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だって好きなんだもん! (前編)
2008.02.25 Mon
何か体が重いと思ったら、しっかりと拓海に抱き締められてた、日曜日の朝。
(……風呂入りてぇ…)
久々に2人でゆっくりと会うことの許された昨晩。当然、拓海の下半身が大人しくしているはずもなく。それこそ空が白むころまで体を求められた。
普段は終わった後にシャワーくらいは浴びるけど、今度ばかりはさすがにそんな元気もなく、プツリと意識が途絶えるように眠ってしまって…………今に至る。
「拓海ー、起きてー」
拓海の腕に包まれたまま、その体をユサユサしてみるが、起きる気配なし。
「むー……」
悠也は、最終手段! とばかりに、無理やり拓海の腕を引っぺがした。
「もう…」
それでも拓海は起きない。悠也はそれを無視して体を起こすと、ブランケットを拓海に掛け直してやって、ベッドを降りた。
「い゛っ…」
途端に腰に激痛。悠也はガクリと膝を折って、床にへたり込んだ。
「バカっ…!」
のん気に眠りこけている拓海をひと睨みしてから、悠也はベッドの縁に掴まって何とか立ち上がる。
「―――ッ…」
その瞬間。中を伝う、ドロリとした液体の感触。悠也は身を竦めて唇を噛んだ。溢れ出た、拓海の欲望の残滓。
「ヤ、ダ…」
膝が震える。流れ出た精液が、トロトロと太ももを伝う。こんな状態では、とても1人でバスルームになんか行けない。堪え切れずに悠也はペタリと床に座り込んだ。
「バカッ……バカバカバカ! 拓海のバカッ!」
声に涙が混じる。こんな状況の中、平然と寝ている拓海を、本気で呪ってやりたくなる。
「拓海! たーくーみー!!」
「―――…………んぁ……?」
「起きろ! バカ!」
「……何、朝っぱらから…」
寝起き最悪の拓海は、悠也の悲痛な声色に気付いていないのか、ガシガシ頭を掻きながら、目をこじ開けようとしている…………が、いつまた眠りに落ちてもおかしくないようなほど、目蓋がまた落ち始めて。
「わぁーバカバカ!! 2度寝したら、別れてやる!!」
「―――はぁっ!?」
さすがにこの言葉は、一気に脳まで届いたらしい。拓海はバッチリと目を開け、ガバッと飛び起きた。
「な、な、な、な、何て言った、今!?」
「別れるっつったの、バカ拓海!!」
「なっ……ッ、えっ…mqあcうぇdrかb;vcp;@!!!???」
「……何言ってんのか、よく分かんないんだけど…」
日本語なのかどうかも怪しい言葉を吐いて固まっている拓海に、悠也は冷ややかな視線を向ける。
「あの、悠也さん……もう1回今のセリフを…」
「もう何でもいいから、風呂場に連れてって!!」
「……へ?」
「~~~~ッッッ!! バカッ!! お前のせいなんだから、責任持って風呂場に連れてけー!!」
悠也の怒鳴り声に我に返った拓海は、下肢を白く汚している悠也の姿に、ようやく事の次第を把握して。
暴れる悠也を無理やりお姫様抱っこしてバスルームへと向かった。
(……風呂入りてぇ…)
久々に2人でゆっくりと会うことの許された昨晩。当然、拓海の下半身が大人しくしているはずもなく。それこそ空が白むころまで体を求められた。
普段は終わった後にシャワーくらいは浴びるけど、今度ばかりはさすがにそんな元気もなく、プツリと意識が途絶えるように眠ってしまって…………今に至る。
「拓海ー、起きてー」
拓海の腕に包まれたまま、その体をユサユサしてみるが、起きる気配なし。
「むー……」
悠也は、最終手段! とばかりに、無理やり拓海の腕を引っぺがした。
「もう…」
それでも拓海は起きない。悠也はそれを無視して体を起こすと、ブランケットを拓海に掛け直してやって、ベッドを降りた。
「い゛っ…」
途端に腰に激痛。悠也はガクリと膝を折って、床にへたり込んだ。
「バカっ…!」
のん気に眠りこけている拓海をひと睨みしてから、悠也はベッドの縁に掴まって何とか立ち上がる。
「―――ッ…」
その瞬間。中を伝う、ドロリとした液体の感触。悠也は身を竦めて唇を噛んだ。溢れ出た、拓海の欲望の残滓。
「ヤ、ダ…」
膝が震える。流れ出た精液が、トロトロと太ももを伝う。こんな状態では、とても1人でバスルームになんか行けない。堪え切れずに悠也はペタリと床に座り込んだ。
「バカッ……バカバカバカ! 拓海のバカッ!」
声に涙が混じる。こんな状況の中、平然と寝ている拓海を、本気で呪ってやりたくなる。
「拓海! たーくーみー!!」
「―――…………んぁ……?」
「起きろ! バカ!」
「……何、朝っぱらから…」
寝起き最悪の拓海は、悠也の悲痛な声色に気付いていないのか、ガシガシ頭を掻きながら、目をこじ開けようとしている…………が、いつまた眠りに落ちてもおかしくないようなほど、目蓋がまた落ち始めて。
「わぁーバカバカ!! 2度寝したら、別れてやる!!」
「―――はぁっ!?」
さすがにこの言葉は、一気に脳まで届いたらしい。拓海はバッチリと目を開け、ガバッと飛び起きた。
「な、な、な、な、何て言った、今!?」
「別れるっつったの、バカ拓海!!」
「なっ……ッ、えっ…mqあcうぇdrかb;vcp;@!!!???」
「……何言ってんのか、よく分かんないんだけど…」
日本語なのかどうかも怪しい言葉を吐いて固まっている拓海に、悠也は冷ややかな視線を向ける。
「あの、悠也さん……もう1回今のセリフを…」
「もう何でもいいから、風呂場に連れてって!!」
「……へ?」
「~~~~ッッッ!! バカッ!! お前のせいなんだから、責任持って風呂場に連れてけー!!」
悠也の怒鳴り声に我に返った拓海は、下肢を白く汚している悠也の姿に、ようやく事の次第を把握して。
暴れる悠也を無理やりお姫様抱っこしてバスルームへと向かった。
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