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キスに溺れて眠りたい
2010.06.08 Tue
ぎゅ~って眉間にシワが寄ってて、おっかしいの。
これがあの普段の色男かと思うと、ホント笑っちゃう。
「拓海~、起きろ~」
拓海と同じシーツに包まりながら、目覚まし時計の音に反応して眉を寄せている拓海の眉間を、人差し指でグリグリと押す。
「ぅう~…」
「たーくーみー」
グリグリ、グリグリ。
「うー……あだだだだ……え? は? あ? 悠ちゃん?」
「おはよ」
「お、はよ…? って、え? 何? 痛ぇ…」
寝起きでまだわけの分かんない様子の拓海は、俺が指で押してた眉間をさすってる。ふはは、バカみたい。
「もう起きる時間ですよー」
2度目のアラームが鳴り出した目覚まし時計を取って、拓海の顔面に押し付ける。
「だぁ~うっせぇ!!」
「だったら起きなさーい」
アラームを止めようと、目を閉じたまま手を伸ばしてくる拓海。俺はその手とは反対のほうへと時計を動かす。
「悠ちゃん、うるさい…」
「うるさいじゃない、もう起きるの。間に合わなくなったら、どうすんの?」
「あー…うー……」
「ホーラ、観念して起きなさい。あっ!」
まだウダウダしてる拓海の耳元に目覚まし時計を近付けてたら、すかさず拓海の手がアラームを止めてしまった。
「あーもうっ! バカ!! いい加減にしないとぶっ飛ばすぞ!!」
もともと気の長いほうじゃない。
あと1回怒鳴って起きなかったら、絶対ぶっ飛ばしてやる!
「たーくー……」
「んー……起きる、起きるから……ねぇ、チュウして?」
「はぁ!?」
「チュウしてくれたら起きる~」
ゴシゴシ目を擦ってるけど、全然開きそうもない拓海の目。なのに口ばっかりは達者なんだから。
「ねぇ、悠ちゃーん…」
「んー…」
ちょっとだけ考えて。
俺は片方の手を、拓海を跨ぐようにして突いて、顔を近づける。そしたら、うっすらと拓海の目が開いた。
バカ、起こしてやんだから、目ぇ開けんなよ、ムードねぇなぁ。
まずはそっと唇を寄せて、すぐ離す。
でも、拓海が『これで終わり?』って言う前に、もっかい触れる。今度はちょっと長めに。拓海の唇を舐めてから、舌を滑り込ませる。
ここまでは予期してなかったのか、拓海の体がピクッとなったのが分かった。でもやめない。舌を絡める。
「ん…ぅん」
たっぷりと拓海の舌を味わって、それから唇を離す。2人の間が銀の糸で繋がって。俺は手の甲で自分の口元を拭った。
「悠…」
「起きてv」
2人の唾液に濡れて、ツヤツヤしてる拓海の唇に、もっかいキスする。
「ゆっ…」
ようやくちゃんと目が覚めたみたい。
何か顔赤いみたいですけど。フフ、俺がこんなキスするなんて、思ってなかった?
「……悠ちゃん、俺にこんなキスしといて、それで終わりだと思うなよ~」
「何が?」
「1回ヤらせて?」
言うと思った。
でも残念でした。
「時計を見なさい、拓海くん。もう起きなきゃ学校に間に合いませーん」
「な゛っ!? そりゃねぇだろ、ちょっ…悠ちゃん!」
「チューしたら起きる約束でしょ? はい、起きた起きた」
ワタワタしてる拓海を放って、俺はさっさとベッドを降りる。
「悠ちゃん~」
「さっさと起きない罰です」
「ちっくしょ~!!」
*END*
これがあの普段の色男かと思うと、ホント笑っちゃう。
「拓海~、起きろ~」
拓海と同じシーツに包まりながら、目覚まし時計の音に反応して眉を寄せている拓海の眉間を、人差し指でグリグリと押す。
「ぅう~…」
「たーくーみー」
グリグリ、グリグリ。
「うー……あだだだだ……え? は? あ? 悠ちゃん?」
「おはよ」
「お、はよ…? って、え? 何? 痛ぇ…」
寝起きでまだわけの分かんない様子の拓海は、俺が指で押してた眉間をさすってる。ふはは、バカみたい。
「もう起きる時間ですよー」
2度目のアラームが鳴り出した目覚まし時計を取って、拓海の顔面に押し付ける。
「だぁ~うっせぇ!!」
「だったら起きなさーい」
アラームを止めようと、目を閉じたまま手を伸ばしてくる拓海。俺はその手とは反対のほうへと時計を動かす。
「悠ちゃん、うるさい…」
「うるさいじゃない、もう起きるの。間に合わなくなったら、どうすんの?」
「あー…うー……」
「ホーラ、観念して起きなさい。あっ!」
まだウダウダしてる拓海の耳元に目覚まし時計を近付けてたら、すかさず拓海の手がアラームを止めてしまった。
「あーもうっ! バカ!! いい加減にしないとぶっ飛ばすぞ!!」
もともと気の長いほうじゃない。
あと1回怒鳴って起きなかったら、絶対ぶっ飛ばしてやる!
「たーくー……」
「んー……起きる、起きるから……ねぇ、チュウして?」
「はぁ!?」
「チュウしてくれたら起きる~」
ゴシゴシ目を擦ってるけど、全然開きそうもない拓海の目。なのに口ばっかりは達者なんだから。
「ねぇ、悠ちゃーん…」
「んー…」
ちょっとだけ考えて。
俺は片方の手を、拓海を跨ぐようにして突いて、顔を近づける。そしたら、うっすらと拓海の目が開いた。
バカ、起こしてやんだから、目ぇ開けんなよ、ムードねぇなぁ。
まずはそっと唇を寄せて、すぐ離す。
でも、拓海が『これで終わり?』って言う前に、もっかい触れる。今度はちょっと長めに。拓海の唇を舐めてから、舌を滑り込ませる。
ここまでは予期してなかったのか、拓海の体がピクッとなったのが分かった。でもやめない。舌を絡める。
「ん…ぅん」
たっぷりと拓海の舌を味わって、それから唇を離す。2人の間が銀の糸で繋がって。俺は手の甲で自分の口元を拭った。
「悠…」
「起きてv」
2人の唾液に濡れて、ツヤツヤしてる拓海の唇に、もっかいキスする。
「ゆっ…」
ようやくちゃんと目が覚めたみたい。
何か顔赤いみたいですけど。フフ、俺がこんなキスするなんて、思ってなかった?
「……悠ちゃん、俺にこんなキスしといて、それで終わりだと思うなよ~」
「何が?」
「1回ヤらせて?」
言うと思った。
でも残念でした。
「時計を見なさい、拓海くん。もう起きなきゃ学校に間に合いませーん」
「な゛っ!? そりゃねぇだろ、ちょっ…悠ちゃん!」
「チューしたら起きる約束でしょ? はい、起きた起きた」
ワタワタしてる拓海を放って、俺はさっさとベッドを降りる。
「悠ちゃん~」
「さっさと起きない罰です」
「ちっくしょ~!!」
*END*
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柚子季杏 ⇒ いやぁん♪
久々のこの二人!
目茶嬉しいです(*´∀`*)
悠ちゃんてば相変わらずwww
今日一日悶々ですね、拓海くん(爆)
久々にゆっくりお邪魔出来て、あれこれ拝読、幸せ~♪
やっぱり恋三昧さんにくるとホッと癒されます☆.。.:*(嬉´Д`嬉).。.:*☆
目茶嬉しいです(*´∀`*)
悠ちゃんてば相変わらずwww
今日一日悶々ですね、拓海くん(爆)
久々にゆっくりお邪魔出来て、あれこれ拝読、幸せ~♪
やっぱり恋三昧さんにくるとホッと癒されます☆.。.:*(嬉´Д`嬉).。.:*☆
如月久美子 ⇒ >柚子季さん
> 久々のこの二人!
> 目茶嬉しいです(*´∀`*)
> 悠ちゃんてば相変わらずwww
> 今日一日悶々ですね、拓海くん(爆)
お久しぶりのこのカプ、悠ちゃんは相変わらずツンデレまっしぐら…(笑)
拓海くん、今日一日、無事に過ごせるのでしょうか。。。
> 久々にゆっくりお邪魔出来て、あれこれ拝読、幸せ~♪
> やっぱり恋三昧さんにくるとホッと癒されます☆.。.:*(嬉´Д`嬉).。.:*☆
いろいろと大変だったようで、お疲れさまでした。
体調など崩さないよう、気を付けてくださいね。
こちらこそ、柚子季さんに元気をたくさんいただいてます~。
コメントありがとうございました!
> 目茶嬉しいです(*´∀`*)
> 悠ちゃんてば相変わらずwww
> 今日一日悶々ですね、拓海くん(爆)
お久しぶりのこのカプ、悠ちゃんは相変わらずツンデレまっしぐら…(笑)
拓海くん、今日一日、無事に過ごせるのでしょうか。。。
> 久々にゆっくりお邪魔出来て、あれこれ拝読、幸せ~♪
> やっぱり恋三昧さんにくるとホッと癒されます☆.。.:*(嬉´Д`嬉).。.:*☆
いろいろと大変だったようで、お疲れさまでした。
体調など崩さないよう、気を付けてくださいね。
こちらこそ、柚子季さんに元気をたくさんいただいてます~。
コメントありがとうございました!