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暴君王子のおっしゃることには! (202)
2012.11.19 Mon
しかしそれは、一伽にとっても同じことだった。
自分ではよく分からないから、侑仁が知っていたら教えてもらおうと思ったのに。
「そっかぁ。侑仁も知らないんじゃ、続き出来ないね」
「お前、やる気だったのかよ」
残念、と一伽は肩を落としたが、なぜか侑仁は溜め息をついている。
一伽にしたら、もちろんそのつもりだったけれど、初めて想いを通じ合せた日にベッドまで行くのは、やっぱりダメかしら。でもまぁ、お互い1回はイッちゃったわけだし、今さらか。
「じゃあ、今度までにユキちゃんにやり方、聞いとくね」
「聞いとく、て…」
「ユキちゃんなら、知ってると思うし」
「そういう問題じゃないんだけど」
侑仁は呆れ顔になるけれど、一伽が思うに、雪乃のお付き合いする相手は光宏が初めてではないから、多分知っているに違いない。
そんなことを聞いたら絶対に恥ずかしがりそうな気もするが、雪乃は一伽と侑仁のことを応援すると言ってくれたのだから、尋ねたって悪くはないだろう。
「…つか、何でもいいけど、風呂入りたい」
「何でもいいて何だ、何でもいいて」
「だって、顔ベタベタする…。侑仁が顔に掛けるから」
「おめぇが離さなかったのが悪ぃんだろっ!」
先ほど侑仁にティシューで拭いてはもらったけれど、やっぱり何だか顔がべた付く感じがして、一伽は顔を顰める。
侑仁の突っ込みは確かに間違っていないが、まぁそれは置いておいて。
「風呂沸かす?」
「シャワーでもいい。ね、侑仁、一緒に入ろ?」
「はいはい」
結局は一伽のワガママを聞いてくれた侑仁に、一伽は笑顔で申し出る。
最後までするのが無理でも、もうちょっとくっ付いていたい。
「ねぇ侑仁~」
「ん?」
ひょこひょこと侑仁の後を付いてバスルームに向かう一伽は、侑仁の背中に張り付いて、その顔を覗き込んだ。
「ね、ね、お風呂でもまたするっ?」
「する? …て、お前、俺に聞いてきてはいるけど、やる気満々だろ?」
「そうだよー。侑仁、もうお疲れ? そんなデカいチンコしといて!」
「いや、それ関係ねぇだろ」
「グフフ」
侑仁の突っ込みを気にすることなく、一伽はニヤニヤしている。
まったく本当に頭が痛い。
「あ、ねぇねぇ、今度は侑仁が口でしてよ」
「はぁ? ヤダよ」
「何でー? 俺は、侑仁のデカくてもがんばってやったのにさぁ」
「だからそれはお前が勝手にやったんだろっ!」
ギャーギャー言いながら、2人は服を脱がせ合って、バスルームへと消えた。
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自分ではよく分からないから、侑仁が知っていたら教えてもらおうと思ったのに。
「そっかぁ。侑仁も知らないんじゃ、続き出来ないね」
「お前、やる気だったのかよ」
残念、と一伽は肩を落としたが、なぜか侑仁は溜め息をついている。
一伽にしたら、もちろんそのつもりだったけれど、初めて想いを通じ合せた日にベッドまで行くのは、やっぱりダメかしら。でもまぁ、お互い1回はイッちゃったわけだし、今さらか。
「じゃあ、今度までにユキちゃんにやり方、聞いとくね」
「聞いとく、て…」
「ユキちゃんなら、知ってると思うし」
「そういう問題じゃないんだけど」
侑仁は呆れ顔になるけれど、一伽が思うに、雪乃のお付き合いする相手は光宏が初めてではないから、多分知っているに違いない。
そんなことを聞いたら絶対に恥ずかしがりそうな気もするが、雪乃は一伽と侑仁のことを応援すると言ってくれたのだから、尋ねたって悪くはないだろう。
「…つか、何でもいいけど、風呂入りたい」
「何でもいいて何だ、何でもいいて」
「だって、顔ベタベタする…。侑仁が顔に掛けるから」
「おめぇが離さなかったのが悪ぃんだろっ!」
先ほど侑仁にティシューで拭いてはもらったけれど、やっぱり何だか顔がべた付く感じがして、一伽は顔を顰める。
侑仁の突っ込みは確かに間違っていないが、まぁそれは置いておいて。
「風呂沸かす?」
「シャワーでもいい。ね、侑仁、一緒に入ろ?」
「はいはい」
結局は一伽のワガママを聞いてくれた侑仁に、一伽は笑顔で申し出る。
最後までするのが無理でも、もうちょっとくっ付いていたい。
「ねぇ侑仁~」
「ん?」
ひょこひょこと侑仁の後を付いてバスルームに向かう一伽は、侑仁の背中に張り付いて、その顔を覗き込んだ。
「ね、ね、お風呂でもまたするっ?」
「する? …て、お前、俺に聞いてきてはいるけど、やる気満々だろ?」
「そうだよー。侑仁、もうお疲れ? そんなデカいチンコしといて!」
「いや、それ関係ねぇだろ」
「グフフ」
侑仁の突っ込みを気にすることなく、一伽はニヤニヤしている。
まったく本当に頭が痛い。
「あ、ねぇねぇ、今度は侑仁が口でしてよ」
「はぁ? ヤダよ」
「何でー? 俺は、侑仁のデカくてもがんばってやったのにさぁ」
「だからそれはお前が勝手にやったんだろっ!」
ギャーギャー言いながら、2人は服を脱がせ合って、バスルームへと消えた。
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けいったん ⇒
ほんとに…甘くてエロいピンクな空気が 一切ないって…ε~(;@_@) ガクン
まぁ いっちゃんと侑仁の雰囲気が 以前と変わってしまうのは、嫌だと思うのも 確か!
「(⌒_⌒)ノ はーい、ユキちゃん先生 質問です!」
「(-□ 。□-)b 何ですか?、いっちゃん生徒君。」
「(⌒_⌒)ノ 男同士のxxxxって 如何するですか?」
「(□。□-*) …そ・それは…ムニャムニャ…」
---って、帰ったら こんな事になるかもよ~ん♪
因みに ユキちゃんには 先生らしく眼鏡をONして貰いました!
ヾ(●´∀`●)ノ゛キャッキャッ...byebye☆
まぁ いっちゃんと侑仁の雰囲気が 以前と変わってしまうのは、嫌だと思うのも 確か!
「(⌒_⌒)ノ はーい、ユキちゃん先生 質問です!」
「(-□ 。□-)b 何ですか?、いっちゃん生徒君。」
「(⌒_⌒)ノ 男同士のxxxxって 如何するですか?」
「(□。□-*) …そ・それは…ムニャムニャ…」
---って、帰ったら こんな事になるかもよ~ん♪
因みに ユキちゃんには 先生らしく眼鏡をONして貰いました!
ヾ(●´∀`●)ノ゛キャッキャッ...byebye☆
- |2012.11.19
- |Mon
- |11:40
- |URL
- |EDIT|
如月久美子 ⇒ >けいったんさん
エロなのにエロくない! ていう、ね…(笑)
これが、いっちゃんクオリティです!
でも、こんなこと質問されるユキちゃん先生も、いい迷惑ですよね…(^_^;)
そういうお話が得意な子ならまだしも、ユキちゃん…。
眼鏡っ子ユキちゃんもかわいいですね。
> 因みに ユキちゃんには 先生らしく眼鏡をONして貰いました!
こんなこと知ったら、いっちゃん、わざわざ眼鏡買って帰りそうですけど(笑)
コメントありがとうございました!
これが、いっちゃんクオリティです!
でも、こんなこと質問されるユキちゃん先生も、いい迷惑ですよね…(^_^;)
そういうお話が得意な子ならまだしも、ユキちゃん…。
眼鏡っ子ユキちゃんもかわいいですね。
> 因みに ユキちゃんには 先生らしく眼鏡をONして貰いました!
こんなこと知ったら、いっちゃん、わざわざ眼鏡買って帰りそうですけど(笑)
コメントありがとうございました!
- |2012.11.19
- |Mon
- |22:12
- |URL
- |EDIT|