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溺れてしまえ (6) R18
2011.03.28 Mon
*R18です。性的な表現が多く含まれますので、18歳未満のかた、そういった表現が苦手なかたはご遠慮ください。
「何してんだよ、バカ」
自分で仕出かしたことだが、翔真に腹に乗られて、真大は噎せ返っている。
翔真はそんな真大を笑いながら、体勢を立て直して真大と向かい合って座った。
素っ裸で(翔真はシャツ1枚羽織ってはいるが)、ベッドの上で膝を突き合わせて座っている姿は何となく間抜けだが、翔真は楽しげに、そして甘えるように真大に抱き付いた。
「あの…翔真さん、あのねっ、んっ…」
さっきの話の続きを詳しく聞きたいような……聞きたくないような、でも聞かないわけにはいかないだろうと、真大が口を開きかけたら、すぐにそれは翔真の唇に塞がれた。
首の後ろに腕を回され、キュウと抱き付かれ、食むように唇を重ねられる。
真大は目を閉じそびれたけれど、翔真も瞳を開けたままで。視線が絡む。
たっぷりの口付けの後、焦ってキョドキョドしている真大が分かっているだろうに、翔真は実に楽しそうに、真大を押し倒した。
その笑顔が、今は怖い。
しかし翔真は、さらに笑みを深くする。
「お前さぁ、ひゃっひゃっ、さっきから何でそんな顔なの? 超笑えんだけど」
「…笑えないよ、全然」
「上になるからってったって、別にお前に突っ込みたいとかじゃねぇから」
「えっ、そうなの!?」
真大の思っていることが勘違いだと教えてやれば、真大は素っ頓狂な声を上げ、あんぐりと口を開けた。
「え…てことは何? 何なのっ?」
「だーかーらー。俺が上んなってやる、てば」
きじょーい。
真大に覆い被さって、鼻先が触れ合うほど近くまで顔を寄せて、わざと吐息のように囁いた。
ビックリした真大が、先ほどのように飛び起きるだろうことも、翔真の中ではお見通しだったので、真大の肩を強く押さえ付け、先手を打ってキスで唇を塞いだ。
悲鳴のような真大の声は、くぐもった音にしかならなかった。
(ちょちょちょちょちょちょちょっ…!!!)
上げようとした声は、キスによって奪われてしまって。
真大は、真ん丸に目を見開いて、真正面にあるキレイな顔を見ることしかできない。
だって、今さら突っ込みたいと言われても、それはちょっと困るけれど、突然の翔真の『騎乗位』発言も、困りはしないが、驚きはする。
とにかく翔真の気を鎮めさせないと。
いや、つか別に、嫌なわけじゃないけど。
散々翔真に煽られて、真大だって、結構もうその気だけれど。
でも。
「ふぁっ…」
キスから解放すると、真大が大きく息をついた。
翔真は体重を掛け過ぎないように気を付けながら、唇だけでなく、頬や目尻やおでこにもかわいいキスを落としていく。
「やるったら、やるんだからな」
かわいい行動とは裏腹に、翔真は、ハッキリとキッパリと宣言する。
…もう逃げられない。
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「何してんだよ、バカ」
自分で仕出かしたことだが、翔真に腹に乗られて、真大は噎せ返っている。
翔真はそんな真大を笑いながら、体勢を立て直して真大と向かい合って座った。
素っ裸で(翔真はシャツ1枚羽織ってはいるが)、ベッドの上で膝を突き合わせて座っている姿は何となく間抜けだが、翔真は楽しげに、そして甘えるように真大に抱き付いた。
「あの…翔真さん、あのねっ、んっ…」
さっきの話の続きを詳しく聞きたいような……聞きたくないような、でも聞かないわけにはいかないだろうと、真大が口を開きかけたら、すぐにそれは翔真の唇に塞がれた。
首の後ろに腕を回され、キュウと抱き付かれ、食むように唇を重ねられる。
真大は目を閉じそびれたけれど、翔真も瞳を開けたままで。視線が絡む。
たっぷりの口付けの後、焦ってキョドキョドしている真大が分かっているだろうに、翔真は実に楽しそうに、真大を押し倒した。
その笑顔が、今は怖い。
しかし翔真は、さらに笑みを深くする。
「お前さぁ、ひゃっひゃっ、さっきから何でそんな顔なの? 超笑えんだけど」
「…笑えないよ、全然」
「上になるからってったって、別にお前に突っ込みたいとかじゃねぇから」
「えっ、そうなの!?」
真大の思っていることが勘違いだと教えてやれば、真大は素っ頓狂な声を上げ、あんぐりと口を開けた。
「え…てことは何? 何なのっ?」
「だーかーらー。俺が上んなってやる、てば」
きじょーい。
真大に覆い被さって、鼻先が触れ合うほど近くまで顔を寄せて、わざと吐息のように囁いた。
ビックリした真大が、先ほどのように飛び起きるだろうことも、翔真の中ではお見通しだったので、真大の肩を強く押さえ付け、先手を打ってキスで唇を塞いだ。
悲鳴のような真大の声は、くぐもった音にしかならなかった。
(ちょちょちょちょちょちょちょっ…!!!)
上げようとした声は、キスによって奪われてしまって。
真大は、真ん丸に目を見開いて、真正面にあるキレイな顔を見ることしかできない。
だって、今さら突っ込みたいと言われても、それはちょっと困るけれど、突然の翔真の『騎乗位』発言も、困りはしないが、驚きはする。
とにかく翔真の気を鎮めさせないと。
いや、つか別に、嫌なわけじゃないけど。
散々翔真に煽られて、真大だって、結構もうその気だけれど。
でも。
「ふぁっ…」
キスから解放すると、真大が大きく息をついた。
翔真は体重を掛け過ぎないように気を付けながら、唇だけでなく、頬や目尻やおでこにもかわいいキスを落としていく。
「やるったら、やるんだからな」
かわいい行動とは裏腹に、翔真は、ハッキリとキッパリと宣言する。
…もう逃げられない。
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