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ビターチョコレートに込めた甘い愛 (33)
2014.03.02 Sun
「直央くん、何そんなに悩んでんの? まだ内容決まってないの? このハンバーグ食べるよ、て送ればいいじゃん」
「それはもう書いた。徳永さんは何食べてるの? て聞いてもいいと思う?」
「………………。直央くんが知りたかったら、聞けば?」
俺今、結構真剣に聞いたのに、何でそんな顔するの?
でもまぁ、蓮沼さんもそう言ってくれたことだし、聞いてみることにしよう。文章が長いほうが、何かすごい感じするもんね。
よし、今度こそ、絶対に間違いのない文章を送るぞ。今こそ、練習の成果を発揮だ!
「えーいっ!」
「…直央くんてさぁ、メール送るとき、いっつもそんな気合入れて送ってんの?」
「え、うん。だって、届かなかったら困るじゃん」
「いや、届くよ…」
そんなの分かんないじゃん。
途中でどっかに引っ掛かったらどうすんの?
「いただきまーす」
俺がようやくハンバーグを食べ始めるころ、見れば、蓮沼さんはもう半分くらいパスタを食べちゃってた。
俺の中では、結構早くメール打ったつもりだったけど、やっぱ時間掛かってたのかな。
「ねぇ直央くん、この後、何か用事あんの? どっか遊び行かない?」
「用事あるよー」
「え、そうなの? 残念…」
「これからね、ラッピングのヤツ、買いに行かないとなの」
蓮沼さんと遊びに行くのはおもしろいけど、今日はラッピングのを買わないといけないからね。
遊んでる場合じゃないんだ。
「ラッピングのヤツて、バレンタインの?」
「そう。こないだ純子さんに、どういうのを用意したらいいか教えてもらったからね、これから買いに行くの」
「その…純子さんと?」
「んーん、1人で」
「ヤッタ! マジで?」
「…マジだけど?」
マジなのはいいとして、蓮沼さん、何か今、喜ばなかった?
俺、1人でラッピングのヤツ選べるか、すごい心配なのに…。
「そのラッピングの買うの、俺も一緒に行く!」
「え、蓮沼さんも?」
「直央くん、1人で行くんでしょ? 俺も一緒に行ったらダメ?」
「別にいいけど…………蓮沼さんも、チョコ包むの?」
「は? ………………。いや…、あのね、別に俺も何か包むのにラッピングのがいるから、直央くんが買いに行くのについてこうとしてるわけじゃなくて…」
俺が1人で買いに行くの、何で喜ぶの? て思ってたら、蓮沼さんが思い掛けないことを言い出した。
しかも、蓮沼さんも何かラッピングのがいるから、一緒に来たがってるのかと思ったら、そうでもないみたい。
でも俺今日は、ラッピングのしか買うつもりないし、いつもどおり作戦で、徳永さんより帰るのが遅くなんないようにしたいから、もし蓮沼さんが何か他に用事があっても、付き合えないかもだけど、いいのかな。
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「それはもう書いた。徳永さんは何食べてるの? て聞いてもいいと思う?」
「………………。直央くんが知りたかったら、聞けば?」
俺今、結構真剣に聞いたのに、何でそんな顔するの?
でもまぁ、蓮沼さんもそう言ってくれたことだし、聞いてみることにしよう。文章が長いほうが、何かすごい感じするもんね。
よし、今度こそ、絶対に間違いのない文章を送るぞ。今こそ、練習の成果を発揮だ!
「えーいっ!」
「…直央くんてさぁ、メール送るとき、いっつもそんな気合入れて送ってんの?」
「え、うん。だって、届かなかったら困るじゃん」
「いや、届くよ…」
そんなの分かんないじゃん。
途中でどっかに引っ掛かったらどうすんの?
「いただきまーす」
俺がようやくハンバーグを食べ始めるころ、見れば、蓮沼さんはもう半分くらいパスタを食べちゃってた。
俺の中では、結構早くメール打ったつもりだったけど、やっぱ時間掛かってたのかな。
「ねぇ直央くん、この後、何か用事あんの? どっか遊び行かない?」
「用事あるよー」
「え、そうなの? 残念…」
「これからね、ラッピングのヤツ、買いに行かないとなの」
蓮沼さんと遊びに行くのはおもしろいけど、今日はラッピングのを買わないといけないからね。
遊んでる場合じゃないんだ。
「ラッピングのヤツて、バレンタインの?」
「そう。こないだ純子さんに、どういうのを用意したらいいか教えてもらったからね、これから買いに行くの」
「その…純子さんと?」
「んーん、1人で」
「ヤッタ! マジで?」
「…マジだけど?」
マジなのはいいとして、蓮沼さん、何か今、喜ばなかった?
俺、1人でラッピングのヤツ選べるか、すごい心配なのに…。
「そのラッピングの買うの、俺も一緒に行く!」
「え、蓮沼さんも?」
「直央くん、1人で行くんでしょ? 俺も一緒に行ったらダメ?」
「別にいいけど…………蓮沼さんも、チョコ包むの?」
「は? ………………。いや…、あのね、別に俺も何か包むのにラッピングのがいるから、直央くんが買いに行くのについてこうとしてるわけじゃなくて…」
俺が1人で買いに行くの、何で喜ぶの? て思ってたら、蓮沼さんが思い掛けないことを言い出した。
しかも、蓮沼さんも何かラッピングのがいるから、一緒に来たがってるのかと思ったら、そうでもないみたい。
でも俺今日は、ラッピングのしか買うつもりないし、いつもどおり作戦で、徳永さんより帰るのが遅くなんないようにしたいから、もし蓮沼さんが何か他に用事があっても、付き合えないかもだけど、いいのかな。
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