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暴君王子のおっしゃることには! (219)
2012.12.06 Thu
「で、どうしたらいいの? 一伽、教えてよ」
「知らなっ…」
「何で? ユキちゃんに、やり方聞いて来てくれたんだろ? 俺、全然分かんねぇもん、一伽が教えてくんなきゃ」
いくら侑仁が男同士のセックスについて殆ど知識がないとはいえ、このローションの使い道が分からないわけがないのに、わざとそんなふうに言ったら、一伽は唇を噛みながら、のろのろと起き上がった。
普通だったら、侑仁のこんな嘘くらいすぐ見抜けるだろうし、ふざけんなっ! と噛み付いてくるところなのに、セックスのときは素直で従順なんて。
「これ…」
「ん?」
「これで、慣らすの」
一伽は侑仁の手からローションを取って、恥ずかしそうに俯きながら、震える手でキャップを開けた。
まさか、自分でヤるつもりんだんだろうか。そう思って侑仁が見ていたら、一伽が自分の手のひらにローションを垂らし始めるから、ちょっと焦った。
そういえば、一伽はさっきも自分でやろうとしていたんだった。
あのときは一伽がどうしたいか分からなかったからともかく、今はもう、一伽にそこまでさせるつもりなんかない。
「もういいって、貸してみ?」
「んぁ…、らって、慣らさないと、入んない…」
「大丈夫、ちゃんとしてやっから」
安心させるように一伽にキスをして、侑仁はボトルを取り返すと、一伽の濡れた手をティシューで拭ってやってから、侑仁は自分の手にローションを零す。
それからふと一伽に視線をやったら、尻をこちらに向けて伏せの姿勢になっていたので、侑仁は思わず「ブッ」と吹き出した。いきなりバックでヤる気か!
「ちょっ一伽…! おま…何つー格好…」
いや、いいんだけど! いいんですけど!
でもほんの一瞬前まで、めっちゃ恥ずかしがってたじゃないですか!
なのに、どうして急にそんな積極的…!?
「あ…? らってユキちゃんが、初めてなら、後ろからのがいい、て…」
「マジか…!」
侑仁は実際に雪乃に会ったことはないけれど、今までに一伽から聞かされた話からして、いくら一伽に無理やり聞き出されたとはいえ、そんなことを言うような子だとは思っていなかったのに…!
(すげぇよ、ユキちゃん…!)
よく考えたら、この一伽と一緒に暮らしているのだから、只者ではないに決まっている。
侑仁は、心の中で雪乃を尊敬しつつ、乾いた唇を舐め、一伽の双丘に手を掛けた。
「ひゃっ…」
侑仁が尻の間の窄まりに指を滑らせると、一伽はピクンと背中を震わせて、枕に顔を突っ伏した。
それまで四つん這いの格好だったが、ガクリと肘が崩れると、腰だけを高く掲げた形になって、一伽本人は無意識だろうけど、何だかすごくいやらしい。
侑仁はゴクリと喉を鳴らして、ローションを直に後ろに注いだ。
「気持ち悪ぃ?」
「にゅ~~~~平気ぃ~~~…」
一伽がずっと、「うぅ~~」と小さく唸り続けているから、心配になって尋ねれば、明らかに無理をしている声色で、一伽はそんな返事をして来た。
そんなに嫌ならやめたほうがいい気もするが、一伽のここまでの努力を無駄にするのも何だし、侑仁の下半身だってもう結構切実だから、出来ることならもうちょっとがんばってもらいたいとも思う。
「ヤダったら言って?」
――――やめられる自信、ねぇけど。
侑仁は心の中でそう付け加えて、一伽の秘所にローションを塗り込めるようにしてから、指を1本差し込んだ。
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「知らなっ…」
「何で? ユキちゃんに、やり方聞いて来てくれたんだろ? 俺、全然分かんねぇもん、一伽が教えてくんなきゃ」
いくら侑仁が男同士のセックスについて殆ど知識がないとはいえ、このローションの使い道が分からないわけがないのに、わざとそんなふうに言ったら、一伽は唇を噛みながら、のろのろと起き上がった。
普通だったら、侑仁のこんな嘘くらいすぐ見抜けるだろうし、ふざけんなっ! と噛み付いてくるところなのに、セックスのときは素直で従順なんて。
「これ…」
「ん?」
「これで、慣らすの」
一伽は侑仁の手からローションを取って、恥ずかしそうに俯きながら、震える手でキャップを開けた。
まさか、自分でヤるつもりんだんだろうか。そう思って侑仁が見ていたら、一伽が自分の手のひらにローションを垂らし始めるから、ちょっと焦った。
そういえば、一伽はさっきも自分でやろうとしていたんだった。
あのときは一伽がどうしたいか分からなかったからともかく、今はもう、一伽にそこまでさせるつもりなんかない。
「もういいって、貸してみ?」
「んぁ…、らって、慣らさないと、入んない…」
「大丈夫、ちゃんとしてやっから」
安心させるように一伽にキスをして、侑仁はボトルを取り返すと、一伽の濡れた手をティシューで拭ってやってから、侑仁は自分の手にローションを零す。
それからふと一伽に視線をやったら、尻をこちらに向けて伏せの姿勢になっていたので、侑仁は思わず「ブッ」と吹き出した。いきなりバックでヤる気か!
「ちょっ一伽…! おま…何つー格好…」
いや、いいんだけど! いいんですけど!
でもほんの一瞬前まで、めっちゃ恥ずかしがってたじゃないですか!
なのに、どうして急にそんな積極的…!?
「あ…? らってユキちゃんが、初めてなら、後ろからのがいい、て…」
「マジか…!」
侑仁は実際に雪乃に会ったことはないけれど、今までに一伽から聞かされた話からして、いくら一伽に無理やり聞き出されたとはいえ、そんなことを言うような子だとは思っていなかったのに…!
(すげぇよ、ユキちゃん…!)
よく考えたら、この一伽と一緒に暮らしているのだから、只者ではないに決まっている。
侑仁は、心の中で雪乃を尊敬しつつ、乾いた唇を舐め、一伽の双丘に手を掛けた。
「ひゃっ…」
侑仁が尻の間の窄まりに指を滑らせると、一伽はピクンと背中を震わせて、枕に顔を突っ伏した。
それまで四つん這いの格好だったが、ガクリと肘が崩れると、腰だけを高く掲げた形になって、一伽本人は無意識だろうけど、何だかすごくいやらしい。
侑仁はゴクリと喉を鳴らして、ローションを直に後ろに注いだ。
「気持ち悪ぃ?」
「にゅ~~~~平気ぃ~~~…」
一伽がずっと、「うぅ~~」と小さく唸り続けているから、心配になって尋ねれば、明らかに無理をしている声色で、一伽はそんな返事をして来た。
そんなに嫌ならやめたほうがいい気もするが、一伽のここまでの努力を無駄にするのも何だし、侑仁の下半身だってもう結構切実だから、出来ることならもうちょっとがんばってもらいたいとも思う。
「ヤダったら言って?」
――――やめられる自信、ねぇけど。
侑仁は心の中でそう付け加えて、一伽の秘所にローションを塗り込めるようにしてから、指を1本差し込んだ。
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