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オー! マイ・シュールラヴァー! 夢の中で待っていて頂戴 (12)
2013.08.12 Mon
「う~~~…ぬぅ~~~…」
亮が、寝起きのボンヤリした頭で、そんなことを考えていたら、先ほど翔真に起こされても目を開けなかった睦月が、俄かに部屋が賑やかになったせいか、モゾモゾと動き始めた。
「あ、ヤバい、むっちゃん起きちゃう! 帰んなきゃ!」
「何でだよっ」
「キャハハッ」
完全に潤の反応をおもしろがって、翔真は爆笑している。
さっき、この中では一番マシかも…と思ったこと、取り消したい…。
「ん~…」
「むっちゃん、おはよっ」
「……おぁよ…」
頭をフラフラさせながらも、睦月は何とか体を起こす。
翔真だってまだ起きたばかりだし、昨日だって散々飲んだはずで、今がそこまで気分爽快とも思えないのに、どうしてそんな爽やかな笑顔で挨拶できるのか……潤には果てしなく謎だが、まぁ睦月が起きてくれたので、いいことにする。
「…………ショウちゃん……。カズちゃんは…?」
「え、カズ? そこで寝てるけど…」
目が覚めて、すぐそこに翔真がいることを不思議がらないということは、昨日の記憶がまったくないわけでもないのだろう、しかしどうして睦月は、亮でなく和衣のことを探しているのだろう。
「カズちゃん、カズちゃ…」
片手で目をこすりながら、もう片方の手で、側で寝ている和衣の肩を揺さぶる睦月。
どういう意味? と翔真は亮に視線を投げ掛けるが、亮にも意味は分からないようで、少し考えてから(…考える振りだったのかもしれないが)、首を傾げた。
もしかして、昨日2人で散々潤に迷惑を掛けたから、実は反省しているとか? それで、早く和衣を起こして、後片付けをするとか、自分の部屋に戻るとか、考えているとか…?
「カズちゃーん」
「…ぅ、ん……にゃに…?」
睦月にしつこく肩を揺さぶられ(こういうときの睦月はしつこいから)、和衣はようやく意識がはっきりしてきたのか、睦月の声に反応し始めた。
「あ、あれ…? むっちゃん? え、あれ?」
ゆっくりと目を開けた和衣は、睦月と違って、今自分の置かれている状況をいまいち理解できていないようで、側に睦月がいることにひどく驚いている。
さらには、ここが自分の部屋ではなく、睦月だけでなく、亮や翔真、そして潤までいることに気が付き、目を見開いた。
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亮が、寝起きのボンヤリした頭で、そんなことを考えていたら、先ほど翔真に起こされても目を開けなかった睦月が、俄かに部屋が賑やかになったせいか、モゾモゾと動き始めた。
「あ、ヤバい、むっちゃん起きちゃう! 帰んなきゃ!」
「何でだよっ」
「キャハハッ」
完全に潤の反応をおもしろがって、翔真は爆笑している。
さっき、この中では一番マシかも…と思ったこと、取り消したい…。
「ん~…」
「むっちゃん、おはよっ」
「……おぁよ…」
頭をフラフラさせながらも、睦月は何とか体を起こす。
翔真だってまだ起きたばかりだし、昨日だって散々飲んだはずで、今がそこまで気分爽快とも思えないのに、どうしてそんな爽やかな笑顔で挨拶できるのか……潤には果てしなく謎だが、まぁ睦月が起きてくれたので、いいことにする。
「…………ショウちゃん……。カズちゃんは…?」
「え、カズ? そこで寝てるけど…」
目が覚めて、すぐそこに翔真がいることを不思議がらないということは、昨日の記憶がまったくないわけでもないのだろう、しかしどうして睦月は、亮でなく和衣のことを探しているのだろう。
「カズちゃん、カズちゃ…」
片手で目をこすりながら、もう片方の手で、側で寝ている和衣の肩を揺さぶる睦月。
どういう意味? と翔真は亮に視線を投げ掛けるが、亮にも意味は分からないようで、少し考えてから(…考える振りだったのかもしれないが)、首を傾げた。
もしかして、昨日2人で散々潤に迷惑を掛けたから、実は反省しているとか? それで、早く和衣を起こして、後片付けをするとか、自分の部屋に戻るとか、考えているとか…?
「カズちゃーん」
「…ぅ、ん……にゃに…?」
睦月にしつこく肩を揺さぶられ(こういうときの睦月はしつこいから)、和衣はようやく意識がはっきりしてきたのか、睦月の声に反応し始めた。
「あ、あれ…? むっちゃん? え、あれ?」
ゆっくりと目を開けた和衣は、睦月と違って、今自分の置かれている状況をいまいち理解できていないようで、側に睦月がいることにひどく驚いている。
さらには、ここが自分の部屋ではなく、睦月だけでなく、亮や翔真、そして潤までいることに気が付き、目を見開いた。
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