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Sugar Baby! (後編)
2008.02.23 Sat
「で、結局、何なわけ?」
好奇心丸出しの顔で、真琴は更に慶太を問い詰める。
「何、が?」
「智紀さんとと何があったの? エッチしたんじゃないとしたら……」
「ちょっ……もう、あんまりエッチエッチって言わないでよ!」
思春期の女の子みたいな反応をする慶太に、真琴は苦笑いするしかない。歩も2人を見ながら笑っている。
「ね、ね、それで、智紀さんと何があったの?」
「……何で真琴、そんなに嬉しそうな顔なの?」
「ただの興味だし。智紀さんと慶太って、どんな感じなのかなぁって思うじゃん。ねぇ?」
「うーん、まぁ」
同意を求められたが、歩は曖昧に笑って誤魔化した。
教えてくれるというなら話には付き合うが、友人の性生活について、そんなに詳しく知って、一体どうするつもりなんだろう、という気もある。
「やっぱ慶太って、淡白なの?」
「たんぱっ……な、何ですぐそういうふうなこと…!!」
顔を赤くしてモジモジしている慶太が、何だかかわいい。
すっかり動揺している慶太は、からかっているだけの真琴にも、うまく返すことができなくて。
「バレンタインのとき、何かなかったの? チョコ渡しただけで、終わりじゃないでしょ?」
「まぁ…その…だから…」
「うんうん」
「……キ、スを…」
「うん」
「……した」
「………………うん。え? それだけ?」
思わずそんな返事をしてしまった。
真琴にしてみれば、散々勿体を付けられた答えが、高々キスくらいのことだったなんて、拍子抜けもいいところだ。
「それだけって…………それだけ、だけど?」
「キスしたくらいで、2人してあんな反応なの?」
「あんな反応って、何が? 普通だと思うけど…」
何で真琴がそんなふうに言うのか分からず慶太は首を傾げるが、真琴と歩は何とも言えない表情で顔を見合わせた。
慶太はともかく、あの智紀が、慶太とキスをしたくらいであの反応。
あり得ない。
それくらい、慶太のことが特別だということだろうか。
「だってさ、プライベートのときはいいじゃん、2人きりだし。でもその後に学校で会ったら、何となく気まずいっていうか…………2人とも、そういうこと、ない?」
「いや、別に」
「ないな」
2人にあっさりと答えられ、慶太はシュンとなった。
何だか1人だけ、自意識過剰みたいで恥ずかしい。
「つーかさ、慶太、今までそういうことなかったわけ? 高校のころとか。彼女と同じ学校じゃなかったの?」
「だったけどー、そのときはそんなふうに思わなかったかな…」
クラスは別だったけれど、一緒にも帰ったし、学校の中でもよく会った。
そのときはそんなふうに感じたこともなかったのだけれど…。
「ねぇー慶太ー」
歩がゴミを片付けに行っている隙に、真琴が慶太のそばに寄って来た。
「……何、」
若干警戒しつつ、聞き返してみる。
「智紀さんとエッチしたら、そのときは教えてね?」
………………………………。
「…………ッ、ま……真琴のバカッ!!」
もう知らない!! と、顔をさらに赤くして、慶太はズカズカと歩いて行く。
バカ笑いしながら追い掛ける真琴と、自分が離れた一瞬のうちに何だか楽しいことになっている2人を追う歩。
慶太はダッシュで2人を振り切った。
*END*
(Sugar Baby! 2 へ続きます)
すいません、中途半端なとこで…。話が長いんで、2へ続きます。
それにしても慶タン…。
好奇心丸出しの顔で、真琴は更に慶太を問い詰める。
「何、が?」
「智紀さんとと何があったの? エッチしたんじゃないとしたら……」
「ちょっ……もう、あんまりエッチエッチって言わないでよ!」
思春期の女の子みたいな反応をする慶太に、真琴は苦笑いするしかない。歩も2人を見ながら笑っている。
「ね、ね、それで、智紀さんと何があったの?」
「……何で真琴、そんなに嬉しそうな顔なの?」
「ただの興味だし。智紀さんと慶太って、どんな感じなのかなぁって思うじゃん。ねぇ?」
「うーん、まぁ」
同意を求められたが、歩は曖昧に笑って誤魔化した。
教えてくれるというなら話には付き合うが、友人の性生活について、そんなに詳しく知って、一体どうするつもりなんだろう、という気もある。
「やっぱ慶太って、淡白なの?」
「たんぱっ……な、何ですぐそういうふうなこと…!!」
顔を赤くしてモジモジしている慶太が、何だかかわいい。
すっかり動揺している慶太は、からかっているだけの真琴にも、うまく返すことができなくて。
「バレンタインのとき、何かなかったの? チョコ渡しただけで、終わりじゃないでしょ?」
「まぁ…その…だから…」
「うんうん」
「……キ、スを…」
「うん」
「……した」
「………………うん。え? それだけ?」
思わずそんな返事をしてしまった。
真琴にしてみれば、散々勿体を付けられた答えが、高々キスくらいのことだったなんて、拍子抜けもいいところだ。
「それだけって…………それだけ、だけど?」
「キスしたくらいで、2人してあんな反応なの?」
「あんな反応って、何が? 普通だと思うけど…」
何で真琴がそんなふうに言うのか分からず慶太は首を傾げるが、真琴と歩は何とも言えない表情で顔を見合わせた。
慶太はともかく、あの智紀が、慶太とキスをしたくらいであの反応。
あり得ない。
それくらい、慶太のことが特別だということだろうか。
「だってさ、プライベートのときはいいじゃん、2人きりだし。でもその後に学校で会ったら、何となく気まずいっていうか…………2人とも、そういうこと、ない?」
「いや、別に」
「ないな」
2人にあっさりと答えられ、慶太はシュンとなった。
何だか1人だけ、自意識過剰みたいで恥ずかしい。
「つーかさ、慶太、今までそういうことなかったわけ? 高校のころとか。彼女と同じ学校じゃなかったの?」
「だったけどー、そのときはそんなふうに思わなかったかな…」
クラスは別だったけれど、一緒にも帰ったし、学校の中でもよく会った。
そのときはそんなふうに感じたこともなかったのだけれど…。
「ねぇー慶太ー」
歩がゴミを片付けに行っている隙に、真琴が慶太のそばに寄って来た。
「……何、」
若干警戒しつつ、聞き返してみる。
「智紀さんとエッチしたら、そのときは教えてね?」
………………………………。
「…………ッ、ま……真琴のバカッ!!」
もう知らない!! と、顔をさらに赤くして、慶太はズカズカと歩いて行く。
バカ笑いしながら追い掛ける真琴と、自分が離れた一瞬のうちに何だか楽しいことになっている2人を追う歩。
慶太はダッシュで2人を振り切った。
*END*
(Sugar Baby! 2 へ続きます)
すいません、中途半端なとこで…。話が長いんで、2へ続きます。
それにしても慶タン…。
- 関連記事
-
- Sugar Baby! 2 (前編) (2008/02/28)
- Sugar Baby! (後編) (2008/02/23)
- Sugar Baby! (中編) (2008/02/22)
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COMMENT-FORM
イチゴ ⇒ うわい
なんだこのピュア男子!?
ときめきすぎて心不全を起こしそうです…www
果たして慶タンは事細かに報告してくれるのかしら…!?
2がたのしみですwwwww
ときめきすぎて心不全を起こしそうです…www
果たして慶タンは事細かに報告してくれるのかしら…!?
2がたのしみですwwwww
- |2008.02.23
- |Sat
- |22:48
- |URL
- |EDIT|
如月久美子 ⇒ >イチゴさん
たぶん前の彼女のときは、自分がリードしなきゃ! て思いが強かったから、平気だったんでしょうけど。
今度は相手が相川さんなんで。。。
相川さんも相川さんで、こんなに人を好きになったことがないから、毎日がドキドキなわけです。
……て、中学生かーーー!!!
はたして慶タンは、マコちゃんに報告できる日が来るんでしょうか…。
今度は相手が相川さんなんで。。。
相川さんも相川さんで、こんなに人を好きになったことがないから、毎日がドキドキなわけです。
……て、中学生かーーー!!!
はたして慶タンは、マコちゃんに報告できる日が来るんでしょうか…。