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落下星 (22)
2009.09.26 Sat
亮が睦月のことを欲しいのは、睦月とセックスしたいと思うのは、別に既成事実を作りたいからじゃない。
男同士のセックスについてどう思っているか、証明したいからじゃない。
そんなことじゃなくて、本当に単純に、睦月のことが好きだから。ただ、それだけのこと。
「ふぇ…」
「俺は睦月のこと好きだから、キスしたり、抱き締めたり、セックスしたりしたいの。……ゴメン、泣かないで」
この世から、睦月を泣かせたり、傷付けたり、悲しませたりするもの全部、みんな排除したいのに。
なのに、そう思っている亮自身が、睦月に涙を浮かべさせてしまって。
ポロポロと零れる睦月の涙をそっと拭ってあげる。
「俺、も……亮のこと好き、だけど、分かんな…亮のこと、信じてないわけじゃない、けど…」
「うん。…ゴメン、睦月が不安なの、分かってるのに。責めてるわけじゃなくて、でも俺の気持ちも分かってほしくて」
しゃくり上げながらも、睦月は一生懸命に気持ちを伝えてくるから、亮も何も隠さず、自分の思いを伝える。
「睦月がね、ホントにセックスしてみないんじゃ、俺の言葉を信じられないって言うなら、ちゃんと証明してあげるよ? でも分かって。俺が抱くのは、そのためだけじゃないって。睦月のこと好きだからなんだよ、てこと、知ってて?」
「…ん」
「だいたい、好きな子とエッチすんのがヤなわけないじゃん」
「ッ…」
亮は膝で睦月のバスローブの裾をずらして捲ると、少し兆しを見せ始めている下腹部を、睦月の太ももに押し当てた。
途端、睦月はビクッと身を竦ませる。
「ね、これでも怖くない? 続けてもいい?」
「いっ…いいよ」
声が上擦っている。
一瞬、目を逸らしたけれど、睦月はすぐに視線を戻して、まっすぐに亮を見つめる。
「亮とだから、平気な気がする」
そう言って睦月は、亮の背中に回した腕に力を込めた。
怯えを十分に隠し切れていないくせに、無自覚にそんな殺し文句を吐くのだから、まったく参ってしまう。
「…いっぱい愛してあげる」
そう言って亮は、バスローブを脱ぐと、深いキスで睦月の唇を奪い、口内に舌を滑り込ませる。逃げようとする舌を追い掛けて、いっぱい絡めて。
細い腰を抱き寄せて、体中を弄る。
「ふ…ん、ぅん…」
怖いのか、もどかしいのか、亮の腕の中で睦月が身を捩るから、どんどんローブの前が肌蹴ていってしまう。
亮はもう片方の手で、脱げ掛けている睦月のローブのヒモを解くと、腕から袖を抜いて全部脱がせる。
男同士のセックスについてどう思っているか、証明したいからじゃない。
そんなことじゃなくて、本当に単純に、睦月のことが好きだから。ただ、それだけのこと。
「ふぇ…」
「俺は睦月のこと好きだから、キスしたり、抱き締めたり、セックスしたりしたいの。……ゴメン、泣かないで」
この世から、睦月を泣かせたり、傷付けたり、悲しませたりするもの全部、みんな排除したいのに。
なのに、そう思っている亮自身が、睦月に涙を浮かべさせてしまって。
ポロポロと零れる睦月の涙をそっと拭ってあげる。
「俺、も……亮のこと好き、だけど、分かんな…亮のこと、信じてないわけじゃない、けど…」
「うん。…ゴメン、睦月が不安なの、分かってるのに。責めてるわけじゃなくて、でも俺の気持ちも分かってほしくて」
しゃくり上げながらも、睦月は一生懸命に気持ちを伝えてくるから、亮も何も隠さず、自分の思いを伝える。
「睦月がね、ホントにセックスしてみないんじゃ、俺の言葉を信じられないって言うなら、ちゃんと証明してあげるよ? でも分かって。俺が抱くのは、そのためだけじゃないって。睦月のこと好きだからなんだよ、てこと、知ってて?」
「…ん」
「だいたい、好きな子とエッチすんのがヤなわけないじゃん」
「ッ…」
亮は膝で睦月のバスローブの裾をずらして捲ると、少し兆しを見せ始めている下腹部を、睦月の太ももに押し当てた。
途端、睦月はビクッと身を竦ませる。
「ね、これでも怖くない? 続けてもいい?」
「いっ…いいよ」
声が上擦っている。
一瞬、目を逸らしたけれど、睦月はすぐに視線を戻して、まっすぐに亮を見つめる。
「亮とだから、平気な気がする」
そう言って睦月は、亮の背中に回した腕に力を込めた。
怯えを十分に隠し切れていないくせに、無自覚にそんな殺し文句を吐くのだから、まったく参ってしまう。
「…いっぱい愛してあげる」
そう言って亮は、バスローブを脱ぐと、深いキスで睦月の唇を奪い、口内に舌を滑り込ませる。逃げようとする舌を追い掛けて、いっぱい絡めて。
細い腰を抱き寄せて、体中を弄る。
「ふ…ん、ぅん…」
怖いのか、もどかしいのか、亮の腕の中で睦月が身を捩るから、どんどんローブの前が肌蹴ていってしまう。
亮はもう片方の手で、脱げ掛けている睦月のローブのヒモを解くと、腕から袖を抜いて全部脱がせる。
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りり ⇒ 壁|〃´△`)-3ハゥー
亮たん……へたれだなんて言ってごめんよぅ。君は男前だ!!
この上ない言葉ですよねえ。
これからすることは、全部愛の行為なんだよって。
むっちゃんも、過去のことがあるから怖い気持ちがあるだろうけど、言葉通り、きっと亮たんとだったら大丈夫な気がします。
頑張れ二人とも!!
この上ない言葉ですよねえ。
これからすることは、全部愛の行為なんだよって。
むっちゃんも、過去のことがあるから怖い気持ちがあるだろうけど、言葉通り、きっと亮たんとだったら大丈夫な気がします。
頑張れ二人とも!!
如月久美子 ⇒ >りりさん
> 亮たん……へたれだなんて言ってごめんよぅ。君は男前だ!!
あはは、基本、亮タンは男前ベースなんですよね。
今までちょっとヘタレに書きすぎました(笑)
でもそんな完璧すぎないとこがまたカッコいいんですが。
> この上ない言葉ですよねえ。
> これからすることは、全部愛の行為なんだよって。
昔、いろいろ遊んじゃった分、ホントに好きな人に出会って、考え方とか思いを考え直すようになったのかな、とか思います。
亮タン、恋愛方面ではいろいろ経験してそうですんで。
> むっちゃんも、過去のことがあるから怖い気持ちがあるだろうけど、言葉通り、きっと亮たんとだったら大丈夫な気がします。
> 頑張れ二人とも!!
むっちゃんはこれまで、ゆっちさんに助けられながらも、自分1人で何とかしなきゃ、て思いが強かったと思うですが、やっぱ2人じゃないと乗り越えられないこと、ありますよね。
ホント、2人でがんばってほしいです。
コメントありがとうございました!
あはは、基本、亮タンは男前ベースなんですよね。
今までちょっとヘタレに書きすぎました(笑)
でもそんな完璧すぎないとこがまたカッコいいんですが。
> この上ない言葉ですよねえ。
> これからすることは、全部愛の行為なんだよって。
昔、いろいろ遊んじゃった分、ホントに好きな人に出会って、考え方とか思いを考え直すようになったのかな、とか思います。
亮タン、恋愛方面ではいろいろ経験してそうですんで。
> むっちゃんも、過去のことがあるから怖い気持ちがあるだろうけど、言葉通り、きっと亮たんとだったら大丈夫な気がします。
> 頑張れ二人とも!!
むっちゃんはこれまで、ゆっちさんに助けられながらも、自分1人で何とかしなきゃ、て思いが強かったと思うですが、やっぱ2人じゃないと乗り越えられないこと、ありますよね。
ホント、2人でがんばってほしいです。
コメントありがとうございました!