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5. 突然の告白。暗闇の中で愛を叫ばれるが、すいません。そっちじゃなくて此処に居ます。 (前編)
2010.07.25 Sun
残念ながら今日は陸斗とは会えないし、他に遊ぶ友だちも見つからなかったし、さっさと風呂でも入って寝よう…と詩音が思った矢先だった。
着替えのパンツを手にした瞬間に、狙ったように鳴ったチャイムに嫌な予感を覚えつつ、ドアを開けてみれば案の定、そこには友人の優希斗がいた。
いや、いるだけならいい。
しかしこの友人が、こんな時間にここに来るときは、大体ろくなことがないのだ。
「詩音ー、今日ここ泊めてー」
「えー」
思いっ切り嫌そうな声を出してやったのに、それを無視して優希斗はさっさと部屋に上がり込んだ。
「もぉー、俺風呂入って寝ようと思ってたのにー」
「いいよ、勝手にして。俺も勝手にするから」
どんだけ上から目線だよ! と、自分だって十分女王様気質な詩音が思ってしまうくらい、優希斗は勝手なことを言って、冷蔵庫を開けている。
冷蔵庫を漁られるのはおもしろくないが、どうせ大したものは入っていないから、言わないことにした。
そして詩音仕方なく、さっき取り出したパンツを持って、バスルームへと向かった。
*****
「えっ? 暗っ!」
シャワーを浴び終えた詩音がバスルームから出ると、すでに室内の明かりがすっかりと落とされていた。
「ユキちゃん…?」
もう寝てしまったのだろうか。
そうだとしても、詩音が風呂に入っているのだから、電気くらい点けておいてくれてもよかったのに。
詩音は小さく優希斗を呼びつつ、足を忍ばせながら、電気を点けるため、手探りで部屋の中央へと向かった。
「いてっ…」
早速、足をテーブルの角にぶつけた。地味に痛い。
あぁ、これだったら部屋の電気でなくて、ベッドのところにあるスタンドに向かえばよかったかもしれない。
真っ暗な部屋の中、どうすることも出来ないし、これ以上痛い思いもしたくないから、仕方がなく、目が慣れるのを待つことにする。
しばらくして目が慣れたころ、ベッドのふくらみがモソッと動いた。
着替えのパンツを手にした瞬間に、狙ったように鳴ったチャイムに嫌な予感を覚えつつ、ドアを開けてみれば案の定、そこには友人の優希斗がいた。
いや、いるだけならいい。
しかしこの友人が、こんな時間にここに来るときは、大体ろくなことがないのだ。
「詩音ー、今日ここ泊めてー」
「えー」
思いっ切り嫌そうな声を出してやったのに、それを無視して優希斗はさっさと部屋に上がり込んだ。
「もぉー、俺風呂入って寝ようと思ってたのにー」
「いいよ、勝手にして。俺も勝手にするから」
どんだけ上から目線だよ! と、自分だって十分女王様気質な詩音が思ってしまうくらい、優希斗は勝手なことを言って、冷蔵庫を開けている。
冷蔵庫を漁られるのはおもしろくないが、どうせ大したものは入っていないから、言わないことにした。
そして詩音仕方なく、さっき取り出したパンツを持って、バスルームへと向かった。
*****
「えっ? 暗っ!」
シャワーを浴び終えた詩音がバスルームから出ると、すでに室内の明かりがすっかりと落とされていた。
「ユキちゃん…?」
もう寝てしまったのだろうか。
そうだとしても、詩音が風呂に入っているのだから、電気くらい点けておいてくれてもよかったのに。
詩音は小さく優希斗を呼びつつ、足を忍ばせながら、電気を点けるため、手探りで部屋の中央へと向かった。
「いてっ…」
早速、足をテーブルの角にぶつけた。地味に痛い。
あぁ、これだったら部屋の電気でなくて、ベッドのところにあるスタンドに向かえばよかったかもしれない。
真っ暗な部屋の中、どうすることも出来ないし、これ以上痛い思いもしたくないから、仕方がなく、目が慣れるのを待つことにする。
しばらくして目が慣れたころ、ベッドのふくらみがモソッと動いた。
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