スポンサーサイト
--.--.-- --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
- BL小説ランキング参加中です。クリックいただけたら嬉しいです。
- コメントや拍手、ありがとうございます。拍手の公開コメントへのお返事はこちらから。それ以外は、コメントをいただいた記事に返信いたします。
- お題配布サイト「明日」はひっそりまったり更新中です。毎日更新しない日誌「遊び心がない」もよろしくね。
カテゴリー:スポンサー広告
絶望ルーレット (6)
2013.07.07 Sun
「材料とかね、冷蔵庫の中、いろいろ入ってると思う。森下に何か買ってきといて、て言っといたから」
「はぁ…」
森下さん…、相変わらずいいように遣われてますね…。
出張で家を空けるのに、残った先生のために材料を買わされて。それを料理するのは俺、食べるのは先生……と有沢さん。他の男に食わすメシの材料、買わされてる…。
つか、有沢さんいるのに、普通に森下さんの名前出すとか…。
もしかして、お互い公認?
…それはそれで、何かおぞましい…。
「えと…冷蔵庫、開けますよ? ――――て、先生、何でこっち来るんすか!?」
たぶん勝手に開けてもよかったんだろうけど、一応断ろうと振り返ったら、ソファのところにいると思った先生が、俺の後ろにくっ付いて来てたから、ビビった。
「だって、マナくんのそばにいたい…」
「…歩くの、大変なんじゃないんですか?」
「大変…」
先生はヨロヨロとダイニングテーブルのところの椅子に座った。
ホントもう…具合悪いときくらい、大人しくしててよ…。
「で、何作ってくれるの?」
「えと…、チャーハンとかは…」
ご飯が炊けてなくても、きっと前にみたいにパックのご飯はあるだろうし、森下さんがいろいろ買って来てくれてるなら、卵ぐらいはあるだろうから。
それに冷蔵庫の横に野菜がいろいろ置いてあるから、野菜炒めとかもいいかも。
「いいねっ! 俺、チャーハン好き! あ、でもマナくんのほうがもっと好きだけどね!」
「…………、そうですか」
別に先生に好かれたいとは思ってないけど、チャーハンと比べられても…。
「俺もチャーハン好きだよん。早く食べたいなぁ」
「有沢、お前まだいたのかよっ! マナくん、有沢の分なんか作んなくていいからね!」
先生しかこっちに来なかったから、俺も、有沢さん帰ったのかと思ってたけど、そうじゃなかったみたい。有沢さんは先生の隣に座って、また先生にちょっかい出してる。
つか…、先生は有沢さんの分を作らなくていい、て言うけど、そこに有沢さんがいて、食べたいとか言ってるのに、作らないていうのも…。
とりあえず、ちょっと多めに作って、盛り付けるときに考えればいっか。
「あ、マナくん、エプロン」
「はぁっ?」
先生と言えばコスプレ、て思ってるから、エプロンと聞いて、またか! て思って睨みながら振り返ったら、先生が手に持ってたのは、一見普通のエプロンだった。
back next
「はぁ…」
森下さん…、相変わらずいいように遣われてますね…。
出張で家を空けるのに、残った先生のために材料を買わされて。それを料理するのは俺、食べるのは先生……と有沢さん。他の男に食わすメシの材料、買わされてる…。
つか、有沢さんいるのに、普通に森下さんの名前出すとか…。
もしかして、お互い公認?
…それはそれで、何かおぞましい…。
「えと…冷蔵庫、開けますよ? ――――て、先生、何でこっち来るんすか!?」
たぶん勝手に開けてもよかったんだろうけど、一応断ろうと振り返ったら、ソファのところにいると思った先生が、俺の後ろにくっ付いて来てたから、ビビった。
「だって、マナくんのそばにいたい…」
「…歩くの、大変なんじゃないんですか?」
「大変…」
先生はヨロヨロとダイニングテーブルのところの椅子に座った。
ホントもう…具合悪いときくらい、大人しくしててよ…。
「で、何作ってくれるの?」
「えと…、チャーハンとかは…」
ご飯が炊けてなくても、きっと前にみたいにパックのご飯はあるだろうし、森下さんがいろいろ買って来てくれてるなら、卵ぐらいはあるだろうから。
それに冷蔵庫の横に野菜がいろいろ置いてあるから、野菜炒めとかもいいかも。
「いいねっ! 俺、チャーハン好き! あ、でもマナくんのほうがもっと好きだけどね!」
「…………、そうですか」
別に先生に好かれたいとは思ってないけど、チャーハンと比べられても…。
「俺もチャーハン好きだよん。早く食べたいなぁ」
「有沢、お前まだいたのかよっ! マナくん、有沢の分なんか作んなくていいからね!」
先生しかこっちに来なかったから、俺も、有沢さん帰ったのかと思ってたけど、そうじゃなかったみたい。有沢さんは先生の隣に座って、また先生にちょっかい出してる。
つか…、先生は有沢さんの分を作らなくていい、て言うけど、そこに有沢さんがいて、食べたいとか言ってるのに、作らないていうのも…。
とりあえず、ちょっと多めに作って、盛り付けるときに考えればいっか。
「あ、マナくん、エプロン」
「はぁっ?」
先生と言えばコスプレ、て思ってるから、エプロンと聞いて、またか! て思って睨みながら振り返ったら、先生が手に持ってたのは、一見普通のエプロンだった。
back next
- 関連記事
-
- 絶望ルーレット (7) (2013/07/08)
- 絶望ルーレット (6) (2013/07/07)
- 絶望ルーレット (5) (2013/07/06)
- BL小説ランキング参加中です。クリックいただけたら嬉しいです。
- コメントや拍手、ありがとうございます。拍手の公開コメントへのお返事はこちらから。それ以外は、コメントをいただいた記事に返信いたします。
- お題配布サイト「明日」はひっそりまったり更新中です。毎日更新しない日誌「遊び心がない」もよろしくね。
カテゴリー:HA-HA! 僕らマッチ箱みたいな世界で生きてる