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バランス (後編)
2008.03.23 Sun
イライラしたままベッドに転がってたら、そのままふて寝してしまっていたらしい。
何となくざわつく部屋の中に、眠りに落ちていた意識が浮上してくる。
(……んだ? お袋か? 弟か?)
それにしても、何でこんな時間に俺の部屋になんか…………あ、もう朝か? 俺のこと、起こしに来たのか。つーか、今日休みだっつの。
「うー……今日やす…」
「あ、起きた」
………………。
…………俺の弟、こんな顔か?
………………………………。
「相川さん?」
……………………え?
「はぁっ!?」
ガバッ。
「うわっ!?」
ドタン!!
俺の上に乗っかってたのは、弟でも何でもなく、
「慶太…?」
俺が驚いて起き上がった弾みに、上に乗っかっていた慶太がそのまま床へと落っこちる。
「イッター…ひどい、相川さん…」
「慶太!?」
ぶつけたらしい頭をさすりながらベッドによじ登ってくるのは、紛れもなく慶太で。
は?
俺まだ夢見てんの?
「何でそんな顔してるんですか?」
不満げに唇を突き出して、頬を膨らませてるから、思わずその唇にキスしてしまった。
「なっ…!」
途端に真っ赤な顔をして俺から離れる慶太。
寝てる俺の上に乗っかって起こしに掛ってた、さっきまでの大胆さはどこに行ったの?
「な、な、何するんですか!?」
「えー? キス? てかさぁ、お前、何でここに?」
「お母さんが上げてくれたんです。呼んでも降りてこないから、どうぞ入ってくださいーって」
「あ…そう…?」
時計を見れば、まだ9時で。
さっき慶太との電話を切ってから、まだ2時間も経ってない。
「だってお前、歩と約束あるんだろ?」
「それは明日の話です。今日の夜は何の予定もなし、です」
ニパッと笑うこいつに、少ししてやられたりって気持ちになる。
「お前…」
「へへ。ビックリしました?」
「……シマシタ」
「だって、電話でだから今日相川さんちに行くって言おうと思ったのに、さっさと電話切っちゃうし、掛け直しても出てくんないから、もう直に行っちゃえって思って」
……………………。
まだポカーンとしてる俺とは対照的に、慶太は満足げに、嬉しそうに笑ってる。
「おまっ…」
つーか、コイツって、こんな器用なマネのできる奴だったのか!?
何?
小悪魔!?
「相川さん?」
「てめー、だったら今日は一晩中付き合ってもらうかんな!!」
「へっ!?」
俺の心を弄んだ罪は重いぜ!
上に乗っかってた慶太の腰を掴んで、グルンと体を反転させる。ベッドに押し倒した慶太の上に、今度は俺が伸し掛かる。
「あ、あい、相川…んっ…!?」
驚いて目を白黒させてる慶太に、深く口付けて。
「ちょ、ちょっ…相川さ…!」
慌てる慶太を無視して、シャツを剥いでいく。
素肌をまさぐりながらキスを繰り返せば、次第にその抵抗が弱くなっていって。
こうなりゃ、こっちのもんだ。
明日になったって、ぜってぇ歩のとこになんか行かせねぇ!!
*END*
何となくざわつく部屋の中に、眠りに落ちていた意識が浮上してくる。
(……んだ? お袋か? 弟か?)
それにしても、何でこんな時間に俺の部屋になんか…………あ、もう朝か? 俺のこと、起こしに来たのか。つーか、今日休みだっつの。
「うー……今日やす…」
「あ、起きた」
………………。
…………俺の弟、こんな顔か?
………………………………。
「相川さん?」
……………………え?
「はぁっ!?」
ガバッ。
「うわっ!?」
ドタン!!
俺の上に乗っかってたのは、弟でも何でもなく、
「慶太…?」
俺が驚いて起き上がった弾みに、上に乗っかっていた慶太がそのまま床へと落っこちる。
「イッター…ひどい、相川さん…」
「慶太!?」
ぶつけたらしい頭をさすりながらベッドによじ登ってくるのは、紛れもなく慶太で。
は?
俺まだ夢見てんの?
「何でそんな顔してるんですか?」
不満げに唇を突き出して、頬を膨らませてるから、思わずその唇にキスしてしまった。
「なっ…!」
途端に真っ赤な顔をして俺から離れる慶太。
寝てる俺の上に乗っかって起こしに掛ってた、さっきまでの大胆さはどこに行ったの?
「な、な、何するんですか!?」
「えー? キス? てかさぁ、お前、何でここに?」
「お母さんが上げてくれたんです。呼んでも降りてこないから、どうぞ入ってくださいーって」
「あ…そう…?」
時計を見れば、まだ9時で。
さっき慶太との電話を切ってから、まだ2時間も経ってない。
「だってお前、歩と約束あるんだろ?」
「それは明日の話です。今日の夜は何の予定もなし、です」
ニパッと笑うこいつに、少ししてやられたりって気持ちになる。
「お前…」
「へへ。ビックリしました?」
「……シマシタ」
「だって、電話でだから今日相川さんちに行くって言おうと思ったのに、さっさと電話切っちゃうし、掛け直しても出てくんないから、もう直に行っちゃえって思って」
……………………。
まだポカーンとしてる俺とは対照的に、慶太は満足げに、嬉しそうに笑ってる。
「おまっ…」
つーか、コイツって、こんな器用なマネのできる奴だったのか!?
何?
小悪魔!?
「相川さん?」
「てめー、だったら今日は一晩中付き合ってもらうかんな!!」
「へっ!?」
俺の心を弄んだ罪は重いぜ!
上に乗っかってた慶太の腰を掴んで、グルンと体を反転させる。ベッドに押し倒した慶太の上に、今度は俺が伸し掛かる。
「あ、あい、相川…んっ…!?」
驚いて目を白黒させてる慶太に、深く口付けて。
「ちょ、ちょっ…相川さ…!」
慌てる慶太を無視して、シャツを剥いでいく。
素肌をまさぐりながらキスを繰り返せば、次第にその抵抗が弱くなっていって。
こうなりゃ、こっちのもんだ。
明日になったって、ぜってぇ歩のとこになんか行かせねぇ!!
*END*
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イチゴ ⇒ ぎゃーーす!!
相川ーーーーーー!!
相川ラブ!!!!(うざい)
ちょ、なんすか!?「バランス」最高!!!なんだろう!?印刷して自分用書籍化していいっすか!!?(興奮しすぎ)
小悪魔な慶タン…いいよ、もっと相川さんを…!!
ラストの一文で身悶えました…ぜえ、ぜえ…
萌え殺す気ですか如月様…笑
お気に入り作品トップ5入りになりましたwwwありがとうございましたーーwwwww
相川ラブ!!!!(うざい)
ちょ、なんすか!?「バランス」最高!!!なんだろう!?印刷して自分用書籍化していいっすか!!?(興奮しすぎ)
小悪魔な慶タン…いいよ、もっと相川さんを…!!
ラストの一文で身悶えました…ぜえ、ぜえ…
萌え殺す気ですか如月様…笑
お気に入り作品トップ5入りになりましたwwwありがとうございましたーーwwwww
如月久美子 ⇒ >イチゴさん
ひいぃ~~~そんなに喜んでもらえて、こちらこそ興奮ですYO!!!
慶タンはエロが絡まなければ、小悪魔にでも何にでもなれるんです。
積極的なのに、エロにはウブ。
まさに小悪魔。
こちらこそ、ありがとうございましたー!!!
慶タンはエロが絡まなければ、小悪魔にでも何にでもなれるんです。
積極的なのに、エロにはウブ。
まさに小悪魔。
こちらこそ、ありがとうございましたー!!!