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世界はほんの少しの溜め息で出来ている (7)
2016.01.24 Sun
何か最初は俺に質問してるみたいだったけど、いつの間にか徳永さんの独り言になってる。普通の会話くらいの声の大きさだけど、でも絶対独り言だよね?
何が何だかわけ分かんないし、徳永さんの声が大きくなるにつれて、腕の力も強くなるから、ちょっと苦しい…。
「徳永さんてばっ!」
「あ? え? あ、直央くん」
徳永さんの背中をバシバシ叩いたら、やっと徳永さんは気が付いて、腕を緩めてくれた。
「どうしたの、徳永さん」
何が何だか分かんなくて、とりあえず聞き返す。
何かもう、いろいろ聞かれすぎて、最初のほうに聞かれたこと、忘れちゃった。てか、いっぱいいろいろ言われたせいで、頭の容量超えちゃってたから、最後のほうも分かんないんだけどね…。
「どうしたもこうしたも!」
「え、」
「マジでミヤに会ったの!?」
「え…」
そういえば、そんなこと聞かれたっけ。
で、『ミヤ』て何? て思って、それ考えてるうちに、徳永さんがどんどん話し進めちゃってたんだ。
「あ、あの…」
「何っ!?」
…怖い…。
怒ってるわけじゃなさそうだけど、目力というか、勢いというか、何か怖い…。
こんな状態の徳永さんに、『ミヤ』て何? て聞いて大丈夫かな、て思ったけど、聞かなきゃちゃんと答えることも出来ないから。
「えと…、あの、『ミヤ』て…………何?」
「………………」
思い切って聞いてみたのに、俺の両肩に手を置いた徳永さんが、そのままの状態で固まってる。
やっぱり聞いたらいけないことだったんだろうか。
「えっと…、直央くん…?」
「何?」
「えー…っと、今日、あの、ミヤに…………いや、今日コンビニに誰か来なかった? そりゃコンビニにはたくさんお客さん来るだろうけど…、何だろうな、直央くんに会いに誰か来なかった?」
「俺に?」
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何が何だかわけ分かんないし、徳永さんの声が大きくなるにつれて、腕の力も強くなるから、ちょっと苦しい…。
「徳永さんてばっ!」
「あ? え? あ、直央くん」
徳永さんの背中をバシバシ叩いたら、やっと徳永さんは気が付いて、腕を緩めてくれた。
「どうしたの、徳永さん」
何が何だか分かんなくて、とりあえず聞き返す。
何かもう、いろいろ聞かれすぎて、最初のほうに聞かれたこと、忘れちゃった。てか、いっぱいいろいろ言われたせいで、頭の容量超えちゃってたから、最後のほうも分かんないんだけどね…。
「どうしたもこうしたも!」
「え、」
「マジでミヤに会ったの!?」
「え…」
そういえば、そんなこと聞かれたっけ。
で、『ミヤ』て何? て思って、それ考えてるうちに、徳永さんがどんどん話し進めちゃってたんだ。
「あ、あの…」
「何っ!?」
…怖い…。
怒ってるわけじゃなさそうだけど、目力というか、勢いというか、何か怖い…。
こんな状態の徳永さんに、『ミヤ』て何? て聞いて大丈夫かな、て思ったけど、聞かなきゃちゃんと答えることも出来ないから。
「えと…、あの、『ミヤ』て…………何?」
「………………」
思い切って聞いてみたのに、俺の両肩に手を置いた徳永さんが、そのままの状態で固まってる。
やっぱり聞いたらいけないことだったんだろうか。
「えっと…、直央くん…?」
「何?」
「えー…っと、今日、あの、ミヤに…………いや、今日コンビニに誰か来なかった? そりゃコンビニにはたくさんお客さん来るだろうけど…、何だろうな、直央くんに会いに誰か来なかった?」
「俺に?」
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