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ビターチョコレートに込めた甘い愛 (7)
2014.02.04 Tue
純子さんの作った料理はおいしい。全部。
こんなにお料理上手の純子さんに、チョコ作るの教えてもらえるんだから、俺でもうまく作れそうな気がして来た!
「直央くーん、またケータイ、メールの練習してたの?」
「ぅ?」
「置きっぱになってたから」
徳永さんの手には、俺の携帯電話。
そうだ、さっき蓮沼さんとメールしてるとき、徳永さん帰って来たから、そこでおしまいにしたんだ。
俺は殆どケータイ構わないから、手元になくても全然気にならないんだけど、みんな、いっつもケータイをそばに置いてたがるよね。徳永さんも、その感覚で持って来てくれたみたい。
「俺、メール早く返せてる? 練習の成果、出せてる?」
俺的には、前よりだいぶ早くなったな、て思ってんだけど、俺の思い込みかもしんないし…。
せっかく純子さんとか蓮沼さんと練習してるんだから、早く、ちゃんと打てるようになってないと。
「早いよ、最初のころを思えば。まぁ、たまに変換が変になってることあるけど」
「嘘!?」
徳永さんの言葉に、俺はビックリして携帯電話を開いた。
でも、メールの画面を起動しても、受信したメールを見ることしか出来なくて、自分のメールが変なのかどうか確認できない。うぬ~…どうすれば…。
「直央くん、直央くん、そんな顔しなくても大丈夫だから。ちゃんと読める文章来てるから」
「でも、何か変ななってるんでしょ? そんなの…!」
「いや、全部ひらがなだったり、消し過ぎて文字が飛んじゃったりしてるだけだから、大したことないって」
「大したことあるーっ!」
ガーン…。
全然気付いてなかったけど、俺、そんなメール、徳永さんに送ってたの?
でも、徳永さんに限ってそういうメールを送っている、なんてことはないはずだから、俺は純子さんや蓮沼さんにも、しょっちゅうそんなメールを送ってる、てことだ。
2人とも、何でそのこと教えてくれないの!? 練習の意味ないじゃん!
「ううぅ…。徳永さん、ゴメンね。俺、もっと練習して、ちゃんとしたメール送れるようにがんばるね!」
「うん、まぁ…。いや、誰だって変換ミスとかすることくらいあるし、そんなに気負わなくても…」
「でも、もっと練習する! 純子さんも蓮沼さんも優しすぎるよっ」
もぉ~。今度ちゃんと言わなきゃ。
もっと厳しくチェックして、て。
「つか、直央くん。メールの練習、俺にもメール送ってよ。何で純ちゃんと蓮沼だけなの?」
「え?」
「メール! 俺も練習相手になる、て言ったのに。直央くん、全然俺にメールしてくんないじゃん」
「だって徳永さん、仕事中でしょ? 昼間。だから、メールしたってあれだし…」
かといって、徳永さんは仕事が終わったらここに帰って来るから、後は一緒だし。
何かメールするタイミングとか、内容とかもない、ていうか…。
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こんなにお料理上手の純子さんに、チョコ作るの教えてもらえるんだから、俺でもうまく作れそうな気がして来た!
「直央くーん、またケータイ、メールの練習してたの?」
「ぅ?」
「置きっぱになってたから」
徳永さんの手には、俺の携帯電話。
そうだ、さっき蓮沼さんとメールしてるとき、徳永さん帰って来たから、そこでおしまいにしたんだ。
俺は殆どケータイ構わないから、手元になくても全然気にならないんだけど、みんな、いっつもケータイをそばに置いてたがるよね。徳永さんも、その感覚で持って来てくれたみたい。
「俺、メール早く返せてる? 練習の成果、出せてる?」
俺的には、前よりだいぶ早くなったな、て思ってんだけど、俺の思い込みかもしんないし…。
せっかく純子さんとか蓮沼さんと練習してるんだから、早く、ちゃんと打てるようになってないと。
「早いよ、最初のころを思えば。まぁ、たまに変換が変になってることあるけど」
「嘘!?」
徳永さんの言葉に、俺はビックリして携帯電話を開いた。
でも、メールの画面を起動しても、受信したメールを見ることしか出来なくて、自分のメールが変なのかどうか確認できない。うぬ~…どうすれば…。
「直央くん、直央くん、そんな顔しなくても大丈夫だから。ちゃんと読める文章来てるから」
「でも、何か変ななってるんでしょ? そんなの…!」
「いや、全部ひらがなだったり、消し過ぎて文字が飛んじゃったりしてるだけだから、大したことないって」
「大したことあるーっ!」
ガーン…。
全然気付いてなかったけど、俺、そんなメール、徳永さんに送ってたの?
でも、徳永さんに限ってそういうメールを送っている、なんてことはないはずだから、俺は純子さんや蓮沼さんにも、しょっちゅうそんなメールを送ってる、てことだ。
2人とも、何でそのこと教えてくれないの!? 練習の意味ないじゃん!
「ううぅ…。徳永さん、ゴメンね。俺、もっと練習して、ちゃんとしたメール送れるようにがんばるね!」
「うん、まぁ…。いや、誰だって変換ミスとかすることくらいあるし、そんなに気負わなくても…」
「でも、もっと練習する! 純子さんも蓮沼さんも優しすぎるよっ」
もぉ~。今度ちゃんと言わなきゃ。
もっと厳しくチェックして、て。
「つか、直央くん。メールの練習、俺にもメール送ってよ。何で純ちゃんと蓮沼だけなの?」
「え?」
「メール! 俺も練習相手になる、て言ったのに。直央くん、全然俺にメールしてくんないじゃん」
「だって徳永さん、仕事中でしょ? 昼間。だから、メールしたってあれだし…」
かといって、徳永さんは仕事が終わったらここに帰って来るから、後は一緒だし。
何かメールするタイミングとか、内容とかもない、ていうか…。
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