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キャラメル・シュガーの王子様 (5)
2013.08.20 Tue
「いや…むっちゃん。ホントにやるなら、俺がやってあげるから…」
「そう? 亮、作りたいの? じゃあ代わってあげる!」
「…………」
睦月が作るところを想像しただけで、大惨事になることは目に見えているし、10人もの人間が食べるのに、食中毒でも起きたら大変だからと、亮は交代を申し出ただけで、別に、バケツプリンを作りたいという願望は少しもないのに。
どうして、仕方がないから代わってあげる! みたいな雰囲気に…?
「じゃあ、明日はプリンパーティーね! バケツプリンパーティーね!」
「明日? 明日するの?」
睦月のことだから、帰ったらすぐにでもそのパーティーを開催するのかと思ったら、意外にも明日という日取りを設定された。
「だって、固まるのに10時間掛かるて書いてある」
「10時間!?」
さらに意外にも、睦月はちゃんと説明書きを読んでいたらしく、バケツにプリン液を流し入れた後、冷蔵庫で10時間冷やし固めなければならないことを知っていた。
亮も翔真も真大も、日々の食事のために料理はするものの、今までにプリンなんて作ったことはないから、どのくらいの時間で固まるかなんてことは知らなかったし、考えたこともなかったのだが、そんなに大変な作業だったなんて…。
「今日帰ったら作るからさ、明日来て?」
「あ…うん…」
呆然としながらも翔真は頷いてしまったが、そういえば他のメンバーの都合はまだ確認していなかった。
睦月はみんなが来てくれる気になっているが、プリンが嫌とかでなく、何か別の予定が入っているなら来れない可能性もあるわけで…………そうなったら、誰が食べる? このバケツプリン!
「ねぇ亮、カズちゃんとかさ、愛菜ちゃんとかにさ、メールして? 明日バケツプリンパーティーしますよ、て。ね?」
「え、俺が?」
「うん」
手にバケツプリンのキットを持ったままだが、睦月は何やらどこかに行こうとしている。
バケツプリンパーティーをやりたいのは完全に睦月なのに、どうして人を誘うところは亮に任せようというのか――――しかし、その真相はすぐに分かった。
「俺ちょっと筆箱探してくる」
「えっ!?」
そして睦月は、唖然とする3人を残して、当初の目的である筆箱探しへと行ってしまったのだった。
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「そう? 亮、作りたいの? じゃあ代わってあげる!」
「…………」
睦月が作るところを想像しただけで、大惨事になることは目に見えているし、10人もの人間が食べるのに、食中毒でも起きたら大変だからと、亮は交代を申し出ただけで、別に、バケツプリンを作りたいという願望は少しもないのに。
どうして、仕方がないから代わってあげる! みたいな雰囲気に…?
「じゃあ、明日はプリンパーティーね! バケツプリンパーティーね!」
「明日? 明日するの?」
睦月のことだから、帰ったらすぐにでもそのパーティーを開催するのかと思ったら、意外にも明日という日取りを設定された。
「だって、固まるのに10時間掛かるて書いてある」
「10時間!?」
さらに意外にも、睦月はちゃんと説明書きを読んでいたらしく、バケツにプリン液を流し入れた後、冷蔵庫で10時間冷やし固めなければならないことを知っていた。
亮も翔真も真大も、日々の食事のために料理はするものの、今までにプリンなんて作ったことはないから、どのくらいの時間で固まるかなんてことは知らなかったし、考えたこともなかったのだが、そんなに大変な作業だったなんて…。
「今日帰ったら作るからさ、明日来て?」
「あ…うん…」
呆然としながらも翔真は頷いてしまったが、そういえば他のメンバーの都合はまだ確認していなかった。
睦月はみんなが来てくれる気になっているが、プリンが嫌とかでなく、何か別の予定が入っているなら来れない可能性もあるわけで…………そうなったら、誰が食べる? このバケツプリン!
「ねぇ亮、カズちゃんとかさ、愛菜ちゃんとかにさ、メールして? 明日バケツプリンパーティーしますよ、て。ね?」
「え、俺が?」
「うん」
手にバケツプリンのキットを持ったままだが、睦月は何やらどこかに行こうとしている。
バケツプリンパーティーをやりたいのは完全に睦月なのに、どうして人を誘うところは亮に任せようというのか――――しかし、その真相はすぐに分かった。
「俺ちょっと筆箱探してくる」
「えっ!?」
そして睦月は、唖然とする3人を残して、当初の目的である筆箱探しへと行ってしまったのだった。
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ちよ ⇒
もう、むっちゃんの頭の中は
「プリン、プッリン、プッリ~ン♪」
大好きなプリンが、バケツで食べられる!!
しかも、亮タンが作ってくれる!!
お誘いメールも亮タンがしてくれる!!
じゃあ、取り敢えず筆箱探し、してあげる。
って感じかな (≧ε≦)ププッ
カズちゃんと違って、筆箱は、迷わずソッコー決めて、
早く帰ってプリン作り、見学だ~ ヾ(*´∀`*)ノキャッキャ~
亮タン、お手数をおかけいたしますが
よろしくちゃんです。
「プリン、プッリン、プッリ~ン♪」
大好きなプリンが、バケツで食べられる!!
しかも、亮タンが作ってくれる!!
お誘いメールも亮タンがしてくれる!!
じゃあ、取り敢えず筆箱探し、してあげる。
って感じかな (≧ε≦)ププッ
カズちゃんと違って、筆箱は、迷わずソッコー決めて、
早く帰ってプリン作り、見学だ~ ヾ(*´∀`*)ノキャッキャ~
亮タン、お手数をおかけいたしますが
よろしくちゃんです。
- |2013.08.20
- |Tue
- |08:16
- |URL
- |EDIT|
如月久美子 ⇒ >ちよさん
> もう、むっちゃんの頭の中は
> 「プリン、プッリン、プッリ~ン♪」
うははははは。
大正解です!!
プリンだ、プリンだ、バケツプリンだ~! て感じですね(笑)
ちよさんの仰るとおり、むっちゃん、バケツプリンのキットは見つけたけど、そっから先のことは何1つ自分でやろうとしていない…。
でも、筆箱はすぐ見つけるよ!
亮タンへのあたたかいお言葉、ありがとうございます(*^_^*)
コメントありがとうございました!
> 「プリン、プッリン、プッリ~ン♪」
うははははは。
大正解です!!
プリンだ、プリンだ、バケツプリンだ~! て感じですね(笑)
ちよさんの仰るとおり、むっちゃん、バケツプリンのキットは見つけたけど、そっから先のことは何1つ自分でやろうとしていない…。
でも、筆箱はすぐ見つけるよ!
亮タンへのあたたかいお言葉、ありがとうございます(*^_^*)
コメントありがとうございました!
- |2013.08.20
- |Tue
- |23:16
- |URL
- |EDIT|