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恋の女神は微笑まない (199)
2014.11.30 Sun
haruki & ryu
「でも、琉も、ゴメンね。ちーちゃんいてビックリしたでしょ?」
千尋が去った部屋の中、遥希は少し上にある琉の顔を見つめながら、困ったように眉を下げた。
「それはまぁ……うん。何、ハルちゃん、アイツ呼んどいて、俺が来る前に追い返しちゃうつもりだったの?」
「そうじゃないけど…」
「え、じゃあまさか、3人で仲良く一夜?」
「ないない、それはない…!」
千尋が遥希の家に来ていた以上、千尋が帰るか、琉が帰るか、どちらも帰らず3人で一夜を過ごすか、の3択しかないはずで、まさかの案を尋ねれば、それはすぐに否定された。
「えっと…、じゃあ…?」
「……考えてなかった…」
「…………」
念のために確認してみたら、どうやら遥希は、千尋を呼ぶだけ呼んでおいて、そこから先のことは何も考えていなかったらしい。
聞かないほうがよかっただろうか…。
「そうだよね、こういうことになっちゃうよね…。ちーちゃんに悪いことしちゃった…」
「ゴメンね、ハルちゃん。これからは俺も、もっと早く来れるようにする」
「…ん、ダメ……琉はちゃんとお仕事して…?」
琉が早く遥希に会いに来れれば、遥希が寂しさから千尋を家に呼ぶこともなくなるだろうと思ったが、琉以上に、琉の仕事に妥協を許さない遥希は、それをよしとはしてくれなかった。
まぁ、それは想像の範囲だけれど。
「でもね、ホントはね、寂しかったのもあるけど…………ちーちゃんに話聞きたいな…て、ちょっとは思ってたんだけど」
「話? 大和の?」
「…ん。でも、全然ダメだった…」
ご飯の後、1人で家に帰るのが寂しかったから千尋を誘ったのは事実だけれど、千尋から話を聞きたかったのもある……し、クリスマスどうしようか、話を聞いてもらいたかったのもある。
けれど、千尋の話を聞くまでの器などまったくなく、結局遥希が先に酔っ払ってしまった……すごく。
「俺はね、大和くんはまだちーちゃんのことが好きで、コンサートのときに言ってたの、あの『大切な人』て、ちーちゃんのことかな、て思ったんだけど…」
「あぁ…うん」
「でもちーちゃんはね、自分のわけない、て言うの」
「はぁっ!? マジで!?」
先ほど遥希が千尋から聞いたことを琉に伝えれば、琉も相当に驚いたのか、声を大きくした。
琉のこの驚きからして、大和が千尋のことを好きだというのは、やはり遥希一人の勝手な思い込みではないようだ。
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「でも、琉も、ゴメンね。ちーちゃんいてビックリしたでしょ?」
千尋が去った部屋の中、遥希は少し上にある琉の顔を見つめながら、困ったように眉を下げた。
「それはまぁ……うん。何、ハルちゃん、アイツ呼んどいて、俺が来る前に追い返しちゃうつもりだったの?」
「そうじゃないけど…」
「え、じゃあまさか、3人で仲良く一夜?」
「ないない、それはない…!」
千尋が遥希の家に来ていた以上、千尋が帰るか、琉が帰るか、どちらも帰らず3人で一夜を過ごすか、の3択しかないはずで、まさかの案を尋ねれば、それはすぐに否定された。
「えっと…、じゃあ…?」
「……考えてなかった…」
「…………」
念のために確認してみたら、どうやら遥希は、千尋を呼ぶだけ呼んでおいて、そこから先のことは何も考えていなかったらしい。
聞かないほうがよかっただろうか…。
「そうだよね、こういうことになっちゃうよね…。ちーちゃんに悪いことしちゃった…」
「ゴメンね、ハルちゃん。これからは俺も、もっと早く来れるようにする」
「…ん、ダメ……琉はちゃんとお仕事して…?」
琉が早く遥希に会いに来れれば、遥希が寂しさから千尋を家に呼ぶこともなくなるだろうと思ったが、琉以上に、琉の仕事に妥協を許さない遥希は、それをよしとはしてくれなかった。
まぁ、それは想像の範囲だけれど。
「でもね、ホントはね、寂しかったのもあるけど…………ちーちゃんに話聞きたいな…て、ちょっとは思ってたんだけど」
「話? 大和の?」
「…ん。でも、全然ダメだった…」
ご飯の後、1人で家に帰るのが寂しかったから千尋を誘ったのは事実だけれど、千尋から話を聞きたかったのもある……し、クリスマスどうしようか、話を聞いてもらいたかったのもある。
けれど、千尋の話を聞くまでの器などまったくなく、結局遥希が先に酔っ払ってしまった……すごく。
「俺はね、大和くんはまだちーちゃんのことが好きで、コンサートのときに言ってたの、あの『大切な人』て、ちーちゃんのことかな、て思ったんだけど…」
「あぁ…うん」
「でもちーちゃんはね、自分のわけない、て言うの」
「はぁっ!? マジで!?」
先ほど遥希が千尋から聞いたことを琉に伝えれば、琉も相当に驚いたのか、声を大きくした。
琉のこの驚きからして、大和が千尋のことを好きだというのは、やはり遥希一人の勝手な思い込みではないようだ。
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けいったん ⇒ No title
今回の件(ちーちゃんと琉の ダブルブッキング)では、
いくら いつも天然で可愛いハルちゃんが 淋しいからと言っても ちょっとぉ・・・
ちーちゃんが 可哀想だと思ってしまった私。。。( ; ´Ω`)(´Ω` ;)ねぇ
でも ちーちゃんが居ない間に 『大和とちーちゃんを どうにかしよう!作戦』を考えてくれたら 許すよ~(⌒^⌒)b うん
2人だけの甘ラブな時を 過ごした後でもいいので 宜しくね♪
☆゜.+:。゜(oゝω・o愛)゜.+:。゜☆...byebye☆
いくら いつも天然で可愛いハルちゃんが 淋しいからと言っても ちょっとぉ・・・
ちーちゃんが 可哀想だと思ってしまった私。。。( ; ´Ω`)(´Ω` ;)ねぇ
でも ちーちゃんが居ない間に 『大和とちーちゃんを どうにかしよう!作戦』を考えてくれたら 許すよ~(⌒^⌒)b うん
2人だけの甘ラブな時を 過ごした後でもいいので 宜しくね♪
☆゜.+:。゜(oゝω・o愛)゜.+:。゜☆...byebye☆
- |2014.11.30
- |Sun
- |16:44
- |URL
- |EDIT|
如月久美子 ⇒ >けいったんさん
ちーちゃんが、何気にひどすぎる件(笑)
でも、こんなことくらいでめげているようじゃ、ハルちゃんの友だちは務まりません!
日ごろからちーちゃんも、ハルちゃんに結構なことをしてますしね。。。
> 2人だけの甘ラブな時を 過ごした後でもいいので 宜しくね♪
きっとハルちゃんはすぐにでもそういう話をしたいでしょうけど、琉たんがそれは許さなそう…。
やっぱりお話は、ラブラブな時間の後でしょうかね!
コメントありがとうございました!
でも、こんなことくらいでめげているようじゃ、ハルちゃんの友だちは務まりません!
日ごろからちーちゃんも、ハルちゃんに結構なことをしてますしね。。。
> 2人だけの甘ラブな時を 過ごした後でもいいので 宜しくね♪
きっとハルちゃんはすぐにでもそういう話をしたいでしょうけど、琉たんがそれは許さなそう…。
やっぱりお話は、ラブラブな時間の後でしょうかね!
コメントありがとうございました!
- |2014.11.30
- |Sun
- |21:53
- |URL
- |EDIT|