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恋の女神は微笑まない (182)
2014.11.13 Thu
昨日、更新したはずが、記事が更新されていなかったようで…。一昨日180話を更新した後、今日182話を更新した状態になっていて……急に1つ飛んで、意味が分からなかったと思います。大変申し訳ありませんでした。
オフラインで残しているデータはおかしなことになっていなかったので、今朝も全然気付いておらず…。
本当に申し訳ありませんでした。
これからは、ちゃんと記事がアップされているか、もっとよく確認するようにします。ご迷惑をおかけしまして、誠に申し訳ありませんでした。
教えてくださった方、本当にありがとうございました。
これからも「恋三昧」をよろしくお願いいたします。
「そりゃ、謝りたいよ」
一応、謝ったことは謝ったけれど、結局それが見当違いの謝罪で、一方的に電話を切られて終わってしまったから。
「まぁ、社長にも言われちゃったしな。ちゃんと謝って、それで終わりにしたいんだよ」
謝るためにはまず、千尋に連絡を取らないといけないわけだが、そもそも今でも千尋と連絡が付くのかさえ、大和は分からないんだけれど。
もし千尋に連絡が付いたとして、彼が大和の話を聞いてくれたとして、しかしその謝罪を受け入れてくれるも分からないし、謝ったところで、ただの大和の自己満足に終わるかもしれない。
けれどそれでも、このままではいられないから。
今さらと言われようと、千尋を傷付けてしまったことだけは謝りたい。それ以上のことを望んでいるわけではない。ただ、それだけだ。
「…終わり?」
大和の最後のセリフに、隣を歩く琉が怪訝そうに聞いてきた。
そんな顔をされても、別に変なことを言った覚えもないから、大和としても、何を返事していいか分からない。
「何だよ、終わり、て」
「いや、もう終わってるけどさ。ちゃんと謝ってなくて、何か中途半端な感じだったから。まぁ、そう思ってんのは俺だけで、ちーちゃんは、完璧に終わってると思ってるかもだけど。でも、これでちゃんと謝れば、全部に方が付くだろ?」
「え?」
「は? 何だよ、話聞いてんのか、琉」
「聞いてるよ。聞いてるけど、意味分かんねぇから」
大和にきちんと説明されても、いや説明されればされるほど、意味が分からなくなる。
琉の中では、謝るからには、そこからまたやり直すものだとばかり思っていたのに。
「何だよ、意味分かんねぇ、て。終わりにするなら、謝ることもねぇって?」
「じゃなくて………………諦めんの? アイツのこと」
「いや、むしろ何を諦めないの? 片想いならまだしも、付き合ってて振られたのに」
「縒りを戻す的な」
聞くまでもなかった返事が返って来て、大和は少し笑う。
確かにそれは、大和だって、まったく考えなかったことではない。大和は今もまだ千尋のことが好きで、出来るものならそうしたいと、思ってはいるけれど。
しかし、相手は千尋だ。このことに限っては、やらなくても結果は分かっている。
「…そういうつもりで、謝りたい、て言ったのかと思ってた」
「コンサート中に、そこまでいろいろ考えてねぇって。ちーちゃんが来るの、最初から知ってれば別だけど…………てか、だったらもっと気の利いたこと言ってるし、やってるけどな」
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オフラインで残しているデータはおかしなことになっていなかったので、今朝も全然気付いておらず…。
本当に申し訳ありませんでした。
これからは、ちゃんと記事がアップされているか、もっとよく確認するようにします。ご迷惑をおかけしまして、誠に申し訳ありませんでした。
教えてくださった方、本当にありがとうございました。
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「そりゃ、謝りたいよ」
一応、謝ったことは謝ったけれど、結局それが見当違いの謝罪で、一方的に電話を切られて終わってしまったから。
「まぁ、社長にも言われちゃったしな。ちゃんと謝って、それで終わりにしたいんだよ」
謝るためにはまず、千尋に連絡を取らないといけないわけだが、そもそも今でも千尋と連絡が付くのかさえ、大和は分からないんだけれど。
もし千尋に連絡が付いたとして、彼が大和の話を聞いてくれたとして、しかしその謝罪を受け入れてくれるも分からないし、謝ったところで、ただの大和の自己満足に終わるかもしれない。
けれどそれでも、このままではいられないから。
今さらと言われようと、千尋を傷付けてしまったことだけは謝りたい。それ以上のことを望んでいるわけではない。ただ、それだけだ。
「…終わり?」
大和の最後のセリフに、隣を歩く琉が怪訝そうに聞いてきた。
そんな顔をされても、別に変なことを言った覚えもないから、大和としても、何を返事していいか分からない。
「何だよ、終わり、て」
「いや、もう終わってるけどさ。ちゃんと謝ってなくて、何か中途半端な感じだったから。まぁ、そう思ってんのは俺だけで、ちーちゃんは、完璧に終わってると思ってるかもだけど。でも、これでちゃんと謝れば、全部に方が付くだろ?」
「え?」
「は? 何だよ、話聞いてんのか、琉」
「聞いてるよ。聞いてるけど、意味分かんねぇから」
大和にきちんと説明されても、いや説明されればされるほど、意味が分からなくなる。
琉の中では、謝るからには、そこからまたやり直すものだとばかり思っていたのに。
「何だよ、意味分かんねぇ、て。終わりにするなら、謝ることもねぇって?」
「じゃなくて………………諦めんの? アイツのこと」
「いや、むしろ何を諦めないの? 片想いならまだしも、付き合ってて振られたのに」
「縒りを戻す的な」
聞くまでもなかった返事が返って来て、大和は少し笑う。
確かにそれは、大和だって、まったく考えなかったことではない。大和は今もまだ千尋のことが好きで、出来るものならそうしたいと、思ってはいるけれど。
しかし、相手は千尋だ。このことに限っては、やらなくても結果は分かっている。
「…そういうつもりで、謝りたい、て言ったのかと思ってた」
「コンサート中に、そこまでいろいろ考えてねぇって。ちーちゃんが来るの、最初から知ってれば別だけど…………てか、だったらもっと気の利いたこと言ってるし、やってるけどな」
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