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映画のような恋がしたい。(だって最後は決まってハッピーエンドだ。) (81)
2011.12.05 Mon
ryu
遥希からメールが来ない~と大和に嘆いているうちに、遥希とご飯をした日から1週間が経ってしまった。
大和が言うには、普段からあまりメールしない人なら、1週間くらいメール来ないことなんて、ザラにあることらしい。琉には絶対に信じられないけれど。
そんな傷心気味の琉を、仕事終わりにクラブに誘ったのは大和で、もちろん琉は丁重にお断りした。
この間、クラブの帰り、一緒だったモデルの子とのツーショット写真を撮られたばかりなのだ。もちろん彼女は友だちで、周りには他の仲間もいたのだが、バックはいいように消され、あたかも2人で仲良くしている写真になってしまった。
こういうことはしょっちゅうあって、気にしていたら始まらないのだが、ファンの子は悲しむだろうなぁ、とは思うし、多かれ少なかれ琉だって傷付く。
だから今は、夜遊びに関しては、ちょっとナーバスなのだ。
「でも潤也、東京帰って来てるって。遊びたいらしいよん」
「あー…潤也と最近会ってねぇなぁ」
潤也は、琉たちと同じ事務所だが、他のグループに所属するアイドルで、琉とも大和とも仲のいい友人なのだが、東京・大阪と舞台公演があったため、ここしばらくは会っていなかった。
「そんな、ハルちゃんからメール来ない~てウジウジしてないで、気晴らしに遊び行こうぜ? な?」
「んー…」
何となく大和に唆されたような気がしないでもないが、久々に潤也に会いたいのも確かなので、琉は少し考えてからOKした。
それから、心配性なマネージャーの南條に見送られ向かったクラブは、別に琉に気を遣ったわけではないだろうが、この間パパラッチされたのとは違うところだった。
VIPルームに行けば、すでに数人の女の子と、潤也を含む男性陣がいる。
「潤也、久しぶり~」
「おぅ、久しぶり」
何となくノリで、潤也とハグ。
そしたら大和が、「琉だけズルい!」とか何とか言って、その輪に加わってきたので、男3人で変なことになっている。
「つか、やっぱ莉乃、いねぇな」
「え、まさか琉に気ィ遣って?」
莉乃とは、先日琉とのツーショット写真を撮られてしまったモデルで、このメンツのときは大抵来ている子だ。
さすがに写真を撮られたばかりだから、琉が来るというなら…ということで、今日は遠慮したんだろうか。
「まっさかー! 莉乃が琉なんかに気ィ遣うわけないじゃん! 莉乃は今、ユカリンと旅行中~」
気になって尋ねれば、すでに少しアルコール回り気味のミユが、笑いながらそう答えた。
どうやら莉乃がこの場にいないのは、やはり別に琉に気を遣ったわけではなく、女2人でグアム旅行を満喫中なだけのことだったらしい。
溢れる音楽。
アルコールもうまいし、仲間と一緒にいるのは楽しいし、やっぱりこういうところで遊ぶのは好き。
ちょっとナーバスになっていたし、遥希のことも気になっていたけれど、大和が言っていたとおり、来てみて気晴らしにはなったかも。
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遥希からメールが来ない~と大和に嘆いているうちに、遥希とご飯をした日から1週間が経ってしまった。
大和が言うには、普段からあまりメールしない人なら、1週間くらいメール来ないことなんて、ザラにあることらしい。琉には絶対に信じられないけれど。
そんな傷心気味の琉を、仕事終わりにクラブに誘ったのは大和で、もちろん琉は丁重にお断りした。
この間、クラブの帰り、一緒だったモデルの子とのツーショット写真を撮られたばかりなのだ。もちろん彼女は友だちで、周りには他の仲間もいたのだが、バックはいいように消され、あたかも2人で仲良くしている写真になってしまった。
こういうことはしょっちゅうあって、気にしていたら始まらないのだが、ファンの子は悲しむだろうなぁ、とは思うし、多かれ少なかれ琉だって傷付く。
だから今は、夜遊びに関しては、ちょっとナーバスなのだ。
「でも潤也、東京帰って来てるって。遊びたいらしいよん」
「あー…潤也と最近会ってねぇなぁ」
潤也は、琉たちと同じ事務所だが、他のグループに所属するアイドルで、琉とも大和とも仲のいい友人なのだが、東京・大阪と舞台公演があったため、ここしばらくは会っていなかった。
「そんな、ハルちゃんからメール来ない~てウジウジしてないで、気晴らしに遊び行こうぜ? な?」
「んー…」
何となく大和に唆されたような気がしないでもないが、久々に潤也に会いたいのも確かなので、琉は少し考えてからOKした。
それから、心配性なマネージャーの南條に見送られ向かったクラブは、別に琉に気を遣ったわけではないだろうが、この間パパラッチされたのとは違うところだった。
VIPルームに行けば、すでに数人の女の子と、潤也を含む男性陣がいる。
「潤也、久しぶり~」
「おぅ、久しぶり」
何となくノリで、潤也とハグ。
そしたら大和が、「琉だけズルい!」とか何とか言って、その輪に加わってきたので、男3人で変なことになっている。
「つか、やっぱ莉乃、いねぇな」
「え、まさか琉に気ィ遣って?」
莉乃とは、先日琉とのツーショット写真を撮られてしまったモデルで、このメンツのときは大抵来ている子だ。
さすがに写真を撮られたばかりだから、琉が来るというなら…ということで、今日は遠慮したんだろうか。
「まっさかー! 莉乃が琉なんかに気ィ遣うわけないじゃん! 莉乃は今、ユカリンと旅行中~」
気になって尋ねれば、すでに少しアルコール回り気味のミユが、笑いながらそう答えた。
どうやら莉乃がこの場にいないのは、やはり別に琉に気を遣ったわけではなく、女2人でグアム旅行を満喫中なだけのことだったらしい。
溢れる音楽。
アルコールもうまいし、仲間と一緒にいるのは楽しいし、やっぱりこういうところで遊ぶのは好き。
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