スポンサーサイト
--.--.-- --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
- BL小説ランキング参加中です。クリックいただけたら嬉しいです。
- コメントや拍手、ありがとうございます。拍手の公開コメントへのお返事はこちらから。それ以外は、コメントをいただいた記事に返信いたします。
- お題配布サイト「明日」はひっそりまったり更新中です。毎日更新しない日誌「遊び心がない」もよろしくね。
カテゴリー:スポンサー広告
ビターチョコレートに込めた甘い愛 (27)
2014.02.24 Mon
「どうしたの、直央くん」
「うわっ、徳永さん!」
返信しようかどうか考えてたら、徳永さんが戻って来て、ビックリして変な声出しちゃった。
もう、さっきからビックリしっ放しだ。
「えっと、蓮沼さんからメール来ちゃって、」
「ぅん? で?」
「え、だって、これからご飯だし。昨日もご飯のときにメール来て、返信とかして…。何かタイミングが、て思ったの。今度からは、ご飯のときにはメールしないで、て言おうかな?」
「いや、でもメール送るほうはさ、相手のメシの時間とか分かんないじゃん?」
「そっかぁ」
でも、俺にメールをくれるのなんて、蓮沼さんか純子さんしかいないから、今度蓮沼さんに、ウチのご飯の時間を教えておこうかな。
「で、返事はいいの?」
「ぅ?」
「メール。来たんでしょ?」
「だってご飯…」
「俺が出すからいいよ。返事しなよ」
そう言って徳永さんは、冷蔵庫の中から純子さんの作った料理を出す。
確かに、メールが来たらすぐに返事をするのがいつもの俺だけど、でも昨日もこんな感じでメールの返事して、徳永さんにご飯の支度させちゃったし、ちゃんとしたかったのに。
でも、徳永さんがそう言ってくれたんだから、無理に逆らうほうが不自然だ。
『ありがとう。これからご飯だから続きはまた明日聞くね。ごめん』
ちょっと素っ気ない感じはしたけど、仕方がない。
明日会って話せば、きっと蓮沼さんは分かってくれるはずだ。
「えいっ」
「お、早い。もう返信した? すごいじゃん」
「そーだよ、俺、もう返信したよ!」
徳永さんに褒められたのが嬉しくて、俺はつい笑顔になっちゃう。
でも、浮かれて余計なことを喋っちゃわないように、気を付けないとね。
「あ、そういえば、今日徳永さんに送ったメール、どうだった?」
「どうだった、て?」
「ちゃんと送れてた?」
「ん? ちゃんと届いたよ? 返信だってしたでしょ?」
「じゃなくて! 変換とか、間違ってなかった?」
念入りに確認してから送ったから大丈夫だと思うけど、万が一てことがあるからね。
「大丈夫だったよ。ちゃんと変換された」
「ホント? 徳永さん、あんま優しくしないでね? 厳しく、ビシビシ! とお願いしますっ」
「はいはい」
徳永さんは笑って、俺の頭をポンポンして来た。
ぅ? もしかして子ども扱いされてる?
でも、バカな俺には、よく分からないことだった。
back next
「うわっ、徳永さん!」
返信しようかどうか考えてたら、徳永さんが戻って来て、ビックリして変な声出しちゃった。
もう、さっきからビックリしっ放しだ。
「えっと、蓮沼さんからメール来ちゃって、」
「ぅん? で?」
「え、だって、これからご飯だし。昨日もご飯のときにメール来て、返信とかして…。何かタイミングが、て思ったの。今度からは、ご飯のときにはメールしないで、て言おうかな?」
「いや、でもメール送るほうはさ、相手のメシの時間とか分かんないじゃん?」
「そっかぁ」
でも、俺にメールをくれるのなんて、蓮沼さんか純子さんしかいないから、今度蓮沼さんに、ウチのご飯の時間を教えておこうかな。
「で、返事はいいの?」
「ぅ?」
「メール。来たんでしょ?」
「だってご飯…」
「俺が出すからいいよ。返事しなよ」
そう言って徳永さんは、冷蔵庫の中から純子さんの作った料理を出す。
確かに、メールが来たらすぐに返事をするのがいつもの俺だけど、でも昨日もこんな感じでメールの返事して、徳永さんにご飯の支度させちゃったし、ちゃんとしたかったのに。
でも、徳永さんがそう言ってくれたんだから、無理に逆らうほうが不自然だ。
『ありがとう。これからご飯だから続きはまた明日聞くね。ごめん』
ちょっと素っ気ない感じはしたけど、仕方がない。
明日会って話せば、きっと蓮沼さんは分かってくれるはずだ。
「えいっ」
「お、早い。もう返信した? すごいじゃん」
「そーだよ、俺、もう返信したよ!」
徳永さんに褒められたのが嬉しくて、俺はつい笑顔になっちゃう。
でも、浮かれて余計なことを喋っちゃわないように、気を付けないとね。
「あ、そういえば、今日徳永さんに送ったメール、どうだった?」
「どうだった、て?」
「ちゃんと送れてた?」
「ん? ちゃんと届いたよ? 返信だってしたでしょ?」
「じゃなくて! 変換とか、間違ってなかった?」
念入りに確認してから送ったから大丈夫だと思うけど、万が一てことがあるからね。
「大丈夫だったよ。ちゃんと変換された」
「ホント? 徳永さん、あんま優しくしないでね? 厳しく、ビシビシ! とお願いしますっ」
「はいはい」
徳永さんは笑って、俺の頭をポンポンして来た。
ぅ? もしかして子ども扱いされてる?
でも、バカな俺には、よく分からないことだった。
back next
- 関連記事
-
- ビターチョコレートに込めた甘い愛 (28) (2014/02/25)
- ビターチョコレートに込めた甘い愛 (27) (2014/02/24)
- ビターチョコレートに込めた甘い愛 (26) (2014/02/23)
- BL小説ランキング参加中です。クリックいただけたら嬉しいです。
- コメントや拍手、ありがとうございます。拍手の公開コメントへのお返事はこちらから。それ以外は、コメントをいただいた記事に返信いたします。
- お題配布サイト「明日」はひっそりまったり更新中です。毎日更新しない日誌「遊び心がない」もよろしくね。
カテゴリー:借金取りさん、こんにちは。