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柔らかい夜に魔法はいらない (2)
2013.11.27 Wed
「………………え?」
たっぷりの間を置いてから、翔真の発した言葉は、それだけだった。
いやだって、意味分かんないし!
「え、いや、え?」
「ん?」
焦り過ぎて何を言っていいか分からなくなっている翔真に対して、睦月は自分がおかしなことを言ったとはまったく思っていないようで、どうした? とキョトンとしている。
「えっと、あの…、むっちゃん、1個聞いていい?」
「何?」
「誘ってくれてすっごく嬉しいんだけど、何で俺??」
一番の疑問は、それだ。
今ここには、睦月と翔真の他に3人いて、その中には睦月の恋人である亮もいるというのに、一体どうして、ピンポイントで翔真のことを誘ったのか。
もうすでに他の3人には断られたのだろうか、しかしそれにしては、睦月が連休の話を持ち出したとき、誰もピンと来ていなかったような…。
「だってカズちゃんバイトだし。ねぇ?」
「え、うん」
「ゆっちと一緒に帰ったって、つまんないし」
「オイ」
「だからね、ショウちゃん、一緒に行けないかなぁ、と思って」
「え…、えっと…………えー…………」
一緒にバイトしている睦月と和衣は、同じシフトが組まれているのだが、今回の睦月の三連休は、お盆休みの代わりということもあって、和衣は休みではないらしい。
だから、和衣が一緒に睦月の実家に行けないというのは分かるのだが、それにしても、祐介の理由…。面倒くさいだろうに、祐介が突っ込むのも無理はない。
で、それはそれでいいとして。
どうして亮について、何も触れない…!?
「えと、むっちゃん…、…………亮は…?」
「え、何が?」
「いや、だから…、亮もダメなの? 連休」
あ、さすがに実家に帰るのに、恋人を連れて行くのはまだ早いと思って、声を掛けなかったのかな? だとしたら、今の翔真と質問は、ちょっと空気読めてなかったかも…。
しかし、そういう理由で、睦月が亮を誘っていなかったのだとしたら、今、亮もいるこの場で、わざわざ翔真を誘うというのも、どうかと思うのだが。
そんなことを思いつつ、翔真が尋ねてみれば。
「え、亮? あ、忘れてた」
「「「「えぇーーー!」」」」
あんまりにも。
本当にあんまりにもあっさりと睦月がそう言ってのけるから、3人して声を張り上げてしまった。
何か特別な理由があって、亮に声を掛けてなかったのかと、一瞬でも考えたことは、本気で無駄だったらしい。
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たっぷりの間を置いてから、翔真の発した言葉は、それだけだった。
いやだって、意味分かんないし!
「え、いや、え?」
「ん?」
焦り過ぎて何を言っていいか分からなくなっている翔真に対して、睦月は自分がおかしなことを言ったとはまったく思っていないようで、どうした? とキョトンとしている。
「えっと、あの…、むっちゃん、1個聞いていい?」
「何?」
「誘ってくれてすっごく嬉しいんだけど、何で俺??」
一番の疑問は、それだ。
今ここには、睦月と翔真の他に3人いて、その中には睦月の恋人である亮もいるというのに、一体どうして、ピンポイントで翔真のことを誘ったのか。
もうすでに他の3人には断られたのだろうか、しかしそれにしては、睦月が連休の話を持ち出したとき、誰もピンと来ていなかったような…。
「だってカズちゃんバイトだし。ねぇ?」
「え、うん」
「ゆっちと一緒に帰ったって、つまんないし」
「オイ」
「だからね、ショウちゃん、一緒に行けないかなぁ、と思って」
「え…、えっと…………えー…………」
一緒にバイトしている睦月と和衣は、同じシフトが組まれているのだが、今回の睦月の三連休は、お盆休みの代わりということもあって、和衣は休みではないらしい。
だから、和衣が一緒に睦月の実家に行けないというのは分かるのだが、それにしても、祐介の理由…。面倒くさいだろうに、祐介が突っ込むのも無理はない。
で、それはそれでいいとして。
どうして亮について、何も触れない…!?
「えと、むっちゃん…、…………亮は…?」
「え、何が?」
「いや、だから…、亮もダメなの? 連休」
あ、さすがに実家に帰るのに、恋人を連れて行くのはまだ早いと思って、声を掛けなかったのかな? だとしたら、今の翔真と質問は、ちょっと空気読めてなかったかも…。
しかし、そういう理由で、睦月が亮を誘っていなかったのだとしたら、今、亮もいるこの場で、わざわざ翔真を誘うというのも、どうかと思うのだが。
そんなことを思いつつ、翔真が尋ねてみれば。
「え、亮? あ、忘れてた」
「「「「えぇーーー!」」」」
あんまりにも。
本当にあんまりにもあっさりと睦月がそう言ってのけるから、3人して声を張り上げてしまった。
何か特別な理由があって、亮に声を掛けてなかったのかと、一瞬でも考えたことは、本気で無駄だったらしい。
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