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Honey Bunny Baby! (1)
2012.02.07 Tue
2011年好きカプアンケ投票ありがとうお礼小説。
第1弾は、ダントツの1位となりました、ゆっちさん×カズちゃん小説です! (投票結果はこちら→「投票結果を発表しちゃったり、攻めっ子とか受けっ子にいろいろ質問しちゃったりするぞ企画」)
第1弾ということは第2弾もあるわけで、予定としてましては、第3位のカプまでお礼小説をアップしようかな、と。
でもこういうのって普通、3位から順にカウントダウンしていくんですかね? でも1位のカプから書き始めちゃって、まだこれしか書き上がってないです。すいません。
ついでに言うと、書き始めたのが12月の頭だったんで、季節感がクリスマス前です。すいません。
視界がふわりと歪んだ瞬間、和衣はすぐに、ヤバい! と感じ取った。
ヤバい、ヤバい、ヤバい。
――――――――飲み過ぎた。
12月に入り、世間がクリスマスシーズン、忘年会シーズンとなれば、普段から何かにつけて飲み会を催している大学生が、それに乗っかるのも無理はない。
和衣は、そんなに友人関係が派手なほうではないから、同年代の大学生に比べたら、飲み会の回数は少ないほうだけれど、それでも今月はすでに4回目の飲み会だ。
和衣は特別お酒が弱いというわけではないが、やはり人に迷惑は掛けたくないから、外で飲むときはそれなりに気を付けているのだが、今日はいつものメンバーの他、愛菜や眞織といった気心の知れたゼミの仲間ばかりの集まりだったので、少し気が緩んで、キャパ以上に飲んでしまった。
「…ぅ、ん…」
「和衣?」
このままじゃ零しちゃう…と思ってグラスを置こうとしたら、酔っているせいで距離感を見誤って、和衣は思い切りグラスをテーブルに叩き付けてしまった。
みんな酔っ払って騒いでいるから、誰も和衣の暴挙には気付いていなかったが、さすがに隣に座る祐介だけは、心配そうに和衣の顔を覗き込んだ。
「大丈夫?」
「ん…」
本当はあんまり大丈夫ではないけれど、祐介に『大丈夫?』と聞かれ、和衣は返事とともに頷いたら、頭がガクンとなってしまった。
やっぱり、全然大丈夫ではなかった。
(う゛ーに゛ー…、頭、ぽわーてなる…)
和衣はギュッと目を瞑ったり、頭をプルプルしてみたりするが、あまり効果はない(というか、頭を振ったせいで、余計に酔いが回った)。
あぁ、もういっそ、睦月のように寝てしまったら楽になれるのに……と和衣は、祐介がいるのとは反対側の隣で、転がって気持ちよさそうに寝ている睦月に視線をくれた。
ちなみに睦月は、何も酔い潰れて寝てしまったわけではない。
今日は祐介が一緒なので、あんまり酔っ払うと怒られる…! と思って、最初の1杯以外はコーラを頼み、時々亮の飲んでいるものをちょっと舐めていただけなのだが、もう時間的におねむで、堪えられなかったのだ。
「カーズちゃん! 大丈夫っ?」
「…ん、にゃ?」
も…無理、寝る…と和衣が瞼を落としそうになった瞬間、突然目の前で声がして、ビックリして和衣が目を開ければ、赤い顔をした眞織が覗き込んでいた。
顔は赤いが、眞織は明らかに和衣よりもしっかりした様子だ(絶対に100%間違いなく、彼女のほうがたくさん飲んでいるはずなのに)。
「眞織ちゃ…」
「もう次行くけど、カズちゃんも行く?」
「つぎ…」
次に行くなんてとても無理だけれど、とりあえずこの席がお開きになってくれてよかった。
それにしても、何でみんな、そんなに元気なの…??
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第1弾は、ダントツの1位となりました、ゆっちさん×カズちゃん小説です! (投票結果はこちら→「投票結果を発表しちゃったり、攻めっ子とか受けっ子にいろいろ質問しちゃったりするぞ企画」)
第1弾ということは第2弾もあるわけで、予定としてましては、第3位のカプまでお礼小説をアップしようかな、と。
でもこういうのって普通、3位から順にカウントダウンしていくんですかね? でも1位のカプから書き始めちゃって、まだこれしか書き上がってないです。すいません。
ついでに言うと、書き始めたのが12月の頭だったんで、季節感がクリスマス前です。すいません。
視界がふわりと歪んだ瞬間、和衣はすぐに、ヤバい! と感じ取った。
ヤバい、ヤバい、ヤバい。
――――――――飲み過ぎた。
12月に入り、世間がクリスマスシーズン、忘年会シーズンとなれば、普段から何かにつけて飲み会を催している大学生が、それに乗っかるのも無理はない。
和衣は、そんなに友人関係が派手なほうではないから、同年代の大学生に比べたら、飲み会の回数は少ないほうだけれど、それでも今月はすでに4回目の飲み会だ。
和衣は特別お酒が弱いというわけではないが、やはり人に迷惑は掛けたくないから、外で飲むときはそれなりに気を付けているのだが、今日はいつものメンバーの他、愛菜や眞織といった気心の知れたゼミの仲間ばかりの集まりだったので、少し気が緩んで、キャパ以上に飲んでしまった。
「…ぅ、ん…」
「和衣?」
このままじゃ零しちゃう…と思ってグラスを置こうとしたら、酔っているせいで距離感を見誤って、和衣は思い切りグラスをテーブルに叩き付けてしまった。
みんな酔っ払って騒いでいるから、誰も和衣の暴挙には気付いていなかったが、さすがに隣に座る祐介だけは、心配そうに和衣の顔を覗き込んだ。
「大丈夫?」
「ん…」
本当はあんまり大丈夫ではないけれど、祐介に『大丈夫?』と聞かれ、和衣は返事とともに頷いたら、頭がガクンとなってしまった。
やっぱり、全然大丈夫ではなかった。
(う゛ーに゛ー…、頭、ぽわーてなる…)
和衣はギュッと目を瞑ったり、頭をプルプルしてみたりするが、あまり効果はない(というか、頭を振ったせいで、余計に酔いが回った)。
あぁ、もういっそ、睦月のように寝てしまったら楽になれるのに……と和衣は、祐介がいるのとは反対側の隣で、転がって気持ちよさそうに寝ている睦月に視線をくれた。
ちなみに睦月は、何も酔い潰れて寝てしまったわけではない。
今日は祐介が一緒なので、あんまり酔っ払うと怒られる…! と思って、最初の1杯以外はコーラを頼み、時々亮の飲んでいるものをちょっと舐めていただけなのだが、もう時間的におねむで、堪えられなかったのだ。
「カーズちゃん! 大丈夫っ?」
「…ん、にゃ?」
も…無理、寝る…と和衣が瞼を落としそうになった瞬間、突然目の前で声がして、ビックリして和衣が目を開ければ、赤い顔をした眞織が覗き込んでいた。
顔は赤いが、眞織は明らかに和衣よりもしっかりした様子だ(絶対に100%間違いなく、彼女のほうがたくさん飲んでいるはずなのに)。
「眞織ちゃ…」
「もう次行くけど、カズちゃんも行く?」
「つぎ…」
次に行くなんてとても無理だけれど、とりあえずこの席がお開きになってくれてよかった。
それにしても、何でみんな、そんなに元気なの…??
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