スポンサーサイト
--.--.-- --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
- BL小説ランキング参加中です。クリックいただけたら嬉しいです。
- コメントや拍手、ありがとうございます。拍手の公開コメントへのお返事はこちらから。それ以外は、コメントをいただいた記事に返信いたします。
- お題配布サイト「明日」はひっそりまったり更新中です。毎日更新しない日誌「遊び心がない」もよろしくね。
カテゴリー:スポンサー広告
暴君王子のおっしゃることには! (213)
2012.11.30 Fri
バタバタとバスルームに駆け込んだ一伽は、閉めたドアに寄り掛かって、その場に座り込んだ。
心臓の音がうるさい。とにかく深呼吸、深呼吸。
「は…はぁ~…、ひっひっふぅ~…??」
一伽は大きく息を吐き出した後、ペチペチと頬を両手で叩いた。
侑仁と最後までしたくて、わざわざcafe OKAERIまで行って、雪乃に男同士のセックスについて尋ねたのは、今日の昼。
それから、やる気満々で……というよりは、緊張で押し潰されそうなのを、無理にテンションを上げることで紛らわして、侑仁の家にやって来たけれど。
気持ちいいことの好きな一伽は、雰囲気に流されて、あのまま続けてしまいそうになったが、雪乃の教えを思い出して、何とかバスルームまで来ることが出来た。
話の切り出し方がちょっと唐突だったけれど、まぁそれは仕方がない。
「はぁ~…、シャ…シャワー…。出来るかな…?」
男同士で最後までやるには、一伽が想像していたとおり、お尻を使うのだという。
そして、そのためにはいろいろ準備が必要なんだよ、と雪乃がまず教えてくれたのは、受け入れるソコはキレイにしておいたほうがいいよ、ということだった。
しなくてもいいけれど、したほうがお互い気にならないと言われれば、確かにそうだと一伽も思う。
雪乃は、一伽が完全にドン引きするような方法も教えてくれたけれど、そこまでしなくてもシャワーで…と、そのやり方を教えてくれたので、一伽は今、バスルームにいるというわけだ。
しかしこのままだと、一伽が侑仁のモノを(あの! デカくて一伽が本気でビビったあのブツを!)受け入れることになるわけで、何かそれも…と思いはしたが、雪乃から教わったことをいちいち侑仁に説明するのも面倒くさいし、うまく言えそうもないから、とりあえずは先に一伽が試してみようと思う。
やってみてダメなら、交代すればいい。
一伽は座ったまま服を脱ぐと、ヨロヨロとシャワーへと向かった。
雪乃は結構簡単そうに言っていたし、一伽もまぁどうにかなると思っていたけれど、ここまで来て、やっぱりどうにもならないような気がして来た。
だって、お尻だし。
(でも、侑仁とするためだし…)
別にそこまでセックスに拘る必要がないとは一伽も思うけれど、でもやっぱり侑仁とやりたいというか…、今さら後には引けないというか……いや、やっぱりやりたいんだな。
うん、やりたい。
だって、一伽も男の子だし(いくら受け入れる側になろうと、男の子だし!)。
それに雪乃に、やるだけやってみると言った手前、がんばれるところまではやってみないと。
「うしっ」
悩んでいても始まらない、と一伽はようやくシャワーを浴び始めた。
*****
バスルームには絶対に来るなと言い残して、一伽がシャワーを浴びに行ってから、早30分。
別に、一伽が戻ってくるのが待ち切れないとかは全然ないが、シャワーだけにしては時間が掛かり過ぎだと思って。
「おい一伽、大丈夫か?」
今日は湯船にお湯を溜めていないけれど、もしかしてお湯に浸かりたくて、悪戦苦闘しているとか?
気まぐれで、突拍子もない一伽なら、何となくやりかねないと思って、来るなとは言われていたけれど、侑仁はバスルームに行って、擦りガラスのドア越しに声を掛けた。
「ちょっ…侑仁、何で来んだよっ…!」
「いや、だって…」
焦ったような、怒ったような一伽の返事がして、侑仁も返事に困る。
しかし、シャワーの流れる音はするし、一伽からの返事もあるし、とりあえず無事は無事のようだ。
back next
心臓の音がうるさい。とにかく深呼吸、深呼吸。
「は…はぁ~…、ひっひっふぅ~…??」
一伽は大きく息を吐き出した後、ペチペチと頬を両手で叩いた。
侑仁と最後までしたくて、わざわざcafe OKAERIまで行って、雪乃に男同士のセックスについて尋ねたのは、今日の昼。
それから、やる気満々で……というよりは、緊張で押し潰されそうなのを、無理にテンションを上げることで紛らわして、侑仁の家にやって来たけれど。
気持ちいいことの好きな一伽は、雰囲気に流されて、あのまま続けてしまいそうになったが、雪乃の教えを思い出して、何とかバスルームまで来ることが出来た。
話の切り出し方がちょっと唐突だったけれど、まぁそれは仕方がない。
「はぁ~…、シャ…シャワー…。出来るかな…?」
男同士で最後までやるには、一伽が想像していたとおり、お尻を使うのだという。
そして、そのためにはいろいろ準備が必要なんだよ、と雪乃がまず教えてくれたのは、受け入れるソコはキレイにしておいたほうがいいよ、ということだった。
しなくてもいいけれど、したほうがお互い気にならないと言われれば、確かにそうだと一伽も思う。
雪乃は、一伽が完全にドン引きするような方法も教えてくれたけれど、そこまでしなくてもシャワーで…と、そのやり方を教えてくれたので、一伽は今、バスルームにいるというわけだ。
しかしこのままだと、一伽が侑仁のモノを(あの! デカくて一伽が本気でビビったあのブツを!)受け入れることになるわけで、何かそれも…と思いはしたが、雪乃から教わったことをいちいち侑仁に説明するのも面倒くさいし、うまく言えそうもないから、とりあえずは先に一伽が試してみようと思う。
やってみてダメなら、交代すればいい。
一伽は座ったまま服を脱ぐと、ヨロヨロとシャワーへと向かった。
雪乃は結構簡単そうに言っていたし、一伽もまぁどうにかなると思っていたけれど、ここまで来て、やっぱりどうにもならないような気がして来た。
だって、お尻だし。
(でも、侑仁とするためだし…)
別にそこまでセックスに拘る必要がないとは一伽も思うけれど、でもやっぱり侑仁とやりたいというか…、今さら後には引けないというか……いや、やっぱりやりたいんだな。
うん、やりたい。
だって、一伽も男の子だし(いくら受け入れる側になろうと、男の子だし!)。
それに雪乃に、やるだけやってみると言った手前、がんばれるところまではやってみないと。
「うしっ」
悩んでいても始まらない、と一伽はようやくシャワーを浴び始めた。
*****
バスルームには絶対に来るなと言い残して、一伽がシャワーを浴びに行ってから、早30分。
別に、一伽が戻ってくるのが待ち切れないとかは全然ないが、シャワーだけにしては時間が掛かり過ぎだと思って。
「おい一伽、大丈夫か?」
今日は湯船にお湯を溜めていないけれど、もしかしてお湯に浸かりたくて、悪戦苦闘しているとか?
気まぐれで、突拍子もない一伽なら、何となくやりかねないと思って、来るなとは言われていたけれど、侑仁はバスルームに行って、擦りガラスのドア越しに声を掛けた。
「ちょっ…侑仁、何で来んだよっ…!」
「いや、だって…」
焦ったような、怒ったような一伽の返事がして、侑仁も返事に困る。
しかし、シャワーの流れる音はするし、一伽からの返事もあるし、とりあえず無事は無事のようだ。
back next
- 関連記事
-
- 暴君王子のおっしゃることには! (214) (2012/12/01)
- 暴君王子のおっしゃることには! (213) (2012/11/30)
- 暴君王子のおっしゃることには! (212) (2012/11/29)
- BL小説ランキング参加中です。クリックいただけたら嬉しいです。
- コメントや拍手、ありがとうございます。拍手の公開コメントへのお返事はこちらから。それ以外は、コメントをいただいた記事に返信いたします。
- お題配布サイト「明日」はひっそりまったり更新中です。毎日更新しない日誌「遊び心がない」もよろしくね。
カテゴリー:暴君王子のおっしゃることには!