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ビターチョコレートに込めた甘い愛 (21)
2014.02.18 Tue
そうだった!
徳永さんも、俺のメールの練習相手になってくれたのは結構前のことで、でも何か送るタイミングとか内容がなくて、メールしないでたら、こないだ徳永さんから、俺にもメールして、て言われたんだっけ…。
俺、自分からメールするとき、メールの練習相手ていうと、純子さんのことしか思い出さないんだよね。蓮沼さんからは、こっちが送らなくても、メール来るし…。
言い訳かもしんないけど、メールの練習てときに、なかなか徳永さんのこと、思い出さないんだよね…。
「ごごごごめんなさい! 今度こそ、徳永さんにもメールする! 絶対!」
「でも、そうは言っても忘れちゃうんでしょ、俺のことなんて…」
「わ…忘れないよ! 徳永さんのこと、忘れたことないよっ!」
ヤバイ、徳永さんのこと、傷付けちゃった!? て思って、慌ててフォローしたら、急に徳永さんが笑顔になった。
え…、何?
「そっかー、そうだよね」
「…何?」
「直央くん、俺のこと忘れたことないよねー」
「え? え?」
あれ、俺、そんなこと言ったっけ? 言ったっけ? 言ったよね? そういえばそんなこと。
慌てたからって、俺、何口走ってんの!?
さっきのメールの間違いじゃないけど、改めて気が付くと、すっごい恥ずかしいんですけどっ!!
「ちょっ、徳永さん、ちがっ…!」
「んふふ。いいこと聞けたから、今日までメールがなかったことは許してあげるよん」
「もぉ…」
絶対に明日は徳永さんにメール送ってやる~!
絶対絶対ぜ~ったい1文字も間違いのないヤツ!
*****
今日は、バイト行く前に純子さんちに寄らないといけないから、その分、いつもより早く家を出ないといけなくて、朝、徳永さんに『今日は早いんだね』て言われて、めっちゃ焦った。
普段、徳永さんのほうが絶対先に家を出るのに、純子さんちに寄ってもバイトに遅刻しない時間を計算したら、何と、徳永さんが出勤するのと同じ時間になっちゃったんだよね。
いつもと同じにしてないと、徳永さんに気付かれちゃう! て思ってんのに、昨日から全然いつもどおりに出来てない…。
でも、『バイトで、引き継がなきゃいけないことがあって、ちょっと早く行かないといけない』て理由、咄嗟に思い付いたわりには、ちゃんと筋が通ってる気がする。
でも、それよりも、徳永さんに嘘ついちゃったのがヤなんだよね…。
まぁこれも、バレンタインのためだ!
「直央くん、おはよー!」
コンビニに着いたら、もうすでに蓮沼さんがいた。
相変わらず、朝から元気だなぁ。蓮沼さんて、深夜のシフトに入ってるときもあるけど、昔、俺も深夜入ってて一緒になったときも、こんなテンションだったっけ。すごい人だ。
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徳永さんも、俺のメールの練習相手になってくれたのは結構前のことで、でも何か送るタイミングとか内容がなくて、メールしないでたら、こないだ徳永さんから、俺にもメールして、て言われたんだっけ…。
俺、自分からメールするとき、メールの練習相手ていうと、純子さんのことしか思い出さないんだよね。蓮沼さんからは、こっちが送らなくても、メール来るし…。
言い訳かもしんないけど、メールの練習てときに、なかなか徳永さんのこと、思い出さないんだよね…。
「ごごごごめんなさい! 今度こそ、徳永さんにもメールする! 絶対!」
「でも、そうは言っても忘れちゃうんでしょ、俺のことなんて…」
「わ…忘れないよ! 徳永さんのこと、忘れたことないよっ!」
ヤバイ、徳永さんのこと、傷付けちゃった!? て思って、慌ててフォローしたら、急に徳永さんが笑顔になった。
え…、何?
「そっかー、そうだよね」
「…何?」
「直央くん、俺のこと忘れたことないよねー」
「え? え?」
あれ、俺、そんなこと言ったっけ? 言ったっけ? 言ったよね? そういえばそんなこと。
慌てたからって、俺、何口走ってんの!?
さっきのメールの間違いじゃないけど、改めて気が付くと、すっごい恥ずかしいんですけどっ!!
「ちょっ、徳永さん、ちがっ…!」
「んふふ。いいこと聞けたから、今日までメールがなかったことは許してあげるよん」
「もぉ…」
絶対に明日は徳永さんにメール送ってやる~!
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*****
今日は、バイト行く前に純子さんちに寄らないといけないから、その分、いつもより早く家を出ないといけなくて、朝、徳永さんに『今日は早いんだね』て言われて、めっちゃ焦った。
普段、徳永さんのほうが絶対先に家を出るのに、純子さんちに寄ってもバイトに遅刻しない時間を計算したら、何と、徳永さんが出勤するのと同じ時間になっちゃったんだよね。
いつもと同じにしてないと、徳永さんに気付かれちゃう! て思ってんのに、昨日から全然いつもどおりに出来てない…。
でも、『バイトで、引き継がなきゃいけないことがあって、ちょっと早く行かないといけない』て理由、咄嗟に思い付いたわりには、ちゃんと筋が通ってる気がする。
でも、それよりも、徳永さんに嘘ついちゃったのがヤなんだよね…。
まぁこれも、バレンタインのためだ!
「直央くん、おはよー!」
コンビニに着いたら、もうすでに蓮沼さんがいた。
相変わらず、朝から元気だなぁ。蓮沼さんて、深夜のシフトに入ってるときもあるけど、昔、俺も深夜入ってて一緒になったときも、こんなテンションだったっけ。すごい人だ。
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