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ビターチョコレートに込めた甘い愛 (31)
2014.02.28 Fri
「それって普通に送信メール、もっかい編集すればいいだけなんじゃないの?」
「普通に、て?」
俺にしたら、何が普通で何が普通じゃないかとか、そういうことも分かんないんだけど…。
とりあえず、送信メールを見てみる。さっきもやったから、送信メールを見るだけなら、すぐ出来るもんね。
「これ、どうすんの?」
さっき蓮沼さんに送ったメールを表示して、蓮沼さんのほうにケータイを差し出す。
あーあ、『コンビに』…。
「メニューとかないの? そん中にない? 編集とか」
「メニュー……編集…………再編集ていうのがある」
「じゃあ、それじゃん?」
「あ、なった!」
蓮沼さんに言われたとおり、再編集ていう項目を選んでみたら、さっき送ったメールがまた編集できるようになった!
えっと…コンビニ……あ、違うトコも消しちゃった…。難しい…。
んー…『いいよ。今コンビニ出たところ』……よし、今度こそ大丈夫!
「えいっ!」
「…………直央くん、別にもう1回送り直さなくたって、いいよ…」
俺がメールを送信すると、向かいの席にいる蓮沼さんのスマホが鳴って、メールの着信に気付いてスマホを開いた蓮沼さんは、俺からのメールを見て、苦笑した。
でも、間違いに気付いたからには、ちゃんとしなきゃだもん。
「あ、そうだ。徳永さんにもメールしないと! えっと……何て送ろうかな」
「何か用事があってメールするんじゃないの?」
「徳永さんもね、俺がメール練習するの、相手になってくれたんだけど、俺、純子さんとか蓮沼さんとばっか練習してるから、徳永さんが、俺にもメールして、て」
「それで、メールすんだ??」
「うん」
それなのに、今日のメール、忘れちゃうとこだった。いかんいかん。
でも、何て送ろうかな。
「じゃあ、俺と一緒にご飯食べてる、て送ってよ」
「えー? 蓮沼さんと?」
「だって事実じゃん。何で嫌そうなの?」
「別に嫌じゃないけど…」
徳永さん、俺が蓮沼さんと友だちでいるのは許してくれたけど、一緒にご飯食べてることをわざわざメールしたら、怒らないまでも、『えー何でっ!?』とか言いそう…。
「でもさぁ、俺と一緒にメシ食ってんのを隠したがるてことは、直央くん、俺とのこと、徳永さんに対して、ちょっとは後ろめたいとか思ってくれてる、てこと!?」
「後ろめたい? 蓮沼さんのことを? 何で?」
「あ、単なる天然?」
「ぅ?」
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「普通に、て?」
俺にしたら、何が普通で何が普通じゃないかとか、そういうことも分かんないんだけど…。
とりあえず、送信メールを見てみる。さっきもやったから、送信メールを見るだけなら、すぐ出来るもんね。
「これ、どうすんの?」
さっき蓮沼さんに送ったメールを表示して、蓮沼さんのほうにケータイを差し出す。
あーあ、『コンビに』…。
「メニューとかないの? そん中にない? 編集とか」
「メニュー……編集…………再編集ていうのがある」
「じゃあ、それじゃん?」
「あ、なった!」
蓮沼さんに言われたとおり、再編集ていう項目を選んでみたら、さっき送ったメールがまた編集できるようになった!
えっと…コンビニ……あ、違うトコも消しちゃった…。難しい…。
んー…『いいよ。今コンビニ出たところ』……よし、今度こそ大丈夫!
「えいっ!」
「…………直央くん、別にもう1回送り直さなくたって、いいよ…」
俺がメールを送信すると、向かいの席にいる蓮沼さんのスマホが鳴って、メールの着信に気付いてスマホを開いた蓮沼さんは、俺からのメールを見て、苦笑した。
でも、間違いに気付いたからには、ちゃんとしなきゃだもん。
「あ、そうだ。徳永さんにもメールしないと! えっと……何て送ろうかな」
「何か用事があってメールするんじゃないの?」
「徳永さんもね、俺がメール練習するの、相手になってくれたんだけど、俺、純子さんとか蓮沼さんとばっか練習してるから、徳永さんが、俺にもメールして、て」
「それで、メールすんだ??」
「うん」
それなのに、今日のメール、忘れちゃうとこだった。いかんいかん。
でも、何て送ろうかな。
「じゃあ、俺と一緒にご飯食べてる、て送ってよ」
「えー? 蓮沼さんと?」
「だって事実じゃん。何で嫌そうなの?」
「別に嫌じゃないけど…」
徳永さん、俺が蓮沼さんと友だちでいるのは許してくれたけど、一緒にご飯食べてることをわざわざメールしたら、怒らないまでも、『えー何でっ!?』とか言いそう…。
「でもさぁ、俺と一緒にメシ食ってんのを隠したがるてことは、直央くん、俺とのこと、徳永さんに対して、ちょっとは後ろめたいとか思ってくれてる、てこと!?」
「後ろめたい? 蓮沼さんのことを? 何で?」
「あ、単なる天然?」
「ぅ?」
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