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溺れてしまえ (1)
2011.03.23 Wed
みなさんの地域では、携帯電話に来る「緊急地震速報」のエリアメール、正しい感じで配信されてますか?
私の住んでるところでは、メールが来ても揺れなかったり、メールが来ないのに結構揺れを感じたりして、「このメール、うるさいだけで全然当たんないじゃん」て雰囲気になってます。
何かオオカミ少年みたい…。
本当に大変なときに、みんなが信用しなくて、被害が拡大したらどうしようと心配です。
どうしてそうなったのか、真大の部屋で借りて来たDVDを見ているうち、翔真はいつの間にか、真大のももに頭を乗せている自分に気が付いた。
最初は2人して、体育座りのように膝を立てて、並んで座っていたはずなのに。
そういえば途中、何となく真大に凭れ掛かったような気がする。それから多分、真大が足を伸ばしたから、横になってそのももに頭を乗せたんだったっけ?
よくは思い出せないが、気持ちいいからいいや…と、翔真はのん気に映画に視線を戻した――――が、それも長くは続かなかった。
画面では、日本でも人気のハリウッドスターが英語で何か捲し立てていて、翔真は必死に字幕を追うが、少しも頭の中に入って来ない。
(あぁ…ヤベェな)
翔真はボンヤリと思った。
映画を見たいと言ったのは翔真で、このDVDを選んだのも翔真なのに、全然映画に集中できなくなってしまって……しかし翔真がヤベェな、と思ったのは、そのことではなくて。
(何か………………ムラムラする…)
一体どこでスイッチが入ってしまったのか、何だかそんな気分になってしまったのだ。
映画はアクションもので、何のエロティックな場面もなかったのに。
少し長くなった前髪を弄ったり、むにむにと唇を押してみたりしたけれど、残念ながら少しも気が紛れなくて、翔真は何となく目の前にある真大の膝に手を乗せてみる。
それから意味もなく膝の上で手を動かしていたら、真大が手を重ねてきた。
「擽ったい、翔真くん」
「…ん」
「どうしたの?」
「…何でもない」
何でもないこともないけれど…………何か言いたくない。
まだ真っ昼間だってのに、こんななっちゃって、欲求不満か? 最後にヤッたのって、いつだっけ? そんなに前じゃない気がする、でも。
テレビの中で、派手に爆発が起こる。
視界の隅に、炎上する車が見える。よく分からない英語のセリフが、頭の中を通過していく。
真大の意識がテレビに戻ったのか、重なっていた手が、ももの脇へと落ちた。
再び手が自由になったのをいいことに、翔真は真大の膝からももの辺りまでを撫で上げてみる。
ビクッと真大のももが震えて、その振動が伝わって来る。何となく何度かそれを繰り返していたら、擽ったいのか嫌なのか、真大の膝がモゾモゾと動いた。
「もぅ、何なの翔真くん」
「…何でもないけど」
「擽ったいからやめてよ」
真大はまた翔真の手に自分の手を重ねようとしたが、翔真はその手を払って、体の向きを変えた。
ももに頭を乗せている状態で、寝返りを打ってテレビから真大のほうを向くと、翔真の目の前にあるのは真大の腹部……というか、下腹部なわけで。
(あぁ…ヤバイな)
ついさっきもそう思ったばかりなのに、また同じことを繰り返している。
ヤバイ……けれど、その衝動への抑止力が薄れていく。
チラリと視線を上げると、真大はテレビに集中しているから、翔真はそっと手を伸ばし、真大の穿いているジーンズのフロントホックに手を掛けた。
「えっちょっ何!?」
先ほどから翔真が何かやっているのは分かっていたが、ジーンズのウエストを引っ張られるような感覚に視線を落としてみれば、翔真がジーンズの前を寛げようとしている。
さすがにこれは、今までのように『何でもない』では済ませられない。真大は慌てて翔真の手を押さえた。
「翔真くん!」
「いーから、お前はテレビ見てろよ…」
「ちょちょちょちょちょっ」
抵抗する真大を無視して、翔真はホックを外すと、ファスナーを下してしまった。
しかし翔真から逃げようと思っても、背中は壁に預けている状態だし、ももに頭を乗せた翔真は、真大が動けないようにしっかり押さえているし、逃げ場がない。
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私の住んでるところでは、メールが来ても揺れなかったり、メールが来ないのに結構揺れを感じたりして、「このメール、うるさいだけで全然当たんないじゃん」て雰囲気になってます。
何かオオカミ少年みたい…。
本当に大変なときに、みんなが信用しなくて、被害が拡大したらどうしようと心配です。
どうしてそうなったのか、真大の部屋で借りて来たDVDを見ているうち、翔真はいつの間にか、真大のももに頭を乗せている自分に気が付いた。
最初は2人して、体育座りのように膝を立てて、並んで座っていたはずなのに。
そういえば途中、何となく真大に凭れ掛かったような気がする。それから多分、真大が足を伸ばしたから、横になってそのももに頭を乗せたんだったっけ?
よくは思い出せないが、気持ちいいからいいや…と、翔真はのん気に映画に視線を戻した――――が、それも長くは続かなかった。
画面では、日本でも人気のハリウッドスターが英語で何か捲し立てていて、翔真は必死に字幕を追うが、少しも頭の中に入って来ない。
(あぁ…ヤベェな)
翔真はボンヤリと思った。
映画を見たいと言ったのは翔真で、このDVDを選んだのも翔真なのに、全然映画に集中できなくなってしまって……しかし翔真がヤベェな、と思ったのは、そのことではなくて。
(何か………………ムラムラする…)
一体どこでスイッチが入ってしまったのか、何だかそんな気分になってしまったのだ。
映画はアクションもので、何のエロティックな場面もなかったのに。
少し長くなった前髪を弄ったり、むにむにと唇を押してみたりしたけれど、残念ながら少しも気が紛れなくて、翔真は何となく目の前にある真大の膝に手を乗せてみる。
それから意味もなく膝の上で手を動かしていたら、真大が手を重ねてきた。
「擽ったい、翔真くん」
「…ん」
「どうしたの?」
「…何でもない」
何でもないこともないけれど…………何か言いたくない。
まだ真っ昼間だってのに、こんななっちゃって、欲求不満か? 最後にヤッたのって、いつだっけ? そんなに前じゃない気がする、でも。
テレビの中で、派手に爆発が起こる。
視界の隅に、炎上する車が見える。よく分からない英語のセリフが、頭の中を通過していく。
真大の意識がテレビに戻ったのか、重なっていた手が、ももの脇へと落ちた。
再び手が自由になったのをいいことに、翔真は真大の膝からももの辺りまでを撫で上げてみる。
ビクッと真大のももが震えて、その振動が伝わって来る。何となく何度かそれを繰り返していたら、擽ったいのか嫌なのか、真大の膝がモゾモゾと動いた。
「もぅ、何なの翔真くん」
「…何でもないけど」
「擽ったいからやめてよ」
真大はまた翔真の手に自分の手を重ねようとしたが、翔真はその手を払って、体の向きを変えた。
ももに頭を乗せている状態で、寝返りを打ってテレビから真大のほうを向くと、翔真の目の前にあるのは真大の腹部……というか、下腹部なわけで。
(あぁ…ヤバイな)
ついさっきもそう思ったばかりなのに、また同じことを繰り返している。
ヤバイ……けれど、その衝動への抑止力が薄れていく。
チラリと視線を上げると、真大はテレビに集中しているから、翔真はそっと手を伸ばし、真大の穿いているジーンズのフロントホックに手を掛けた。
「えっちょっ何!?」
先ほどから翔真が何かやっているのは分かっていたが、ジーンズのウエストを引っ張られるような感覚に視線を落としてみれば、翔真がジーンズの前を寛げようとしている。
さすがにこれは、今までのように『何でもない』では済ませられない。真大は慌てて翔真の手を押さえた。
「翔真くん!」
「いーから、お前はテレビ見てろよ…」
「ちょちょちょちょちょっ」
抵抗する真大を無視して、翔真はホックを外すと、ファスナーを下してしまった。
しかし翔真から逃げようと思っても、背中は壁に預けている状態だし、ももに頭を乗せた翔真は、真大が動けないようにしっかり押さえているし、逃げ場がない。
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COMMENT-FORM
粟津原栗子 ⇒
「欲求不満編」←吹いてしまいましたwww
確かにムラムラしてる!! っていうかお膝に頭が乗ってる時に反対側(身体の方)を向くのは駄目だよ翔ちゃん!!(笑
私の携帯に入る地震速報もアテにならないです。3回に1回で速報が当たればいい方。びっくりしちゃうし(小心者なので…)眠れないし、これが鳴るおかげで「助かった!!」と思うようなこと、ないんですよねぇ…。
確かにムラムラしてる!! っていうかお膝に頭が乗ってる時に反対側(身体の方)を向くのは駄目だよ翔ちゃん!!(笑
私の携帯に入る地震速報もアテにならないです。3回に1回で速報が当たればいい方。びっくりしちゃうし(小心者なので…)眠れないし、これが鳴るおかげで「助かった!!」と思うようなこと、ないんですよねぇ…。
- |2011.03.23
- |Wed
- |16:38
- |URL
- |EDIT|
如月久美子 ⇒ >粟津原さん
ずっと書きたかった(笑)翔ちゃん欲求不満編。
書こうと思ってるときも、書いてるときも、ずーっと『欲求不満編』て思ってたから、紹介文にもつい…(^_^;)
てか、何気に膝枕さん。
この人たちも、バカップルぽいこと、するんですよ~。
でも、体のほうを向いちゃったのが、運の尽きですね。翔ちゃんのムラムラは大爆発です!
やっぱり携帯電話の地震速報……みなさん、いまいちなんでしょうかね。。。
揺れないに越したことはないんですが、夜中に鳴ったものを後で確認したら、最大震度は2か3。
だったら、震度5強のときも鳴ってよ! と言いたくなります。
でも一番怖いのは、みんながこのメールを全然信用しなくなったとき。鳴っても何にも対策しなくて、被害が拡大したらどうしよう…と、ずっと不安に思っています。
コメントありがとうございました!
書こうと思ってるときも、書いてるときも、ずーっと『欲求不満編』て思ってたから、紹介文にもつい…(^_^;)
てか、何気に膝枕さん。
この人たちも、バカップルぽいこと、するんですよ~。
でも、体のほうを向いちゃったのが、運の尽きですね。翔ちゃんのムラムラは大爆発です!
やっぱり携帯電話の地震速報……みなさん、いまいちなんでしょうかね。。。
揺れないに越したことはないんですが、夜中に鳴ったものを後で確認したら、最大震度は2か3。
だったら、震度5強のときも鳴ってよ! と言いたくなります。
でも一番怖いのは、みんながこのメールを全然信用しなくなったとき。鳴っても何にも対策しなくて、被害が拡大したらどうしよう…と、ずっと不安に思っています。
コメントありがとうございました!