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ビターチョコレートに込めた甘い愛 (30)
2014.02.27 Thu
「…じゃあ、こないだと同じ場所…」
「もぉっ、直央くんてば!」
「だってぇ。怒るなら、俺に決めさせないでよ。蓮沼さん決めてよ」
「俺は、直央くんの食べたいものを食べさせたかったの!」
うーん…、蓮沼さんは、難しい人だなぁ。
でも俺、貧乏舌だから、大体何食べてもおいしいし、ホントにどこでもいいんだよね。
「じゃ、あっち行こう?」
「うん」
どっちのどのお店に行くかは分かんないけど、俺は頷いて蓮沼さんの後に付いて行った。
着いたのは、こないだとは違うお店で、お昼どきだから結構混んでたけど、ちょっと待つだけで、すぐに席に案内してもらえた。
「で、蓮沼さん、さっきのメール、どうやって直すの?」
「ちょっ…、せめてメニュー頼んでからにしようよ」
席に着いて、さっそく携帯電話を取り出した俺に、蓮沼さんは困ったような顔をした。
それもそうか…。
「おいしそう…。俺、このハンバーグにしよっかな」
「直央くん、ハンバーグ好きだよね」
「えへへ」
子どもみたい、て思われるかもしんないけど、確かに俺、ハンバーグ好きだなぁ。
おいしいし、お腹いっぱいになる感が、何か幸せ! て感じするの。
「じゃ、俺はこっちのパスタにする。あとドリンクバー2つね」
席にあるボタンを押して店員さんを呼ぶと、テキパキと注文してくれる。
でもこのボタン、すごいよね。押したら店員さんが来てくれるとか、何か王侯貴族みたいだよね。
「飲み物、取りに行こ?」
「お飲み物、お飲み物! わぁっ、いっぱいあるー」
蓮沼さんに言われて、ドリンクバーのコーナーに行く。
何かジュースとかの種類、多い?
どうしよう、すっごいワクワクしてきちゃった!
「直央くん、いろいろ飲みたいなら、1回ごとにグラスにあんま入れすぎないほうがいいんじゃない? 飲み切れないからさ」
「そうだよね。でも何か、グラスいっぱいにしたくなっちゃわない!?」
ファミレスは、メニューもいっぱいだし、お飲み物もいっぱいだし、俺にとってはすっごく魅力的な場所だけど、徳永さんとかは来ないんだろうなぁ、ファミレス。
でも、徳永さんは社長さんだけど、普通のサラリーマンの人みたいに外回りもお仕事してるから、お昼だってきっとどこかで食べてるんだろうけど、どうしてるのかな。
「で、メール? 直すの?」
「うんうん」
飲み物を持って席に戻ると、蓮沼さんが聞いてきた。
あ、テーブルの上にケータイ出しっ放しだった。
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「もぉっ、直央くんてば!」
「だってぇ。怒るなら、俺に決めさせないでよ。蓮沼さん決めてよ」
「俺は、直央くんの食べたいものを食べさせたかったの!」
うーん…、蓮沼さんは、難しい人だなぁ。
でも俺、貧乏舌だから、大体何食べてもおいしいし、ホントにどこでもいいんだよね。
「じゃ、あっち行こう?」
「うん」
どっちのどのお店に行くかは分かんないけど、俺は頷いて蓮沼さんの後に付いて行った。
着いたのは、こないだとは違うお店で、お昼どきだから結構混んでたけど、ちょっと待つだけで、すぐに席に案内してもらえた。
「で、蓮沼さん、さっきのメール、どうやって直すの?」
「ちょっ…、せめてメニュー頼んでからにしようよ」
席に着いて、さっそく携帯電話を取り出した俺に、蓮沼さんは困ったような顔をした。
それもそうか…。
「おいしそう…。俺、このハンバーグにしよっかな」
「直央くん、ハンバーグ好きだよね」
「えへへ」
子どもみたい、て思われるかもしんないけど、確かに俺、ハンバーグ好きだなぁ。
おいしいし、お腹いっぱいになる感が、何か幸せ! て感じするの。
「じゃ、俺はこっちのパスタにする。あとドリンクバー2つね」
席にあるボタンを押して店員さんを呼ぶと、テキパキと注文してくれる。
でもこのボタン、すごいよね。押したら店員さんが来てくれるとか、何か王侯貴族みたいだよね。
「飲み物、取りに行こ?」
「お飲み物、お飲み物! わぁっ、いっぱいあるー」
蓮沼さんに言われて、ドリンクバーのコーナーに行く。
何かジュースとかの種類、多い?
どうしよう、すっごいワクワクしてきちゃった!
「直央くん、いろいろ飲みたいなら、1回ごとにグラスにあんま入れすぎないほうがいいんじゃない? 飲み切れないからさ」
「そうだよね。でも何か、グラスいっぱいにしたくなっちゃわない!?」
ファミレスは、メニューもいっぱいだし、お飲み物もいっぱいだし、俺にとってはすっごく魅力的な場所だけど、徳永さんとかは来ないんだろうなぁ、ファミレス。
でも、徳永さんは社長さんだけど、普通のサラリーマンの人みたいに外回りもお仕事してるから、お昼だってきっとどこかで食べてるんだろうけど、どうしてるのかな。
「で、メール? 直すの?」
「うんうん」
飲み物を持って席に戻ると、蓮沼さんが聞いてきた。
あ、テーブルの上にケータイ出しっ放しだった。
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