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ビターチョコレートに込めた甘い愛 (11)
2014.02.08 Sat
「直央さん、そろそろいいですよ。周りがフツフツして来たでしょう? これ以上温めると、沸騰してしまうので」
「チョコ入れる?」
「火を止めてから。そしたら、これで混ぜてください。チョコが融けるまで」
しばらくしたら、生クリームが温まって来たのか、純子さんの言うとおり、周りがちょっとブクブク(フツフツ?)して来たから、火を止めて、さっき刻んだチョコを入れた。
純子さんから渡されたのは、ゴムべら。これで混ぜるのか。
「普通に、ガーッと混ぜていいの?」
「ガーッと…うふふ。ガーッと混ぜていいですよ。でも、愛情は込めないとダメです。バレンタインのチョコですからね」
「そっか!」
さすが純子さん。
バレンタインのチョコだもんね。愛情込めないとね!
何か俺、すっごい楽しくなってきた!
「全部混ざり切ったら、ハチミツとブランデーを入れますよ」
「はいっ!」
愛情込めてチョコと生クリームを混ぜて。
そこにハチミツとブランデーをスプーン1杯。ブランデー入れるなんて、何かすごい大人みたい。
「混ざったら、この中に入れてくださいね」
「一気に入れていい?」
「はい。全部入れたら、平らにならしてくださいね」
何かタッパーのおっきいヤツみたいのに、ラップが敷いてあって、そこに鍋の中身をみんな移す。
この中に入れて固める、てことか。
「もうだいぶ冷めてますよね? じゃあ、冷蔵庫に入れて、冷やしましょう」
「どのくらい?」
「最低1時間以上ですね」
「そんなに…」
まぁ、あんなドロドロだったのが固まるんだから、そのくらいは冷やさないとダメか。
でもホントに固まるのかなぁ…、心配!
「冷やしてる間に、ここを片付けるのと、ココアの準備、しておきましょう」
「ココア? 飲むの?」
「まぶすんです」
「あ、そっか」
そういえば最初に、そんなこと言ってたっけ。
飲んじゃダメだよね。
包丁とかまな板とか、生クリームとチョコの入ってた鍋を洗って、片付ける。
こういうことも、ちゃんとしないと!
「でも直央さん、これなら簡単でしょ?」
「うーん…。でも、純子さんがいたから…」
「まぁ。私は口を出しただけで、直央さんが1人で全部やったじゃありませんか」
「そう…かな? でも、このタイミングで! みたいのが、俺じゃ分かんないし。純子さんのおかげです! ありがとうございます!」
そもそも純子さんがいなかったら、手作りていう発想がなかったし、ましてや生チョコを自分で作れるとも思ってなかったからね。
全部全部、純子さんのおかげだよ!
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「チョコ入れる?」
「火を止めてから。そしたら、これで混ぜてください。チョコが融けるまで」
しばらくしたら、生クリームが温まって来たのか、純子さんの言うとおり、周りがちょっとブクブク(フツフツ?)して来たから、火を止めて、さっき刻んだチョコを入れた。
純子さんから渡されたのは、ゴムべら。これで混ぜるのか。
「普通に、ガーッと混ぜていいの?」
「ガーッと…うふふ。ガーッと混ぜていいですよ。でも、愛情は込めないとダメです。バレンタインのチョコですからね」
「そっか!」
さすが純子さん。
バレンタインのチョコだもんね。愛情込めないとね!
何か俺、すっごい楽しくなってきた!
「全部混ざり切ったら、ハチミツとブランデーを入れますよ」
「はいっ!」
愛情込めてチョコと生クリームを混ぜて。
そこにハチミツとブランデーをスプーン1杯。ブランデー入れるなんて、何かすごい大人みたい。
「混ざったら、この中に入れてくださいね」
「一気に入れていい?」
「はい。全部入れたら、平らにならしてくださいね」
何かタッパーのおっきいヤツみたいのに、ラップが敷いてあって、そこに鍋の中身をみんな移す。
この中に入れて固める、てことか。
「もうだいぶ冷めてますよね? じゃあ、冷蔵庫に入れて、冷やしましょう」
「どのくらい?」
「最低1時間以上ですね」
「そんなに…」
まぁ、あんなドロドロだったのが固まるんだから、そのくらいは冷やさないとダメか。
でもホントに固まるのかなぁ…、心配!
「冷やしてる間に、ここを片付けるのと、ココアの準備、しておきましょう」
「ココア? 飲むの?」
「まぶすんです」
「あ、そっか」
そういえば最初に、そんなこと言ってたっけ。
飲んじゃダメだよね。
包丁とかまな板とか、生クリームとチョコの入ってた鍋を洗って、片付ける。
こういうことも、ちゃんとしないと!
「でも直央さん、これなら簡単でしょ?」
「うーん…。でも、純子さんがいたから…」
「まぁ。私は口を出しただけで、直央さんが1人で全部やったじゃありませんか」
「そう…かな? でも、このタイミングで! みたいのが、俺じゃ分かんないし。純子さんのおかげです! ありがとうございます!」
そもそも純子さんがいなかったら、手作りていう発想がなかったし、ましてや生チョコを自分で作れるとも思ってなかったからね。
全部全部、純子さんのおかげだよ!
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