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10. 33%の憂鬱 (後編)
2008.07.10 Thu
今日が会社休みで、ホントに良かった…。
哲也は仕事なのかな?
人一倍、自分の仕事に誇りと情熱を持ってる哲也に、無断欠勤させるのもかわいそうだから、前に哲也から貰った名刺に書いてあるお店の番号に電話して確認したら、幸いにも哲也も休みだった。
ここに来てなかった間、よっぽど気ぃ張ってたのか、昨日寝入ってから、まるで意識を失ったみたいに、まるで起きようとしない。
とりあえずベッドに哲也を寝かせたまま、俺は寝室を出る。
洋服のままじゃ寝苦しいだろうからって、サイズの合わない俺のスウェットに着替えさせて。
俺は昨日哲也が着てた服を洗濯機に放り込んで…………すぐに取り出した。
アイツの服の洗濯は、なかなか厄介なんだよね。
よく分かんない服着てることが多いから。
下手に洗って、色が落ちただの、縮んだの言われたらめんどいから、表示のタグを確認しないといけないわけ。
何か知らんけど、いつの間にか、洗濯上手だ。
でもこの服、どっかで見たことあるよな。
えーっと、
「………………啓ちゃん?」
そういえば、この間、休みの日に会ったとき、こんな服着てた。
いや、啓ちゃん以外だって同じ服持ってる人はいるだろうし、哲也だって持ってるかもしれないけど、どうも今まで着てたアイツの服の趣味とは違う気がするし。
もしかして哲也、啓ちゃんとこ泊まってた?
実家暮らしだって言っても、2,3日友達が泊まりに来ることぐらい別に構わないだろうし、実際、俺だって啓ちゃんちに泊まりに行ったことある。
こないだのお好みの日以来、啓ちゃんとの間で哲也の話は出てないけど、哲也が帰って来てないこと話してんだから、啓ちゃんちいるなら、一言ぐらい言ってくれたっていいのに。
…………そう言えば、あのお好み焼きの日、啓ちゃん、何か言いたそうだったな。何だったんだ。いつの間にかはぐらかされてもうてたし。
別に気にはしてなかったけど、哲也がこんなになって帰ってきたら、やっぱり気になる。
まぁ、疲れて寝てんの、叩き起こして聞くわけにはいけないけど…。
「あの、男……関係あるのかな?」
あの日、エレヴェータで鉢合わせた男。
哲也は逃げ出して。
5日も帰って来なくて。
行く当てないくせに、出て行くって言い出して。
「何だよ…」
哲也は仕事なのかな?
人一倍、自分の仕事に誇りと情熱を持ってる哲也に、無断欠勤させるのもかわいそうだから、前に哲也から貰った名刺に書いてあるお店の番号に電話して確認したら、幸いにも哲也も休みだった。
ここに来てなかった間、よっぽど気ぃ張ってたのか、昨日寝入ってから、まるで意識を失ったみたいに、まるで起きようとしない。
とりあえずベッドに哲也を寝かせたまま、俺は寝室を出る。
洋服のままじゃ寝苦しいだろうからって、サイズの合わない俺のスウェットに着替えさせて。
俺は昨日哲也が着てた服を洗濯機に放り込んで…………すぐに取り出した。
アイツの服の洗濯は、なかなか厄介なんだよね。
よく分かんない服着てることが多いから。
下手に洗って、色が落ちただの、縮んだの言われたらめんどいから、表示のタグを確認しないといけないわけ。
何か知らんけど、いつの間にか、洗濯上手だ。
でもこの服、どっかで見たことあるよな。
えーっと、
「………………啓ちゃん?」
そういえば、この間、休みの日に会ったとき、こんな服着てた。
いや、啓ちゃん以外だって同じ服持ってる人はいるだろうし、哲也だって持ってるかもしれないけど、どうも今まで着てたアイツの服の趣味とは違う気がするし。
もしかして哲也、啓ちゃんとこ泊まってた?
実家暮らしだって言っても、2,3日友達が泊まりに来ることぐらい別に構わないだろうし、実際、俺だって啓ちゃんちに泊まりに行ったことある。
こないだのお好みの日以来、啓ちゃんとの間で哲也の話は出てないけど、哲也が帰って来てないこと話してんだから、啓ちゃんちいるなら、一言ぐらい言ってくれたっていいのに。
…………そう言えば、あのお好み焼きの日、啓ちゃん、何か言いたそうだったな。何だったんだ。いつの間にかはぐらかされてもうてたし。
別に気にはしてなかったけど、哲也がこんなになって帰ってきたら、やっぱり気になる。
まぁ、疲れて寝てんの、叩き起こして聞くわけにはいけないけど…。
「あの、男……関係あるのかな?」
あの日、エレヴェータで鉢合わせた男。
哲也は逃げ出して。
5日も帰って来なくて。
行く当てないくせに、出て行くって言い出して。
「何だよ…」
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