き、みたいな。
好物です(爆)
りりさんのお口にも合いましたでしょうか!?
コメント、ありがとうございました!