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17. 続きからもう一度やり直し (中編) 2
2008.08.02 Sat
前に哲也が使ってた布団はそのまま残してあったから、それを貸してやる。
別にどこで寝たって構わないのに、哲也はわざわざリビングのほうに持ってって敷くから、どうしたのかと尋ねれば、
「だって貴久、嫌だろ?」
「何が?」
「俺に寝込み、襲われたらどうすんの?」
ニヤリと口の端を上げて笑われて、さっきのキスを思い出す。
「ぁ…、」
あぁー………………なるほど。
哲也なりに気を遣ってるわけね。ゲイやって打ち明けて、ノン気のくせに、それでも泊めてくれるって言った俺に対して。
「冗談だって。俺、ノン気には手ぇ出さないし」
「そりゃどうも」
てかお前、襲うって、そのちびっこい体で何言ってんだ。
「じゃ、お休みー」
少々呆れ気味に哲也に挨拶して、俺は寝室のドアを閉める。それから鍵を閉めようとして、鍵なんて、そんなの初めからないことに気付く。
そりゃそうだ。
1人暮らししてるアパートの1室で、それぞれの部屋に鍵なんか付いてるわけがない。
いやいやいや、鍵て。
めっちゃ意識してるじゃないですか、ボク。
哲也に襲われるんじゃないかって、思ったってことか!?
でも襲いはしないだろうけど、キスはしてきてるもんな、アイツ。
リビングに寝室に、ダイニングを兼ねた台所。
1人で住むには部屋数が多くて無駄に広いこのアパートも、会社から補助が出るから住めるわけで。
最初は、この広さに慣れて荷物とか増えたとき、次引っ越すの大変だって思ってたけど、今だけはホントに感謝してる。
部屋が1個しかなかったら、それこそ哲也と同じ部屋で寝ないといけないわけで。
……って、やっぱり意識してんじゃん、俺!!
違うって!
違うよ、ホント!!
哲也が余計なこと言うからっっ!!
「はぁ~~~~」
もう寝よ……。
別にどこで寝たって構わないのに、哲也はわざわざリビングのほうに持ってって敷くから、どうしたのかと尋ねれば、
「だって貴久、嫌だろ?」
「何が?」
「俺に寝込み、襲われたらどうすんの?」
ニヤリと口の端を上げて笑われて、さっきのキスを思い出す。
「ぁ…、」
あぁー………………なるほど。
哲也なりに気を遣ってるわけね。ゲイやって打ち明けて、ノン気のくせに、それでも泊めてくれるって言った俺に対して。
「冗談だって。俺、ノン気には手ぇ出さないし」
「そりゃどうも」
てかお前、襲うって、そのちびっこい体で何言ってんだ。
「じゃ、お休みー」
少々呆れ気味に哲也に挨拶して、俺は寝室のドアを閉める。それから鍵を閉めようとして、鍵なんて、そんなの初めからないことに気付く。
そりゃそうだ。
1人暮らししてるアパートの1室で、それぞれの部屋に鍵なんか付いてるわけがない。
いやいやいや、鍵て。
めっちゃ意識してるじゃないですか、ボク。
哲也に襲われるんじゃないかって、思ったってことか!?
でも襲いはしないだろうけど、キスはしてきてるもんな、アイツ。
リビングに寝室に、ダイニングを兼ねた台所。
1人で住むには部屋数が多くて無駄に広いこのアパートも、会社から補助が出るから住めるわけで。
最初は、この広さに慣れて荷物とか増えたとき、次引っ越すの大変だって思ってたけど、今だけはホントに感謝してる。
部屋が1個しかなかったら、それこそ哲也と同じ部屋で寝ないといけないわけで。
……って、やっぱり意識してんじゃん、俺!!
違うって!
違うよ、ホント!!
哲也が余計なこと言うからっっ!!
「はぁ~~~~」
もう寝よ……。
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