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落下星 (33) R18
2009.10.07 Wed
*R18です。18歳未満のかた、そういったものが苦手なかたはご遠慮ください。
「あぁ、あ、亮っ…!」
「ッ…、ゴメ…睦月、息吐いて、力抜いて?」
「ん、ぅ、あぁっ」
自分のためにも、亮のためにも力を抜いたほうがいいのは分かるが、体がそれに全然ついていかない。
めり込むように侵入してくる熱く猛った亮自身に、本来とは逆の動きを受け止めようとしている後孔が、睦月の心とは裏腹に抵抗を示す。
それは、人間本来の生理的な現象にすぎないし、亮も睦月が苦しいことは分かっているけれど、そんなに締め付けられては堪え切れない。
「睦月、」
「ひ、ぅ、う…」
奥歯を噛みながら睦月の前に手を伸ばせば、痛みと言い知れぬ恐怖に萎えてしまった性器に指を絡ませ、亮はゆっくりとさらに腰を進める。
新しい刺激に驚いたのか、反射的な動きだったのか、ガクリと喉を仰け反らした睦月は、かぶりを振りながら、進んでくる亮から逃げるようにヘッドボードのほうへとずり上がった。
「やっ、やぁっ!」
侵入してくる。
暴かれる。
「あっ、やだぁっ…!!」
「ッ…、ちょっ」
「イヤぁ! いやっいやぁっ!!」
突如、堰を切ったように感情を爆発させて、睦月の抵抗が激しくなる。
両手足を必死にバタつかせて、何とか亮から逃れようと暴れ出し、そのたびに睦月の頭がヘッドボードにぶつかる。
「ちょっ、睦月、睦月っ!?」
睦月のこの抵抗は尋常ではない。
状況は状況だが、このまま続けられるはずもなく、かと言って、拒む心に呼応するように、亮のモノを中ほどまで咥え込んだ睦月のそこはキツクなって、亮は後ろに引くことも、つまり抜くことも出来ない。
「いやっ、やっ、助け…」
「むつ、き…?」
――――助けて?
「睦月、睦月!」
「いやぁっ!」
何とか逃げようと、身を捩ってジタバタする睦月のキュッと瞑った瞳から、涙が一筋、零れ落ちる。
頭をヘッドボードにぶつけて、もう逃げ場はなくて、それでも睦月は必死に亮から逃れようとする。
「睦月、目開けて」
「やっ…――――」
そしてまたしても、睦月の唇は途切れ途切れの言葉を紡ぐのだ――――助けて、と。
「睦月、目開けて、お願い」
睦月に亮の言葉は届かない。
何も見えていないし、伝わらない。
「睦月っ!」
「んんっ…!」
亮は半ば強引に睦月の顎を掴むと、悲鳴を堪えられない睦月の唇に、噛み付くようなキスを落とした。
「あぁ、あ、亮っ…!」
「ッ…、ゴメ…睦月、息吐いて、力抜いて?」
「ん、ぅ、あぁっ」
自分のためにも、亮のためにも力を抜いたほうがいいのは分かるが、体がそれに全然ついていかない。
めり込むように侵入してくる熱く猛った亮自身に、本来とは逆の動きを受け止めようとしている後孔が、睦月の心とは裏腹に抵抗を示す。
それは、人間本来の生理的な現象にすぎないし、亮も睦月が苦しいことは分かっているけれど、そんなに締め付けられては堪え切れない。
「睦月、」
「ひ、ぅ、う…」
奥歯を噛みながら睦月の前に手を伸ばせば、痛みと言い知れぬ恐怖に萎えてしまった性器に指を絡ませ、亮はゆっくりとさらに腰を進める。
新しい刺激に驚いたのか、反射的な動きだったのか、ガクリと喉を仰け反らした睦月は、かぶりを振りながら、進んでくる亮から逃げるようにヘッドボードのほうへとずり上がった。
「やっ、やぁっ!」
侵入してくる。
暴かれる。
「あっ、やだぁっ…!!」
「ッ…、ちょっ」
「イヤぁ! いやっいやぁっ!!」
突如、堰を切ったように感情を爆発させて、睦月の抵抗が激しくなる。
両手足を必死にバタつかせて、何とか亮から逃れようと暴れ出し、そのたびに睦月の頭がヘッドボードにぶつかる。
「ちょっ、睦月、睦月っ!?」
睦月のこの抵抗は尋常ではない。
状況は状況だが、このまま続けられるはずもなく、かと言って、拒む心に呼応するように、亮のモノを中ほどまで咥え込んだ睦月のそこはキツクなって、亮は後ろに引くことも、つまり抜くことも出来ない。
「いやっ、やっ、助け…」
「むつ、き…?」
――――助けて?
「睦月、睦月!」
「いやぁっ!」
何とか逃げようと、身を捩ってジタバタする睦月のキュッと瞑った瞳から、涙が一筋、零れ落ちる。
頭をヘッドボードにぶつけて、もう逃げ場はなくて、それでも睦月は必死に亮から逃れようとする。
「睦月、目開けて」
「やっ…――――」
そしてまたしても、睦月の唇は途切れ途切れの言葉を紡ぐのだ――――助けて、と。
「睦月、目開けて、お願い」
睦月に亮の言葉は届かない。
何も見えていないし、伝わらない。
「睦月っ!」
「んんっ…!」
亮は半ば強引に睦月の顎を掴むと、悲鳴を堪えられない睦月の唇に、噛み付くようなキスを落とした。
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りり ⇒ あぁ~~~~~(´Д`;
そうだよね……パニックになっちゃうよね、すごく恐い思いしたんだもんね……。
ゴムの件のむっちゃんがすごく可哀想で、だきしめている恋人に過去のフラッシュバックさせてる亮たんもすごく可哀想です。
きっと乗り越えられる……ですよね?
むっちゃんにも、大好きな人と一緒にぴったりくっついて愛を確かめ合う幸せを是非味わわせてあげたいな。(ノд・。) グスン
頑張れふたりとも!!
ゴムの件のむっちゃんがすごく可哀想で、だきしめている恋人に過去のフラッシュバックさせてる亮たんもすごく可哀想です。
きっと乗り越えられる……ですよね?
むっちゃんにも、大好きな人と一緒にぴったりくっついて愛を確かめ合う幸せを是非味わわせてあげたいな。(ノд・。) グスン
頑張れふたりとも!!
如月久美子 ⇒ >りりさん
> そうだよね……パニックになっちゃうよね、すごく恐い思いしたんだもんね……。
> ゴムの件のむっちゃんがすごく可哀想で、だきしめている恋人に過去のフラッシュバックさせてる亮たんもすごく可哀想です。
実体験ではないんで何とも言えないんですが、やっぱり思い出すんだろうなぁ、と。
ゴムの件も、書くと辛くなるとは思いつつ、やはり外せず書いてしまいました。
むっちゃんは、特に性的なことに対して知識が偏ってるんで、ちょっとしたことに一喜一憂すると思います。
でもこの初めてのエチは、むっちゃんだけでなく、亮タンにとっても試練ですよね。
> むっちゃんにも、大好きな人と一緒にぴったりくっついて愛を確かめ合う幸せを是非味わわせてあげたいな。(ノд・。) グスン
> 頑張れふたりとも!!
応援ありがとうございます!
なかなかむっちゃんにとって、幸せな瞬間が訪れず、書いてるほうもヤキモキですが(^_^;)、何とか乗り越えられるまで、がんばります!
コメントありがとうございました!
> ゴムの件のむっちゃんがすごく可哀想で、だきしめている恋人に過去のフラッシュバックさせてる亮たんもすごく可哀想です。
実体験ではないんで何とも言えないんですが、やっぱり思い出すんだろうなぁ、と。
ゴムの件も、書くと辛くなるとは思いつつ、やはり外せず書いてしまいました。
むっちゃんは、特に性的なことに対して知識が偏ってるんで、ちょっとしたことに一喜一憂すると思います。
でもこの初めてのエチは、むっちゃんだけでなく、亮タンにとっても試練ですよね。
> むっちゃんにも、大好きな人と一緒にぴったりくっついて愛を確かめ合う幸せを是非味わわせてあげたいな。(ノд・。) グスン
> 頑張れふたりとも!!
応援ありがとうございます!
なかなかむっちゃんにとって、幸せな瞬間が訪れず、書いてるほうもヤキモキですが(^_^;)、何とか乗り越えられるまで、がんばります!
コメントありがとうございました!