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03. あなたは一体誰ですか
2008.01.04 Fri
…………えっとー……。
えーっと……。
えー…………。
「…………誰?」
床で寝ているのは、八尾なんかじゃなくて、見知らぬ男。同じ年くらいかなー。俺より上かな?
ってか、よく見たら、ここ、八尾んちじゃないし。ってことは、この人の家か。
で。
だから、誰なんだって、この人。
もしかして、八尾の友達かな?
俺が潰れちゃったから、八尾と一緒にこの人んちに泊めてもらったのかも。ありがとうございます。
じゃあ、八尾はもう起きてんのか。俺も起きようかなー………………って、何で俺も裸?
えーっと、うーんと。
確か俺、昨日、Yシャツっぽいの着てたから、シワにならないように脱がせてくれたのかな。色々ご面倒をお掛けしまして。
でもそれにしたって、何で全裸なの? パンツは?
いくら何でも、人の家を全裸でウロウロするのはヤダな。でも何か俺のパンツ、見当たらないっぽいし。
…………この人、起こしちゃっていいかな。
まぁいっか、起こしちゃお。
「あのー……」
「……ぅん…」
……何か、寝起き悪そうな感じ…。俺も人のこと言えないけど。
「あのーもしもし…」
「んー……、……え…?」
「あの……おはようございます」
「……おはよう……あ、起きた?」
もそもそと、その人は頭を掻きながら、目をこじ開けて俺を見た。
「はぁ……、あの、すみません…」
「ううん、いいって、いいって」
まだ眠いのかな、ちょっとだけ寝惚けたような顔で起き上がったその人は、自分が寝ているのが床だって気が付いたみたいで、俺の顔とベッドと、自分の包まってたブランケットに順番に目をやって苦笑した。
「あ、すいません。もしかして、俺が落としちゃったとか?」
「かもね。俺も寝るときはベッドの上にいたはずだから。よく眠れた?」
「はぁ……おかげさまで」
ってか、この人、結構鍛えてるね。腕の筋肉とか。八尾に見習わせてやりたい。あ、そういえば、
「八尾は?」
「は?」
俺の言葉に、この人、すっげぇキョトンとした顔になった。
何で? 俺別に変なこと聞いてないよね? 八尾は? って言っただけだよね?
なのにこの人、ますます不思議そうに
「八尾って?」
なんて言ってくる。
「え? 友達……じゃないの?」
「俺の? 俺の友達にそういう名前の人、いないけど?」
「は?」
だってあんたが八尾の友達だから、昨日潰れちゃった俺も一緒にここに連れてきてくれたんじゃないの?
ねぇ!
心臓が、バクバクすごい速さになってきてる。
だって。
だって、ねぇ……
「じゃあ、一体あなたは誰ですか?」
えーっと……。
えー…………。
「…………誰?」
床で寝ているのは、八尾なんかじゃなくて、見知らぬ男。同じ年くらいかなー。俺より上かな?
ってか、よく見たら、ここ、八尾んちじゃないし。ってことは、この人の家か。
で。
だから、誰なんだって、この人。
もしかして、八尾の友達かな?
俺が潰れちゃったから、八尾と一緒にこの人んちに泊めてもらったのかも。ありがとうございます。
じゃあ、八尾はもう起きてんのか。俺も起きようかなー………………って、何で俺も裸?
えーっと、うーんと。
確か俺、昨日、Yシャツっぽいの着てたから、シワにならないように脱がせてくれたのかな。色々ご面倒をお掛けしまして。
でもそれにしたって、何で全裸なの? パンツは?
いくら何でも、人の家を全裸でウロウロするのはヤダな。でも何か俺のパンツ、見当たらないっぽいし。
…………この人、起こしちゃっていいかな。
まぁいっか、起こしちゃお。
「あのー……」
「……ぅん…」
……何か、寝起き悪そうな感じ…。俺も人のこと言えないけど。
「あのーもしもし…」
「んー……、……え…?」
「あの……おはようございます」
「……おはよう……あ、起きた?」
もそもそと、その人は頭を掻きながら、目をこじ開けて俺を見た。
「はぁ……、あの、すみません…」
「ううん、いいって、いいって」
まだ眠いのかな、ちょっとだけ寝惚けたような顔で起き上がったその人は、自分が寝ているのが床だって気が付いたみたいで、俺の顔とベッドと、自分の包まってたブランケットに順番に目をやって苦笑した。
「あ、すいません。もしかして、俺が落としちゃったとか?」
「かもね。俺も寝るときはベッドの上にいたはずだから。よく眠れた?」
「はぁ……おかげさまで」
ってか、この人、結構鍛えてるね。腕の筋肉とか。八尾に見習わせてやりたい。あ、そういえば、
「八尾は?」
「は?」
俺の言葉に、この人、すっげぇキョトンとした顔になった。
何で? 俺別に変なこと聞いてないよね? 八尾は? って言っただけだよね?
なのにこの人、ますます不思議そうに
「八尾って?」
なんて言ってくる。
「え? 友達……じゃないの?」
「俺の? 俺の友達にそういう名前の人、いないけど?」
「は?」
だってあんたが八尾の友達だから、昨日潰れちゃった俺も一緒にここに連れてきてくれたんじゃないの?
ねぇ!
心臓が、バクバクすごい速さになってきてる。
だって。
だって、ねぇ……
「じゃあ、一体あなたは誰ですか?」
「見知らぬあなたとの10のお題」
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