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オー! マイ・シュールラヴァー! 夢の中で待っていて頂戴 (5)
2013.08.05 Mon
またもアクセス障害…。
「つかさ、潤くん。むっちゃんの足、退かしてあげてよ。思っきしカズのお腹に乗ってる!」
何でこの状況で笑っていられるのかと亮は思うが、翔真はおかしくて堪らないようで(翔真も実はかなり酔っているのかもしれない)、睦月と和衣のヒドイ状態を指差し笑っている。
寝返りを打った睦月が、両手両足を投げ出していて、その右足が思い切り和衣のお腹の上に乗っているのだ。確かにヒドイ。
「ぜってぇヤダ。蹴っ飛ばされそう」
潤は眉を寄せて首を振る。
起きていて、しかも素面でも、睦月は平気で人の頭に雪玉をぶつけるような男なのだ。酔って寝ているときにしたことなんて、絶対に悪びれることなどないだろう。
そんなヤツの被害になんか、絶対に遭いたくない!!
「まぁ…それはあるかも。睦月、寝相悪いし」
睦月と同室の亮は、普段の睦月の寝ている姿を思い出し、頷いた。
飲み会で寝てしまった場合は、家でないことが頭の片隅にあるからなのか、床とテーブルの間に挟まって動けないからなのか、睦月は比較的ジッとしているのだが、いつもはベッドの上で、結構グチャグチャに動いている。
和衣のために足を動かしてやろうと手出しすれば、確実に蹴られるだろう。
「ほっときゃ、そのうち動くだろ」
そう言って潤は、睦月が動いたときに蹴られないよう、先ほどよりも睦月から距離をとった。
そして、潤のその言葉のとおり、数分もしないうち、睦月はモゾモゾと動いて和衣の腹の上から足を退かすと、今度は抱き枕のように和衣に抱き付いた。
「…カズ、暑そー」
翔真がポツリと呟いたが、抱き付いている睦月もやはり暑いのだろう、額に汗が浮かんでいる。この分だと、きっとまたすぐに動き出すに違いない。
とりあえず潤は、自分に被害が及ばなければいいので、和衣が暑かろうが苦しかろうが、どうでもいい(だって、好きで2人で飲んだのだ。そこまでの責任なんか持てない!)。
「っとに。ホント、こんなヤツのどこが…」
どこがいいんだ、と続けようとして、潤は口を噤んだ。亮の前で、このセリフは禁句だ。以前亮に、睦月の何がいいわけ? と言ってやったら、その後、散々惚気られたのは記憶に新しい。
睦月のことになると、亮は嫌味すらも通じないのだ。
「でも亮、むっちゃんがカズにくっ付いてるのはいいんだね。潤くんのときはめっちゃ怒ったのに」
睦月は汗を掻きながらも、ピトッと和衣に抱き付いているのに、言われてみれば亮は、先ほどの潤のときのように喚いたりしない。
潤にしたら、何となく理不尽…。
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「つかさ、潤くん。むっちゃんの足、退かしてあげてよ。思っきしカズのお腹に乗ってる!」
何でこの状況で笑っていられるのかと亮は思うが、翔真はおかしくて堪らないようで(翔真も実はかなり酔っているのかもしれない)、睦月と和衣のヒドイ状態を指差し笑っている。
寝返りを打った睦月が、両手両足を投げ出していて、その右足が思い切り和衣のお腹の上に乗っているのだ。確かにヒドイ。
「ぜってぇヤダ。蹴っ飛ばされそう」
潤は眉を寄せて首を振る。
起きていて、しかも素面でも、睦月は平気で人の頭に雪玉をぶつけるような男なのだ。酔って寝ているときにしたことなんて、絶対に悪びれることなどないだろう。
そんなヤツの被害になんか、絶対に遭いたくない!!
「まぁ…それはあるかも。睦月、寝相悪いし」
睦月と同室の亮は、普段の睦月の寝ている姿を思い出し、頷いた。
飲み会で寝てしまった場合は、家でないことが頭の片隅にあるからなのか、床とテーブルの間に挟まって動けないからなのか、睦月は比較的ジッとしているのだが、いつもはベッドの上で、結構グチャグチャに動いている。
和衣のために足を動かしてやろうと手出しすれば、確実に蹴られるだろう。
「ほっときゃ、そのうち動くだろ」
そう言って潤は、睦月が動いたときに蹴られないよう、先ほどよりも睦月から距離をとった。
そして、潤のその言葉のとおり、数分もしないうち、睦月はモゾモゾと動いて和衣の腹の上から足を退かすと、今度は抱き枕のように和衣に抱き付いた。
「…カズ、暑そー」
翔真がポツリと呟いたが、抱き付いている睦月もやはり暑いのだろう、額に汗が浮かんでいる。この分だと、きっとまたすぐに動き出すに違いない。
とりあえず潤は、自分に被害が及ばなければいいので、和衣が暑かろうが苦しかろうが、どうでもいい(だって、好きで2人で飲んだのだ。そこまでの責任なんか持てない!)。
「っとに。ホント、こんなヤツのどこが…」
どこがいいんだ、と続けようとして、潤は口を噤んだ。亮の前で、このセリフは禁句だ。以前亮に、睦月の何がいいわけ? と言ってやったら、その後、散々惚気られたのは記憶に新しい。
睦月のことになると、亮は嫌味すらも通じないのだ。
「でも亮、むっちゃんがカズにくっ付いてるのはいいんだね。潤くんのときはめっちゃ怒ったのに」
睦月は汗を掻きながらも、ピトッと和衣に抱き付いているのに、言われてみれば亮は、先ほどの潤のときのように喚いたりしない。
潤にしたら、何となく理不尽…。
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COMMENT-FORM
けいったん ⇒
ウィ((--*)(((*--))).oO,,ヒック!!...酔って
v(≧∇≦)v イェェ~イ♪...騒いで
{[(*-ェ-*)]}zzz...寝て と、むっちゃんと カズちゃんは やりたい放題!
慣れてる亮と 翔馬でも 少々呆れ気味なんだから
そりゃぁ 潤にしたら たまったもんじゃないよねーヾ( ̄▼ ̄||)ァハハ・・・
これ以上 潤が 被害を被らないように
なるべく なるべ~く 離れてた方が 良さそうですね!
それでも また 何か起こりそうだけど…苦笑_〆(´Д`ll)ハハッ...byebye☆
v(≧∇≦)v イェェ~イ♪...騒いで
{[(*-ェ-*)]}zzz...寝て と、むっちゃんと カズちゃんは やりたい放題!
慣れてる亮と 翔馬でも 少々呆れ気味なんだから
そりゃぁ 潤にしたら たまったもんじゃないよねーヾ( ̄▼ ̄||)ァハハ・・・
これ以上 潤が 被害を被らないように
なるべく なるべ~く 離れてた方が 良さそうですね!
それでも また 何か起こりそうだけど…苦笑_〆(´Д`ll)ハハッ...byebye☆
- |2013.08.05
- |Mon
- |11:26
- |URL
- |EDIT|
如月久美子 ⇒ >けいったんさん
見てる分にはかわいいけれど、絡まれたら、最高に鬱陶しいむっちゃん&カズちゃん。
亮タンももうお手上げ(+_+)/~~~
しっかりと距離を取った潤くんは、正解でしょうね(笑)
そしてもちろん、このままで終わるはずもなく……〆(´Д`ll)ハハッ ←まさにこんな顔です。
コメントありがとうございました!
亮タンももうお手上げ(+_+)/~~~
しっかりと距離を取った潤くんは、正解でしょうね(笑)
そしてもちろん、このままで終わるはずもなく……〆(´Д`ll)ハハッ ←まさにこんな顔です。
コメントありがとうございました!
- |2013.08.05
- |Mon
- |22:59
- |URL
- |EDIT|