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ビターチョコレートに込めた甘い愛 (8)
2014.02.05 Wed
「でも、メールして。お昼休みとか仕事終わった後とか、返せるときはちゃんと返すから」
「…ん、分かった。じゃあこれからは徳永さんにもちゃんとメールするね。でも、ちゃんとチェックしてね? 変換とか。じゃなきゃ練習の意味ないんだから!」
「分かったけど…………ホントに練習なんだね…」
徳永さんがちょっと微妙な顔で笑ってる。
そうだよ。俺はメールマスターになるために、がんばってるんだから!
「ん…、ね、徳永さん、俺が送ったメール、どこで見たらいいの? 変になってるの、確認したい」
「送ったメール? 送信ボックスとか送信メールとか、そういうとこに入ってない?」
「送信…」
徳永さんに言われたとおり、送信メールのところを開いたら、俺が送ったメールがズラッと出て来た。
俺、そんなに変なの送ってるのかな…………あ、さっき蓮沼さんに送ったヤツはダメだ! チョコのこと書いてるんだから、徳永さんの前で開いたら、チョコのことばれちゃう!
普通は人のメールは見るもんじゃないらしいけど、俺は全然気にしないから、いつも思いっ切り徳永さんの前でメールしてて、だから今も徳永さん、一緒に俺のケータイの画面見てる。
しかも今は、俺が送ったメールが変じゃないか確認しようとしてるから、余計ちゃんと見ようとしてるわけで…。
「直央くん? それ、普通に選択すれば、受信したメール見るのと一緒だよ?」
「え、うん…」
徳永さんは、俺が操作分かんなくて固まってると思ったらしく、やり方を教えてくれたけど、そうじゃなくて…。
どうしよう…、一番上じゃなくて、途中のを開くのって、やっぱ何か変だよね?
「えーっと……あ、いつ徳永さんに送ったヤツ? 変だったの」
「え? いつ、て言われても…」
そうだ。少なくとも1回は、徳永さんに変なのを送ってるのは間違いないわけだから、それを見ればいいんだ!
名案! て思ったのに、徳永さんは何だか微妙な顔をしてる。
あれ? ダメ?
「徳永さん?」
「いや、いつって言われてもよく分かんないし……また後で調べたら? 送信メールの見方、もう分かったわけだし」
「ん?」
「ご飯、冷めちゃうよ?」
俺としては、今ちょっと確認したかったけど……徳永さんにそう言われたら、しょうがない。せっかくの純子さんのご飯が冷めちゃったら大変だしね。
徳永さん、俺がモタモタしてたから、面倒くさくなっちゃったのかな。
とりあえずメールは後で確認するとして、今はご飯ご飯。
純子さんが作って行ってくれたご飯をテーブルに並べ、ご飯食べれるように準備を始めた俺は、徳永さんが微妙な顔のまま俺を見ていたことなんて、気付きもしなかった。
back next
「…ん、分かった。じゃあこれからは徳永さんにもちゃんとメールするね。でも、ちゃんとチェックしてね? 変換とか。じゃなきゃ練習の意味ないんだから!」
「分かったけど…………ホントに練習なんだね…」
徳永さんがちょっと微妙な顔で笑ってる。
そうだよ。俺はメールマスターになるために、がんばってるんだから!
「ん…、ね、徳永さん、俺が送ったメール、どこで見たらいいの? 変になってるの、確認したい」
「送ったメール? 送信ボックスとか送信メールとか、そういうとこに入ってない?」
「送信…」
徳永さんに言われたとおり、送信メールのところを開いたら、俺が送ったメールがズラッと出て来た。
俺、そんなに変なの送ってるのかな…………あ、さっき蓮沼さんに送ったヤツはダメだ! チョコのこと書いてるんだから、徳永さんの前で開いたら、チョコのことばれちゃう!
普通は人のメールは見るもんじゃないらしいけど、俺は全然気にしないから、いつも思いっ切り徳永さんの前でメールしてて、だから今も徳永さん、一緒に俺のケータイの画面見てる。
しかも今は、俺が送ったメールが変じゃないか確認しようとしてるから、余計ちゃんと見ようとしてるわけで…。
「直央くん? それ、普通に選択すれば、受信したメール見るのと一緒だよ?」
「え、うん…」
徳永さんは、俺が操作分かんなくて固まってると思ったらしく、やり方を教えてくれたけど、そうじゃなくて…。
どうしよう…、一番上じゃなくて、途中のを開くのって、やっぱ何か変だよね?
「えーっと……あ、いつ徳永さんに送ったヤツ? 変だったの」
「え? いつ、て言われても…」
そうだ。少なくとも1回は、徳永さんに変なのを送ってるのは間違いないわけだから、それを見ればいいんだ!
名案! て思ったのに、徳永さんは何だか微妙な顔をしてる。
あれ? ダメ?
「徳永さん?」
「いや、いつって言われてもよく分かんないし……また後で調べたら? 送信メールの見方、もう分かったわけだし」
「ん?」
「ご飯、冷めちゃうよ?」
俺としては、今ちょっと確認したかったけど……徳永さんにそう言われたら、しょうがない。せっかくの純子さんのご飯が冷めちゃったら大変だしね。
徳永さん、俺がモタモタしてたから、面倒くさくなっちゃったのかな。
とりあえずメールは後で確認するとして、今はご飯ご飯。
純子さんが作って行ってくれたご飯をテーブルに並べ、ご飯食べれるように準備を始めた俺は、徳永さんが微妙な顔のまま俺を見ていたことなんて、気付きもしなかった。
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ちよ ⇒
送信メール一覧、徳永さんと一緒に見たんだ…
(*-ω-) ▆▎ (-ω-*)
蓮沼、蓮沼、蓮沼、って
連なっていたんでしょうか。
しかも、徳永さんは、あくまでも練習のお相手なのね。
まだまだナオくんのメールマスターへの
道は険しそうです。
でも、徳永さん。
メールの練習のお相手になったら、
今まで以上にメールもらえるかもよ~!!
ナオくんから受信したメール、全部保護しちゃえ!!
(*-ω-) ▆▎ (-ω-*)
蓮沼、蓮沼、蓮沼、って
連なっていたんでしょうか。
しかも、徳永さんは、あくまでも練習のお相手なのね。
まだまだナオくんのメールマスターへの
道は険しそうです。
でも、徳永さん。
メールの練習のお相手になったら、
今まで以上にメールもらえるかもよ~!!
ナオくんから受信したメール、全部保護しちゃえ!!
- |2014.02.05
- |Wed
- |19:11
- |URL
- |EDIT|
如月久美子 ⇒ >ちよさん
基本的に直央くん、純子さんと蓮沼さんとしかメールしないし、それも練習と思っているので、平気で徳永さんに見せちゃいます(爆)
でも今回は、内容まで見せちゃうと、バレンタインのことがばれちゃう! て、それには気付いたみたいですが(笑)
ちよさんの仰るとおり、こんなに練習してるのに、直央くんのメールマスターへの道は、厳しそうですよね。
で、マスターしたころにはスマホになって、また一からやり直し…。
> ナオくんから受信したメール、全部保護しちゃえ!!
何か徳永さんなら、やりかねない!!
そんな男心に、直央くんが気付くのは、いつでしょうね(笑)
コメントありがとうございました!
でも今回は、内容まで見せちゃうと、バレンタインのことがばれちゃう! て、それには気付いたみたいですが(笑)
ちよさんの仰るとおり、こんなに練習してるのに、直央くんのメールマスターへの道は、厳しそうですよね。
で、マスターしたころにはスマホになって、また一からやり直し…。
> ナオくんから受信したメール、全部保護しちゃえ!!
何か徳永さんなら、やりかねない!!
そんな男心に、直央くんが気付くのは、いつでしょうね(笑)
コメントありがとうございました!
- |2014.02.05
- |Wed
- |23:16
- |URL
- |EDIT|