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恋の女神は微笑まない (89)
2014.08.02 Sat
「あと、お願いついでに、もう1個…………おパンツ貸して?」
「…新しいのあるから、あげるよ。着替えも」
借りた服を返すのはまだしも、借りたパンツは…………いくら洗濯してからだとしても、ちょっと躊躇う…。
「大和くん、天使!」
「大げさ」
それこそ千尋の職業的に、昨日と同じ服で仕事をするというのはよろしくないだろうし、服を貸すくらい、どうということもないけれど。
「お風呂こっちだから」
「うんっ」
昨日、ここに来た時点で、千尋はすっかり熟睡していたから、家の中の様子は、今初めて見るわけで。
物珍しそうにキョロキョロしながら、千尋は大和の後を付いて行く。
「そこに時計あるから、時間見て出てね?」
「大丈夫、シャワーしかしない」
「ちょっ…ちーちゃん!」
バスルームに着くと、千尋は大和の話の途中で服を脱ぎ始めて…………いや、いいんだけど、普通こういう場合て、大和が出ていってから脱がないかな?
もうすっぽんぽん…。
いいんだけど。
いいんだけれども。
でも、ちょっと無防備過ぎるっ…!
だって、男同士とはいえ、千尋はゲイで、大和だって千尋のことを好きと言っているんだから、もうちょっと裸になることに躊躇いがあってもいいんじゃないかと思う。
「お邪魔しまーす」
「…………」
無邪気にバスルームのドアを開ける千尋に何も言えず、大和は肩を竦めた。
それから、千尋の着替えを用意すると、大和はリビングに戻って、迎えの時間を早めてもらうため、南條へと電話を掛けた。8時半までに来てくれれば、千尋を店まで送って行ってやれる。
昨日のメールでは、9時半に来るとのことだったけれど、心配性の南條はいつも時間よりだいぶ早く来るから、今日だって、何も言わなくても9時過ぎには来るだろう。
それをもうちょっと早くすることは、恐らくそんなに難しいことじゃないはずだ。
「…もしもし、南條?」
『あぁ、よかった。今電話しようとしてたんだ』
「大丈夫、ちゃんと起きてるし」
スケジュールが混んでくると、疲労でなかなか起きれなくて、南條が迎えに来てもまだなお寝ていることとかあるから、心配してモーニングコールしてくることがあるのだ。
いささか過保護な気もするが、起きられない自分が悪いので、余計なことは言わないでおく。
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「…新しいのあるから、あげるよ。着替えも」
借りた服を返すのはまだしも、借りたパンツは…………いくら洗濯してからだとしても、ちょっと躊躇う…。
「大和くん、天使!」
「大げさ」
それこそ千尋の職業的に、昨日と同じ服で仕事をするというのはよろしくないだろうし、服を貸すくらい、どうということもないけれど。
「お風呂こっちだから」
「うんっ」
昨日、ここに来た時点で、千尋はすっかり熟睡していたから、家の中の様子は、今初めて見るわけで。
物珍しそうにキョロキョロしながら、千尋は大和の後を付いて行く。
「そこに時計あるから、時間見て出てね?」
「大丈夫、シャワーしかしない」
「ちょっ…ちーちゃん!」
バスルームに着くと、千尋は大和の話の途中で服を脱ぎ始めて…………いや、いいんだけど、普通こういう場合て、大和が出ていってから脱がないかな?
もうすっぽんぽん…。
いいんだけど。
いいんだけれども。
でも、ちょっと無防備過ぎるっ…!
だって、男同士とはいえ、千尋はゲイで、大和だって千尋のことを好きと言っているんだから、もうちょっと裸になることに躊躇いがあってもいいんじゃないかと思う。
「お邪魔しまーす」
「…………」
無邪気にバスルームのドアを開ける千尋に何も言えず、大和は肩を竦めた。
それから、千尋の着替えを用意すると、大和はリビングに戻って、迎えの時間を早めてもらうため、南條へと電話を掛けた。8時半までに来てくれれば、千尋を店まで送って行ってやれる。
昨日のメールでは、9時半に来るとのことだったけれど、心配性の南條はいつも時間よりだいぶ早く来るから、今日だって、何も言わなくても9時過ぎには来るだろう。
それをもうちょっと早くすることは、恐らくそんなに難しいことじゃないはずだ。
「…もしもし、南條?」
『あぁ、よかった。今電話しようとしてたんだ』
「大丈夫、ちゃんと起きてるし」
スケジュールが混んでくると、疲労でなかなか起きれなくて、南條が迎えに来てもまだなお寝ていることとかあるから、心配してモーニングコールしてくることがあるのだ。
いささか過保護な気もするが、起きられない自分が悪いので、余計なことは言わないでおく。
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